アロワナの飼育の設備!環境の維持にかかる費用はいくら?

アロワナを飼育する際に、多くの人が
気になるのが維持費がどれくらい
かかるかだと思います。

大食漢で大型水槽が必要なアロワナは、
餌代や電気代も高額になり、環境を
維持することが出来ずに、泣く泣く
途中で飼育を止めてしまう人もいます。

事前に、どれだけの維持費が掛かるのか、
知っておくことで、アロワナの飼育を
十分に検討することが
出来るのではないでしょうか。

そこで今回は、アロワナの飼育環境の維持費に
どれくらいかかるのか解説していきます。

アロワナの水槽の水質管理や、
レイアウトについてもご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

アロワナの飼育!維持費はどれくらいかかるの?

アロワナを飼育するには、
大きく分けると3つの維持費がかかります。

  1. 餌代
  2. 電気代
  3. 消耗品代

肉食魚であるアロワナは、
生き餌を与える事が多いです。

当然、人工餌を与えるよりも
お金が掛かってしまいます。

幼魚のうちは\2,000前後、エサの量が増える
成魚になると\5,000前後かかってしまいます。

餌代を節約するために、人工餌料に餌付けたり、
冷凍のエサを併用する方法もあります。

様々な選択肢がありますが、何よりも
アロワナの健康第一で餌を選んであげましょう。

次に電気代がかかります。

ポンプやエアレーションなど色々ありますが、
一番電気代がかかるのがヒーターです。

水槽の大きさにもよりますが、
ヒーターのいらない時期で
月に\2,000~\3,000前後かかるでしょう。

ヒーターがフル稼働する真冬の場合、
月に\5,000~\7,000前後かかってしまいます。

電気代を抑えるためには、ヒーターの
稼働時間を下らすのがポイントです。

最後に消耗品代です。

ろ材や各水質調整剤などです。

こちらはそれほど頻繁に
必要になる物ではありませんので、
年間を通しても数千円程度です。

アロワナの値段って高いの?

アロワナの値段は種類によって大きく変ってきます。

最も安価に購入出来るシルバーアロワナの稚魚は
1,000円前後から販売されています。

サイズが大きくなるにつれて、
数千円~10,000円ほどで販売されています。

同じくブラックアロワナや
ノーザンバラムンディは稚魚で数千円。

大きくなるにつれて
5,000~20,000円ほどで販売されています。

一方、高級魚でもあるアジアアロワナは、
安価なグリーンアロワナでも30,000円前後から
紅龍や過背金竜龍などでは
安くても100,000円前後から販売され、
高価な物では数百万円の
値段が付くこともあります。

値段が全てではありません、アロワナは、
長寿で長く付き合う事の出来る魚ですので、
ご自身が気に入った個体を選んで下さい。

アロワナの値段については、
こちらの記事で詳しく解説しています。

アロワナの値段の最高は?スーパーレッドやワイルドブルーを比較

最高級のアロワナも紹介しますので、
ぜひチェックしてみて下さい。

アロワナの飼育の注意点!水質は管理が必要?

アロワナの飼育で気をつけるべき事は、
まず、水質の悪化によるpHの低下です。

アロワナに適したpHは6.0~7.0です。

特に幼魚は水質の悪化に弱いので、
定期的な水換えをし、水質を維持しましょう。

くれぐれも、急な大量の水換えは厳禁です。

成魚は急変がなければ低いpHにも耐えますが、
それでも低くなりすぎると、拒食や
ヒレが溶けるなどの影響が出てきます。

やはり、定期的な水換えによって
水質とpHの維持が必要となってきます。

次に気をつけたいのが飛び出し事故です。

自然下でのアロワナは、木に止まった
虫を食べるなど、非常にジャンプ力の
ある魚として知られています。

こちらの動画では、水族館での
アロワナの捕食シーンを紹介しています。

迫力があり、アロワナの魅力の
1つではありますが、家庭では注意が必要です。

水槽内でも飛び出して
死んでしまう例が沢山ある
ので、
必ずフタと重しを置きましょう。

オーダー水槽では、
フタをボルトで固定することも可能です。

しっかりと対応して、不慮の事故を
起こさないように注意しましょう。

アロワナ飼育の注意点についてはコチラ。

アロワナの飼育の注意点!水温や水質の管理方法などを紹介

水質などの管理方法やその他の注意点を
詳しく解説していますので、
ぜひ読んでみて下さい。

アロワナの水槽のレイアウトはどうやって決める?

水草でキレイにレイアウトされた水槽で
アロワナを泳がせたいと
思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、アロワナの水槽を水草で
レイアウトするのはあまりおすすめできません。

アロワナを飼育していると、
時折暴れたり、力強く泳ぐことが多いですが、
その際に起きる水流や、暴れた体が当り、
水草が抜けてしまうことが多いのです。

また、アロワナは糞の量が多く、
水を汚しやすい魚です。

水草が植えられていると
隅々まで掃除が行き渡らなくなり、
結果的に水質が悪くなってしまいやすいです。

どうしても水草でレイアウトしたいのであれば、
流木に活着させたアヌビアスやミクロソリウムで
レイアウトするのがおすすめです。

この形であれば、活着していれば抜けませんし、
水換えの際、流木ごと抜き出せるため、
メンテナンス性もよくなります。

コチラの記事では、アロワナ水槽の
レイアウトについて紹介しています。

アロワナの水槽のレイアウト!エアレーションの位置はどこがベスト?

器材の配置なども紹介していますので、
あわせて読んでみて下さい。

アロワナの飼育の環境はどうやって作るの?

アロワナの飼育の環境を整えるために、
ゆったりと泳げる水槽を用意してあげましょう。

狭い水槽ではストレスを感じてしまい、
健康に育てることが出来ません。

最低限、体長の3倍の横幅、
体長と同じ奥行きの水槽が目安です。

そして、水を汚しやすいアロワナですので、
しっかりとしたろ過槽を準備しましょう。

通常よりワンランク以上の上のろ過槽を
用意できるとより安心出来ます。

暖かい地域に住むアロワナのために
ヒーターも必須です。

必然的に大型の水槽になりますので、
水温のムラを防いだり、
万が一の故障に備えるためにも
2つのヒーターを使用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大型魚であるアロワナを飼育するためには、
必然的に大型の設備が必要となります。

また、お腹を満たすためには、
多くの餌が必要となります。

購入するにも、維持をするにも
それなりにお金の掛かるアロワナは、
気軽に飼育を始められる魚ではありませんが、
長く付き合うことができ、観賞価値も高く
魅力がたっぷりの魚でもあります。

しっかりと計画を立てて、
ぜひ飼育にチャレンジしてみて下さい。


にほんブログ村 観賞魚ブログへ




アロアナ
タイトルとURLをコピーしました