クラゲを飼育していて、怖いのが、
誤ってクラゲに刺されてしまうことです。
しかし、クラゲに刺されてしまったとき、
どうやって対処して良いのか分らないですよね。
そこで今回は、クラゲに刺された時の
症状や処置の方法を解説します。
とっさの時に慌てないためにも、
ぜひチェックして下さいね。
クラゲに刺された!5つの症状まとめ
クラゲに刺されると、様々な症状が出てきます。
クラゲの種類や、刺された人の体調や
体質によっても変ってきます。
この章では、クラゲに刺された時の
代表的な5つの症状をご紹介します。
①ブツブツができる
一番多いのが、虫に刺されたときと同じように
刺された場所にブツブツが出来る事です。
クラゲの場合は、触手が長いので、
場合によっては広範囲にわたることもあります。
痒みや痛みを伴う場合もありますが、
決して爪でかいたりしないようにしましょう。
②アレルギー反応が起こる
過去にクラゲに刺されたことがある場合、
人によってはアレルギー反応が
起こることがあります。
軽い場合はじんましんなどで済みますが、
重度の場合はショックや呼吸困難なども
起こすため注意が必要です。
③患部がかゆくなる
虫刺されと同じように、
刺された患部が、かゆくなることがあります。
また、場合によっては
痛みを伴う場合もあります。
やはり、触手が長い分、
患部が広範囲に広がる可能性もあります。
➃突然のしびれ
カツオノエボシなどの、
毒性の強いクラゲに刺されると
しびれが起きることがあります。
刺された場所だけでなく、
広範囲にしびれが広がる可能性もあり、
その場合、非常に危険な状況です。
⑤腹痛が起こる
アレルギー反応の1つで
過去にクラゲに刺されたことのある人は
腹痛が起こる可能性もあります。
アレルギー反応が重度になると、
死に至る可能性もあるので、
腹痛だからと安心せず、
早めの処置が必要となります。
⑥熱が出る
こちらも強い毒の種類に刺された場合に
毒が全身に回って起こる症状です。
38~40℃ほどの高熱が出る可能性が
ありますので、早めの処置が必要です。
クラゲに刺された!対処する方法は?
クラゲに刺された後は、
まずは触手が残っていないか確認しましょう。
触手が残っていると、
再び刺されてしまう恐れがあるため、
取り切ってしまうことが大切です。
そばにピンセットがあれば理想的ですが、
なかなか手に入らないのが現状だと思います。
もちろん、素手で触ると
その手が刺されてしまいますので、
素手では触らないように死、
海水で優しく洗い流すようにして、
触手を取り除きましょう。
この際、真水を使ってしまうと、
それが刺激になり、
さらに毒針が発射されてしまうので、
必ず海水を使用するようにしましょう。
触手を取り除くことができたら、
40℃以上のお湯で暖めるか、
氷を使って冷やしましょう。
どちらも痛みを和らげる効果がありますので、
その状態で病院へ行きましょう。
こちらの動画では、クラゲの毒針が
発射される瞬間を紹介しています。
このように人間の皮膚に毒針を刺すんですね。
クラゲに刺されたら薬は必要?
クラゲに刺されると、様々な症状が生じます。
かゆみだけで済む場合から、重度のアレルギー
反応を起こしてしまう場合もあります。
症状が違えば、必要となる薬も違ってきます。
そのため、むやみに自己判断で
薬を使用するのは止めましょう。
病院へ行く、医師の診察を受けると
症状に合せて薬を処方してくれるでしょう。
最近では、市販薬でも
クラゲ刺傷に効く薬が販売されています。
症状が極軽微であれば、
薬剤師の方に相談の上、
市販薬を使用するのも1つの手段です。
いずれにしても早い処置が有効ですので、
万が一、刺された場合は、
早めの診察・相談をしましょう。
クラゲに刺された後に放置するとどうなるの?
クラゲに刺されてしまった時、
種類によっては、それほど症状が
出ない場合もあります。
症状が大したことが無いと、
ついつい放置してしまいそうになりますが、
絶対に止めましょう。
まず、触手が残っていると、
新たな毒針が発射されて、
さらに刺されてしまう恐れがあります。
刺された場所が増えれば、
症状が悪化する可能性も高くなります。
また、遅れてアレルギー反応が
出てくる可能性もあります。
アレルギー反応は重症化すると
非常に危険です。
安易な自己判断は止めて、
速やかに医療機関に行きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
万が一クラゲに刺されてしまうと、
最悪、死亡してしまう恐れがあります。
飼育が可能な種類の中では、
そこまで危険な種類はいませんが、
いずれにしても、毒のある
生物であることには違いありません。
刺されないように注意するのはもちろんですが、
万が一刺されてしまった時の
対処方法を覚えておくのが重要です。
自宅の近くで、診察をしてくれる病院を
確認しておくことも大切ですね。
クラゲは危険な生き物であると同時に、
見ていると非常に癒やされる生き物です。
正しい知識を持って、飼育を楽しんで下さいね。
こちらの記事では、飼育できるクラゲの
おすすめの種類をご紹介しています。
こちらでは、日本に生息している
綺麗だけど危険な種類をご紹介しています。
沢山の種類のクラゲをご紹介していますので、
どちらもぜひ読んでみて下さい。