近年は”空前のメダカブーム”なんて
言われていますよね。
ここまで人気が高まったのは、
流行のボトルアクアリウムなどでも
手軽に飼育できることのほか、
色や形のバリエーションが
非常に豊富であることも
理由のひとつでしょう。
現在、日本にはなんと
450種類以上ものメダカが
存在するのだそうですよ!
これからメダカを飼い始める方は、
どの子をお迎えしようか
迷ってしまいそうですね。
そこで今回の記事では、
鑑賞用として人気のメダカ10種の
特徴や値段をご紹介したいと思います。
メダカの種類と値段を一覧でご紹介!
日本の川や田んぼなどでも
泳ぐ姿を見ることができるメダカは
私たち日本人にとって馴染み深い魚ですが、
ここ20年くらいの間で
品種改良が盛んに行われたことによって
現在では多くの種類が作出されています。
観賞用として販売されている
メダカの価格は安いもので数十円、
ちょっと珍しい種類でも数百円ほど。
ペットとしてはかなりリーズナブルですが、
改良種の中には1匹100万円(!)もするような
レアな種類もいます。
さて、皆さんはこれから
どんなメダカをお迎えしたいですか?
人気のメダカ10種の特徴と
販売価格の相場を見ていきましょう!
⒈ヒメダカ
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「メダカ」と言われて
皆さんが真っ先に思い浮かべるのが、
このヒメダカではないでしょうか。
改良種の中ではもっともポピュラーで、
小学校の学習教材などにも掲載されています。
ヒメダカは「緋メダカ」とも書くように、
明るいオレンジ色や黄色の体色が特徴です。
とても丈夫で飼育しやすく、
価格も1匹数十円ほどとリーズナブル。
初心者さんの最初の一匹として
選ばれることが多いメダカです。
⒉黒メダカ
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現在はペット用として販売されていますが、
もともとは日本各地の小川や田んぼなどに
古くから生息していた野生のメダカ。
皆さんにもお馴染みの
童謡「めだかの学校」に登場するのは
この黒メダカなのだそうですよ。
薄墨色の体色は
色鮮やかな改良種と比べると
少々地味な印象を受けますが、
日本の魚ならではの味わい深さが魅力です。
野生というだけあって、
体の丈夫さはメダカの中で随一。
気候の変化にも順応できるので、
屋外飼育にも向いています。
価格は1匹100円前後と、
ヒメダカ同様に安価です。
⒊白メダカ
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色素をほとんど持たない白メダカは、
その名のとおり白い体が特徴です。
体色には個体差があり、
雪のように真っ白なものから
わずかに黄味がかったものまで様々。
白色の濃いのは「ミルキー」、
淡いのは「シルキー」、
黄味がかったのは「クリーム」と、
色合いによって
呼び名が変わることもあります。
色素を持たないぶん
直射日光や暑さに弱い傾向があるので、
屋内で飼育するのが無難でしょう。
緑鮮やかな水草のある水槽に入れると、
その白さが際立ってとても綺麗です。
価格は150~200円。
ヒメダカや黒メダカに比べると
少し高価になりますが、
観賞魚としては安価なほうです。
⒋青メダカ
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「青」と聞いて
熱帯魚のような鮮やかな青色を
想像する方もいると思いますが、
実際はほんのり青みがかった
白メダカという印象です。
青メダカの体色をもっとも美しく見せるのは
日光やライトなどの光の下。
光を受けた背が放つ青白い輝きは、
思わず見惚れてしまうほどです。
群泳させるとより見応えがあるので、
複数で飼育するのがおすすめ。
1匹100~200円前後と安いので、
群れでのお迎えしても
それほどの出費にはなりません。
⒌楊貴妃メダカ
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ヒメダカをさらに改良した品種で、
金魚のように鮮やかな朱赤色が特徴。
絶世の美女と謳われた
楊貴妃の名がつくだけあって
とても美しいメダカで、
昨今のメダカブームの
火付け役にもなりました。
この美しい体色を保つには、
色の濃い容器で飼育したり
色揚げ用の餌を与えるのが良いそうです。
価格は安いもので200円~500円前後、
種類によっては1000円前後で
販売されることもありますが、
最近はだいぶ安価になりつつあります。
⒍幹之メダカ
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他のメダカよりも虹色細胞を多く持つ
幹之(みゆき)メダカの特徴は、
何といっても美しい光沢です。
光を浴びて宝石のように輝く姿は、
多くのメダカファンを虜にしてきました。
光る範囲や度合いによって
グレード分けがなされており、
背中全体が光るのは「スーパー」、
頭まで光るのは「鉄仮面」と呼ばれます。
光る範囲が広いほど飼育や繁殖が難しく
そのぶん価格も高くなる傾向があり、
頭から背中まですべてが光る
「鉄仮面」クラスになると、
1匹5,000円もの高値をつけることも!
一方、光の少ない個体は
500円前後で販売されているので、
初めての方は低価格のものから
飼育に挑戦すると良いでしょう。
たとえ価格が安くても、
その独特の輝きはとても魅力的です。
⒎アルビノメダカ
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動物学では、
先天的にメラニン色素が
欠乏した個体のことを
「アルビノ」といいます。
アルビノの性質を持つメダカは、
体が透き通るほど白いのが特徴です。
中には内臓や骨の形が
観察できるものもいるようですよ。
また、目にも色素細胞がないため、
アルビノメダカの目は赤色です。
ここが普通の白メダカとの
大きな違いですね。
アルビノは普通種に比べて体が弱く
視力もあまり良くないため、
飼育の難易度は高め。
メダカ飼育の経験をある程度積んだ
ベテラン向けの品種と言えるでしょう。
ペアで販売されることが多く、
価格は1ペア800~1,000円前後です。
⒏ダルマメダカ
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普通のメダカよりも体長が短く
ずんぐりとした体型がユニークなメダカ。
1匹1,000円前後とやや高価ですが、
ぽっこりと出たお腹や
お尻をフリフリさせて泳ぐ姿が
とても可愛らしく人気があります。
通常よりも背骨の数が少ないために
このような形をしているのですが、
そのぶん内臓に負担がかかるため
体はあまり丈夫ではなく、
寿命も短め。
泳ぎもあまり上手でないので、
他の種類との混泳も不向きです。
ダルマメダカを迎えるのは、
ある程度メダカ飼育に
慣れてからのほうが良いでしょう。
⒐オロチ
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品種改良によって誕生した
黒色のメダカの中でも
ひときわ真っ黒なものは
「オロチ」と呼ばれています。
各ヒレまでしっかり黒色が乗ったその体は
存在感があってかっこいいですね。
どんな環境で飼育しても
色飛びしないのも魅力のひとつです。
価格は1匹1,000円前後ですが、
ペットショップなどでの販売は
今のところほとんどないようです。
筆者もいくつかのショップを
探してみましたが、
扱っているところはありませんでした。
購入は通信販売が確実でしょう。
10.ホタルメダカ
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独特のメタリックな輝きを持つ品種で、
ヒカリメダカとも呼ばれています。
普通のメダカは
お腹のあたりに虹色細胞を
多く持っていますが、
ホタルメダカは
それが背中側にもあるために
全身が輝いているように見えるのです。
また、背ビレと尻ビレが同じ形で
尾ビレがひし形をしているのも
ホタルメダカの特徴のひとつ。
ヒレが大きいぶん見た目が豪華で、
泳ぐ姿も美しく優雅です。
体色によって「楊貴妃ホタル」や
「黄金ホタル」などの種類に分けられており、
価格は1,000円前後と少々高め。
その美しい輝きをより堪能したい方は、
黒色の容器での飼育がおすすめです。
メダカの種類によっても性格は違うの?
メダカの性格は、
種類というよりも個体によって
それぞれ異なるようです。
基本的にメダカは穏やかな性格で、
仲間同士で喧嘩をすることは
ほとんどないのですが、
仲間を追い回したり
ちょっかいをかけたりする個体を
時々見かけることがあります。
やんちゃな性格なのでしょうね。
そのほか、
群れを好まない”1匹狼”タイプや
おっとりしたマイペースなタイプなど、
メダカ水槽を観察していると
一匹ごとにそれぞれ性格があるのが
よくわかりますよ。
皆さんもメダカをお迎えしたら、
ぜひ性格にも注目してみてください!
メダカの種類が違っても同じ水槽に入れても大丈夫?
メダカは一部のレアな種類を除けば
1匹数百円程度と値段も安いので、
「どうせなら色々な種類を飼育してみたい!」
という方もいるでしょう。
種類の異なるメダカが泳ぐ水槽は、
華やかで見応えがありますよね。
基本的に複数種での混泳は可能ですが、
次の種類だけは注意が必要です。
混泳に向かないメダカの種類
- ダルマメダカ
⇒泳ぎがあまり上手くない。 - アルビノメダカ
⇒生まれつき弱視。
先ほどお話したように、
ダルマメダカは体の構造上
泳ぐのがあまり上手ではありません。
アルビノメダカは
生まれつき視力が弱く、
体も丈夫でない個体が多いようです。
どちらも混泳させると
うまく餌を食べられない可能性があるので、
同じ種類同士での飼育がおすすめです。
また、特定の種類のメダカを
繁殖させたいという場合も、
他の種類との混泳は避けましょう。
まとめ
今回の記事では、
鑑賞用として人気のメダカ10種の
特徴や値段をご紹介してまいりました。
お気に入りの子は
見つかりましたでしょうか?
どの種類も違った魅力がありますが、
初めてメダカ飼育に挑戦する場合は
丈夫で育てやすい種類から
飼い始めることをおすすめします。
こちらの記事では
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