メダカの稚魚のグリーンウォーターは必要?作り方とは?

メダカを飼育していると、
たまにグリーンウォーターと言う
言葉を聞くことがありますよね?

メダカに良いとは聞くけど、
見た目がなんだか気持ち悪いし、
管理も難しそうですよね。

そこで今回は、
グリーンウォーターについて
作り方からメリットまで
詳しくご紹介します。

メダカの稚魚にグリーンウォーター!4つのメリットとは?

グリーンウォーターって
メダカに良いとは聞くけど、
実際どんなメリットがあるのか
気になりますよね?

この章では、グリーンウォーターの
4つのメリットについて詳しくご紹介します。

⒈栄養が多い

グリーンウォーターの中には
無数の植物プランクトンが漂っています。

この植物プランクトンがメダカにとって
とても良いエサとなります。

さらに、植物プランクトンをエサにする
ミジンコなどの微生物も殖えるので、
メダカにとって栄養が多い環境になるのです。

バランスが取れていればエサをあげなくても
飼育できるくらい、栄養が多くなります。

⒉メダカが丈夫になる

上でも述べましたが、
グリーンウォーターは
とても栄養分が多い水です。

植物プランクトンや
動物プランクトンが豊富で
メダカたちはいつでも栄養抜群の
エサを食べられる環境です。

天然のエサには、
人工のエサには含まれていない
栄養価が沢山含まれています。

そのため、グリーンウォーターで
育ったメダカはとても丈夫に育つのです。

⒊メダカの色付きが良くなる

グリーンウォーターの中にいる
スピルリナと言う植物プランクトンには
色揚げ効果のある成分が含まれています。

そのため、グリーンウォーターで育ち、
植物プランクトンを食べたメダカは
色付きがよくなります。

また、少し濁った水の中で過ごすため、
保護色として色付きが良くなることも
考えられます。

⒋稚魚の生存率が高い

メダカの稚魚を育てる上で
ネックなのがエサやりです。

稚魚はエサを1日に何回も必要とするので
仕事をしていたりすると、
タイミングがなかなか難しいですよね。

また、エサをあげても
口に入る大きさのエサでなかったり、
他のメダカに取られてしまったり、
実際にはあま食べられていない
可能性もあります。

すると、成長に影響が出てしまったり
時には餓死してしまうこともあります。

グリーンウォーターの中には
稚魚のエサとなる栄養満点の
植物プランクトンが沢山漂っています。

つまり、グリーンウォーターの中であれば
稚魚は常にエサを食べられる状態なのです。

そのため、稚魚の生存率が高く、
理想的な環境と言えます。

メダカのグリーンウォーターの正体とは?

#グリーンウォーター #メダカ #ビオトープ

畑原翔弥さん(@shoya___gk_31)がシェアした投稿 – 2017年 9月月24日午前2時51分PDT

グリーンウォーターの正体はアオコなどの
藻類が大量発生した状態の水のことです。

藻類が大量に浮遊しているため、
濁った緑色に見えます。

条件によって、原因となる藻類は違いますが
メダカの水槽に適したグリーンウォーターは
緑藻類が発生したグリーンウォーターです。

緑藻類が発生したグリーンウォーターは
バクテリアがしっかりと機能し、
きれいな状態
の水です。

藻類の種類によっては、
有機物過多になってしまったり、
バクテリアが活動できない環境になっています。

緑色の水でも、茶色がかっていたり、
ドロっとしている場合は注意が必要です。

メダカのグリーンウォーターの作り方をご紹介!

グリーンウォーターの簡単な作り方は
バケツに水を汲み、日光に当たる場所に
置いておく
ことです。

2週間ほどすると、立派な緑色の
グリーンウォーターができあがるでしょう。

それを種水として水槽に入れれば、
水槽内の水が徐々に
グリーンウォーターになります。

ただ、冬場は日光が弱いので
時間がかかることもあるので注意しましょう。

既にグリーンウォーター化した水槽の水や、
市販のグリーンウォーターを
種水として使用する方法もあります。

この場合、バケツや水槽の水に対して
5%の種水を入れると
数日でグリーンウォーターになります。

早くグリーンウォーターが欲しい場合は
この方法がおすすめです。

メダカのグリーンウォーターの濃さはどれくらいがいいの?

いくらメリットが豊富な
グリーンウォーターと言えど、
デメリットもあり万能ではありません。

植物プランクトンが殖えすぎると
夜間に消費する酸素の量が増加し、
酸欠を引き起こしてしまいます。

そのため、定期的に濃さをチェックしましょう。

よく言われるのは、飲み頃の緑茶の色です。

これ以上濃くなりすぎた場合、
換水をして濃度を薄くしてあげましょう。

日光が強い夏場は、植物プランクトンの
増殖スピードが早いので
こまめに観察をしてあげましょう。

メダカのグリーンウォーターは市販のものならどれがおすすめ?

1.クロレラ水

出展:https://www.rakuten.ne.jp/gold/chanet/

生のクロレラが入った商品です。

1本でちょうど60cm水槽1つ分になり、
面倒な軽量が不要です。

手軽に利用できるのが魅力ですね。

2.特濃!ミドリムシ ユーグレナ

出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/fish-neos/

健康食品でも有名な
ユーグレナ(ミドリムシ)が入った商品です。

50種類以上の栄養素を含んでいる
と言われるミドリムシのため、
メダカのエサとして非常に優秀です。

ミドリムシはミジンコの
餌としても優秀なため
よりメダカの健康維持に役立ちます。

3.濃縮生クロレラ

出典:https://oitamedakabiyori.com/

メダカ専門店が販売する生クロレラです。

メダカに害のない藻類だけで作られているため、
安心して使用することができます。

もともとは、ミジンコやワムシなどの
動物プランクトンのために
開発された商品なので、
水槽内でも栄養価満点の
動物プランクトンが殖えるのが嬉しいですね。

メダカの稚魚はいつまでグリーンウォーターで飼育する?

メダカの稚魚がグリーンウォーターで
飼育できる期間は特にありません。

成魚にもメリットがたっぷりあるので
一生涯グリーンウォーターで
飼育するのもおすすめです。

グリーンウォーターであれば、
知らぬ間に産まれた稚魚のエサもあるので、
気づいたら可愛い赤ちゃんが
泳いでるなんてこともありますよ。

ただ、グリーンウォーターにも
デメリットはあります。

グリーンウォーターは
水槽の中が見え辛い
のです。

メダカの健康状態等を確認し辛いので、
万が一病気になった時に
気づくのが遅れる可能性があります。

また屋外では、ヤゴやゲンゴロウなどの
肉食の昆虫が混入してしまったときなどに
知らぬ間にメダカが食べられてしまう
恐れもあります。

そのため、通常の水槽以上に
こまめに観察することが大切になります。

グリーンウォーターの掃除はどうやってすればいい?

グリーンウォーターの掃除は
基本的には通常の水槽の掃除と変りません。

ただ、注意点としてはまず、
必ずカルキ抜きした水を使って下さい。

グリーンウォーターのもとになる
植物プランクトンは
カルキによって死滅してしまいます。

植物プランクトンが死んでしまうと、
水質の悪化に繋がりますので、
必ずカルキ抜きはしましょう。

また、水を替える量は、
水量の1/3程度にしましょう。

あまり一気に水を替えてしまうと、
植物プランクトンがpHショックで
死んでしまいます。

水を替えた後は一時的に緑色が薄れます。

時間が経てば、植物プランクトンが殖えて
また元の色に戻るので安心して下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

グリーンウォーターには
メダカにとってメリットが沢山あります。

観察をしにくいのがやや欠点ですが、
メダカの健康維持や稚魚の育生には
ぴったりの環境です。

メダカの飼育に慣れてきたら
グリーンウォーターでの飼育に
チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。


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