メダカの水換えって少々面倒ですよね。
できれば水換えをしたくないなんて
人も多いのではないでしょうか?
水換えは、メダカ達が
健康に過ごすために欠かせない事です。
メダカの水換えは、状況によって、
頻度や必要度が変ってきます。
今回は、メダカの水換えについて
詳しく解説します。
水換えを楽にしてくれるアイテムも
ご紹介しますので、チェックしてみて下さい。
メダカの水換えは不要?それとも必要?状況別にご紹介!
メダカの水換えは、状況によって
不要な場合と、必要な場合があります。
状況ごとに理解しておくと
余計な手間も省くことができます。
そこで、水換えが必要な場合と、
不要な場合、それぞれの状況について
解説していきます。
⒈メダカの水換えが不要な場合
メダカを屋外のビオトープで飼育している場合は
水換えが不要な場合があります。
ビオトープは、水草や生き物が
それぞれ役割を持ち
小さな生態系を形成しています。
それぞれの生き物のバランスが取れていると、
水換えをしなくても水質が維持できますが、
逆に水を換えてしまうと
バランスが崩れてしまうこともあります。
メダカの調子が良く、コケも生えない場合は
水換えはしなくても大丈夫です。
もちろん、メダカの様子をしっかり観察して
変化がないか注意しましょう。
⒉メダカの水換えが必要な場合
屋内の水槽の場合は、生き物や水草だけでは
水質のバランスが取りづらいので
水換えが必要になります。
また、ビオトープでも
バランスが上手く取れず、
メダカの調子が悪かったり、
コケが生えすぎる場合は
水換えをした方が良いでしょう。
日頃の観察が何よりも大切です。
メダカの水換えのコツ!知っておくべき3つの事とは?
水換えはただ水を新しく換えれば
良いと言うわけではありません。
メダカに悪影響が出ないよう
水換えのコツを3つご紹介します。
1.新しい水の水温・水質を整えておく
替えをする時、新しい水の水温や水質が
元々の水と大きく違うと、水を入れた際に、
メダカがショックを起こす可能性があります。
そのため、必ず新しい水の水温や水質は
元々の水と合わせて整えておく必要があります。
水温は比較的合わせやすいですが、
pHが違う場合は市販のpH調整剤を
使用すると、簡単に調整できます。
⒉水はホースなどを使ってゆっくり優しく入れる
新しい水を水槽に入れる際、
バケツから勢いよく水を
入れてしまわないように注意しましょう。
勢いが良すぎると、メダカが水流に
巻き込まれ弱ってしまう可能性があります。
特に稚魚や幼魚は死んでしまう
事もあるので注意しましょう。
また、砂を巻き上げてしまうと、
濁りが発生してしまいますし、
水草も砂から抜けてレイアウトを
壊してしまうことになります。
そのため、ホースなどを使って
ゆっくり優しく入れるようにしましょう。
⒊水換えとフィルターなどの他のものは同時に掃除しない
水を換えると、水槽内の有害な
物質を除去出来ますが、
同時に有益なバクテリアも
少なからず除去してしまいます。
バクテリアが一時的に少なくなると、
水質が悪化しやすくなるので注意が必要です。
また、フィルターの掃除も
目詰まりしたゴミなどを除去するのと同時に
バクテリアの数を減らしてしまいます。
そのため、水換えとフィルターなどを
同時に掃除すると一気にバクテリアの減り、
水質を悪化させてしまいます。
必ず、水換えとフィルター掃除は別々の日に
するようにしましょう。
メダカの水換えの方法&手順をご紹介!
まず、新しい水を用意します。
水道水を1日くみ置きするか、
カルキ抜きを使って塩素を抜き、水槽の水と
温度差があまりないように調節します。
次に、水換え用のポンプや、
ホースを使って水を1/3抜きます。
排泄物や、餌の残りも一緒に
吸ってしまいましょう。
この際、間違えてメダカを
吸ってしまわないように注意しましょう。
そして、目の細かい網を使い、
水槽内のゴミを取り除きます。
砂が舞わないように注意します。
また、ガラスが汚れていたり、
コケが生えている場合は、
スポンジを使って落とします。
きれいになったら、用意しておいた水を
水槽内にゆっくりと入れます。
この時も砂が舞わないように注意します。
水換え直後は、メダカの調子が変ったり、
設備の不具合が起きやすいので
よく観察しましょう。
メダカの水換えを簡単にしてくれるアイテムはある?
メダカの水換えをする際、
ちょっとしたアイテムを用意すると
水換えがもっと簡単になります。
この章では、水換えを簡単にしてくれる
おすすめのアイテムを3つご紹介します。
プロホース
水換え用の排水ポンプは
灯油用の物を流用しても良いですが
熱帯魚メーカーから、砂掃除を一緒にできる
ホースが販売されているのでおすすめです。
このホースを使えば、
砂を舞い上がらせることなく、
水換えと同時に砂の汚れも取れるので、
より水質をきれいにすることが出来ます。
カルキ抜き
バケツに汲んだ水道水を一晩おいておくと
塩素を抜くことができます。
もともと水換えを予定して
汲み置きができればいいですが、
急遽水を換える場合など困ってしまいます。
カルキ抜きがあれば、
事前に汲み置きも必要なく、
急な水換えも可能なので1本あると便利です。
三角定規
水槽のコケを落とすとき、
スポンジでも良いですが、
三角定規があると便利です。
三角定規の長辺の部分を水槽に斜めに当てて
上下すると簡単に落とすことができます。
また、スポンジの場合、
水槽の角など細かい部分の
コケが落としにくいですが、
三角定規があれきれいにしやすいです。
専用の、スクレーパーという道具もありますが、
三角定規は百円ショップの物で十分なので
家計にも優しくておすすめです。
メダカの水換えの頻度はどれくらい?
メダカの水換えは、ただむやみに
換えれば良いと言うわけではありません。
季節や状況により、その頻度は変ってきます。
この章では、水換えの頻度について解説します。
⒈屋外のメダカの水換えの頻度
屋外の場合、季節の影響を受けるため、
季節によって水かえの頻度も変ってきます。
春と秋は、水槽の様子を見て
2週間に1回を目安に水を換えましょう。
汚れが目立つようであれば、
もう少しこまめに換えても問題ありません。
大掃除をする場合は、春や秋が最適です。
夏は水温が上がり、メダカの活性が上がり、
餌の量や排泄物の量が増えるため
毎週水を換えましょう。
高水温のため、排泄物が多いと
水質悪化が早くなりますので、
少量の水換えを適度にすると効果的です。
冬は、メダカが冬眠しているため
水は換えないようにしましょう。
⒉室内のメダカの水換えの頻度
室内のメダカの水槽の場合は、
季節があまり関係ありませんので、
1年を通して
1~2週間に1回水換えをしましょう。
水槽が小さいほど、またメダカの量が多いほど
水換えの頻度が高くなります。
たとえ水の見た目がきれいでも
定期的に水を換えることが大事です。
メダカの水換えは冬はしないほうがいい理由とは?
メダカは冬に冬眠する魚です。
メダカは越冬中、
なるべく動かないようにして
体力の消耗を抑え、
春まで生き延びようとしています。
むやみに行動させると、無駄な体力を消耗して
衰弱死してしまう場合もあります。
そのため、
冬は水換えをしない方が良いでしょう。
室内の水槽の場合、冬眠はしませんので
水換えをして構いません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水換えは、いろいろな手間もかかりますが、
メダカの健康を
維持するためにも大事なことです。
予め手順やコツを知っておけば
スムーズに水を換えることができますよ。
きれいになった水槽の中で、
気持ちよさそうに泳ぐメダカを見ると
水換えの疲れも吹き飛びます。
しっかりと水を換えてあげて、
メダカ達の健康を守ってあげて下さい。