飼いやすい大型の熱帯魚ランキング厳選5選!丈夫で強い種類って?

熱帯魚ファンの皆さんの中には、
「いつか大型種を飼育してみたい!」
思っている方も多いのではないでしょうか。

小型の色鮮やかな種類を群泳させた
華やかなアクアリウムも素敵ですが、

アロワナなどの大型種が
単独で威風堂々と泳ぐ姿も
迫力満点でかっこいいですよね。

ただ、大型の熱帯魚の中には
水質や餌などにうるさく
飼育難易度が高いものも多いので、

初めて飼う場合は
比較的飼いやすい丈夫な種類
選ぶと良いでしょう。

そこで今回の記事では、
強くて丈夫な大型熱帯魚の種類を
ランキング形式でまとめてみました。

飼い方のコツや注意点なども
ご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてください!

①オスカー


出典:https://www.shopping-charm.jp/

中~大型の入門種といえば、
この「オスカー」。

南米原産のシクリッドの代表種で、
「アストロノータス」の名でも
知られています。

昔から観賞魚としての人気が高く、
現在では品種改良によって
多数の個性的な品種が作出されています。

体色や模様の出方でも雰囲気が違うので、
自分好みの個体を探すのも楽しいですよ。

体長は最大で40cmほどで、
90cm水槽であれば終生飼育が可能。

少々水を汚しやすいので
週1回程度の換水は必要ですが、

体は基本的に丈夫で
餌も選り好みせず何でも食べるため
飼育はさほど難しくありません。

ただし肉食性なので、
オスカーの口に入るサイズの魚との
混泳は避けてください。

また、人間に良く慣れるのも
オスカーの大きな特徴で、
飼育者が近付くと寄ってきたり
ダンスを披露してくれることも。

こちらの動画のように、
手から直接餌を食べてくれる
個体もいるんですよ!

こうして触れ合うことができるのも、
オスカーが愛されている理由の
ひとつかもしれませんね。

【オスカー】基本情報
  • 最大体長:約40cm
  • 飼育に適した水温:22~28℃
  • 飼育に適した水質:弱酸性~中性
  • 餌:人工飼料・生餌
  • 飼育上の注意:小型種との混泳は不可

②フラワーホーン


出典:https://www.shopping-charm.jp/

フラワーホーンは、
フラミンゴシクリッドと
トリマクラートゥスを交配して作られた
まだ新しい品種の魚です。

人工的に作られた種なので、
もちろん自然界には存在しません。

彼らの特徴は、
フラミンゴシクリッドにもある
額の大きな”コブ”

成長とともに発達しますが、
最近ではコブを大きく立派にするための
餌も販売されているようですよ。

体長は最大で約30cmほど。

水質の悪化や水槽の狭さなどに
ストレスを感じにくいタフな魚なので、
60cm水槽でも飼育可能でしょう。

餌にもこだわらず
何でもよく食べますが、
アカムシなどの生餌を与えると
コブの発達が良くなるようです。

フラワーホーンもまた
人間によく懐く魚として知られており、
こちらの動画は日本でも話題となりました。

まるで犬のように、
玩具を器用に運んでいるんです!

フラワーホーンは、
東南アジアなどの風水を重んじる国では
”幸せを呼ぶ魚”と呼ばれて
人々に愛されているのだとか。

確かに、愛嬌たっぷりの見た目と
魚とは思えないほどの人懐こい性格は、
飼育者さんに笑顔をもたらしてくれるに
違いありませんね。

ただ、人間には愛想が良くても
他魚には気の荒いところを見せるので、
混泳は避けたほうが良いでしょう。

【フラワーホーン】基本情報
  • 最大体長:約30cm
  • 飼育に適した水温:20~28℃
  • 飼育に適した水質:弱酸性~中性
  • 餌:人工飼料・生餌
  • 飼育上の注意:気が荒いので混泳は不可

③ポリプテルス


出典:https://www.shopping-charm.jp/

ポリプテルスは、
今から4億年以上前のデボン紀には
既に生息していたと言われる古代魚です。

歴史に関心の深い方は、
恐竜を彷彿とさせるそのスタイルに
太古のロマンを感じることでしょう。

底床を這うようにして泳ぐ姿は
爬虫類のようにも見えます。

ポリプテルスにも様々な種類がいますが
中でも写真の「セネガルス」は、

体長30cmほどと小柄で丈夫、
さらに安価で購入できることから
入門種としておすすめ。

人工餌も問題なく食べてくれますよ。

穏やかでおとなしい性格なので、
同じような性格・サイズであれば
他魚との混泳も可能です。

ただ、ひとつ注意しておきたいのが
「飛び出し」による事故。

物音や人の気配に驚いて
いきなり飛び出すことがあるので、
普段から水槽の蓋はしっかり閉めて
重しをのせておきましょう。

【ポリプテルス】基本情報
  • 最大体長:30cm~1m前後(品種による)
  • 飼育に適した水温:25~28℃
  • 飼育に適した水質:中性
  • 餌:人工飼料・生餌
  • 飼育上の注意:飛び出し防止のため、
    水槽の蓋はしっかり閉める。

④ダトニオ


出典:https://www.shopping-charm.jp/

黄色の体色に黒色の縞模様を持つことから
”タイガーフィッシュ”とも呼ばれるダトニオ。

この縞の本数や入り方によって
グレード分けがなされており、
より美しい模様を持つ成魚には
100万円以上もの高値がつけられることも!

幼魚だと1,000~5,000円程度で
購入が可能ですが、

大きく成長させるまでに費用がかかるため
少々高くても成魚を購入したほうが
良いというアクアリストもいるようです。

そんな高価なダトニオですが、
飼育はそれほど難しくなく
うまく育てれば10年くらい生きてくれる
長生きな魚です。

体長は最大50cm、
体高は30cmほどまで大きくなるので、
最初から大型の水槽で
飼育を始めると良いでしょう。

餌は人工飼料も食べてくれますが、
最初は食い付きが悪い傾向があるので
餌付けるには少し時間が必要です。

またダトニオは水質に敏感で、
水が汚れてくると目が濁ってきたり
体色が褪せてくることがあります。

このサインを放っておくと、
見た目の美しさが損なわれるばかりか
失明や死に至る恐れもあるので、
すみやかに換水しましょう。

【ダトニオ】基本情報
  • 最大体長:50cm前後
  • 飼育に適した水温
  • 飼育に適した水質
  • 餌:人工飼料・生餌
  • 飼育上の注意:水が汚れると目が濁ったり
    体色が褪せることがある。

⑤シルバー・アロワナ


出典:https://www.shopping-charm.jp/

言わずと知れた”熱帯魚の王様”アロワナ。

中でもシルバー・アロワナは、
アロワナの中でももっともポピュラーな種で
入門種として親しまれています。

その優雅で美しい見た目のわりに
値段は3,000~5,000円と手頃なので
初めて飼う方も手が出しやすいでしょう。

ただ、皆さんもご存知のとおり
アロワナは最大1m前後にまで
成長する大型種であるため、

それを見越したうえで
水槽を用意しなくてはなりません。

体の柔軟性にも欠けるので、
自由に泳ぎ回らせるためには
奥行もそれなりにあったほうが良いですね。

幅150cmの水槽を新品で購入した場合、
価格は約10万円。

アロワナを飼い始める時は
生体代よりも設備代のほうが高くつく
覚えておいたほうが良さそうです。

ただ、1度飼ってしまえば
飼育はそこまで難しくありません。

餌はコオロギなどの生餌のほうが
好む傾向がありますが、
人工飼料も問題なく食べてくれます。

なお、アロワナは縄張り意識が強いので、
同種であっても混泳はさせず
単独飼育が一般的です。

また、物音などにびっくりして
水槽外に飛び出すことがあるため、
水槽には蓋を取り付けましょう。

大きいぶん飛び出す力も強いので、
蓋の上には重しをのせてくださいね。

【シルバー・アロワナ】基本情報
  • 最大体長:1m前後
  • 飼育に適した水温:23~28℃
  • 飼育に適した水質:弱酸性~中性
  • 餌:人工飼料・生餌
  • 飼育上の注意:縄張り意識が強いため
    基本的に単独で飼育する。

まとめ

今回の記事では、
丈夫で飼育しやすい大型の熱帯魚を
ご紹介してまいりました。

大型種の中でもポピュラーなものは
比較的安い値段で
販売されていることも多いですが、

水槽などの設備を揃えるには
それなりの費用がかかるものです。

大型種の飼育を検討している皆さんは、
生体を購入する前に
どれくらいお金がかかるかを
計算しておくことをおすすめします。

しかし、今回ご紹介した種類は
いずれも比較的体が丈夫なので、
1度飼ってしまえば
育てるのはそこまで難しくありません。

大型種は人に懐く個体も多く、
ただ鑑賞するだけでなく
ちょっとした触れ合いの時間を
楽しめるのも魅力です。

皆さんもお財布事情と相談しつつ、
ぜひお気に入りの種類の飼育に
挑戦してみてくださいね!

⇒熱帯魚で強い&飼いやすいのは?丈夫な種類ランキング6選!
なお、こちらの記事では
小型種を中心に丈夫な熱帯魚の種類を
ご紹介しています。


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