アロワナの飼育の注意点!水温や水質の管理方法などを紹介

アロワナの飼育をする際、
日々の管理で悩むのが、
水温や水質の管理だと思います。

水質や水温の管理を間違えると、
病気を発症したり、拒食にも繋がり、
最悪の場合死亡してしまいます。

そこで今回は、アロワナの飼育管理の
注意点について詳しくご紹介していきます。

必ず押さえておきたいポイントを
5つに分けて詳しく解説していきますので
参考にしてみて下さい。

アロワナの飼育の注意点!押さえておきたい5つのポイント

アロワナを飼育するときに
押さえておきたい注意点は5つあります。

どれもそれほど難しいことではありません。

この章では、5つのポイントを
1つずつ詳しく解説していきます。

1.水温の管理


出典:https://www.shopping-charm.jp

熱帯魚であるアロワナは、
水温を温めて飼育する必要があります。

一般的な熱帯魚は25℃前後で飼育することが
多いですが、アロワナの場合はさらに高く、
28~30℃で飼育すると、
より健康に飼育できます。

水温が高いと餌食いが良くなり、
白点病などの病気にも掛かりにくくなります。

この水温を管理するために、
ヒーターを設置する必要があります。

アロワナを飼育する場合は、
水槽が大型になるため、水槽内の
水温のムラが生じやすくなります。

そのため、ヒーターを2本設置し、
2カ所で温めることで、
水温のムラを解消することが出来ます。

また、2本あれば、万が一片方が故障した場合も
保険が利くので安心出来ます。

2.水質の維持

アロワナは水質の悪化による
pHの低下に弱い魚です。

そのため、定期的に水換えをし、
水質を維持する必要があります。

1週間に1回、水槽の1/3の水量を
目安に水換えをしましょう。

水質が悪くなったからといって
一気に大量の水を交換すると、
pHショックを起こしてしまいます。

そのため、定期的な水換えによって
水質を維持することが大切です。

定期的な水換えをしても
水質やphが悪化するようであれば、
ろ過槽のサイズアップやろ材の交換など
対策をする必要があります。

こちらの記事では、
アロワナの飼育環境の維持費を紹介しています。

アロワナの飼育の設備!環境の維持にかかる費用はいくら?

その他、環境作りや、レイアウトについても
詳しく解説していますので、
ぜひ読んでみて下さい。

3.水換えの方法

アロワナの水槽の水換えは、
基本的には一般的な熱帯魚の
水換えと同じで大丈夫です。

  1. 水槽と同じ水温の水を用意し、
    カルキ抜きをする。
  2. ホースで糞や食べ残しを吸い出す。
  3. 水槽の水を1/3抜く。
  4. カルキ抜きした水を水槽に入れる

以上のような流れで水換えをします。

アロワナは糞の量が多いので、
水換えの際にしっかりと吸い出しましょう。

また、大型の水槽になると、1度に換える
水の量がとても多くなります。

市販のカルキ抜きを使用すると、
いくらあっても足りなくなってしまいます。

そこで、カルキを含めて
有害な物質を取り除いてくれる
浄水器を使用するのをおすすめします。

浄水器を使用すれば、温度を設定した水道から
ホースで直接水槽に注ぎ込めるので、
作業も非常に楽にこなすことができます。

こちらではアロワナの水槽の
レイアウトについて解説しています。

アロワナの水槽のレイアウト!エアレーションの位置はどこがベスト?

アロワナ飼育の必需品の配置について
それぞれ解説していますので、
ぜひチェックしてみて下さい。

4.尾びれの病気


出典:https://www.shopping-charm.jp

アロワナは尾びれが溶ける
尾腐れ病にかかりやすい魚です。

尾腐れ病は、細菌性の病気ですが、
水質の悪化や、水質の悪化による硝酸塩の
蓄積などによってアロワナがストレスを
受けることで発症しやすくなります。

初期の段階では尾びれの先が充血したり
溶け始めたりします。

重度になると尾びれが壊死し、溶けてしまい、
最終的には死亡してしまいます。

他の病気に比べて短期間で死亡する
可能性が高いため、早期発見が重要になります。

もし、発症のサインを見つけたら、
水を1/2程交換し、水質を改善します。

その後、グリーンFゴールドやメチレンブルーで
薬浴して治療をします。

尾腐れ病の原因であるカナムラリス菌は
感染力が強いため、可能であれば隔離し、
治療に使ったネットなどのアイテム、
触った手などは必ず消毒するようにしましょう。

5.混泳での喧嘩

アロワナは縄張り意識が非常に強いため
アロワナ同士の混泳はおすすめできません。

水族館のような大型水槽が用意できれば混泳も
可能ですが、なかなか一般家庭では
現実的ではないのではないでしょうか。

また、お互いに縄張りが作れないほど
過密な個体数を入れて飼育することは可能です。

しかし、小競り合いが絶えませんし、
糞の量も多く、水質が悪くなりやすく、
メンテナンス性も悪くなってしまいます。

ちょっとしたきっかけで、水槽内の
パワーバランスが崩れたとたんに
大喧嘩が始まって、悲惨な状況に
なりかねませんのであまりおすすめできません。

しかし、こちらの動画では、
アロワナ同士の混泳を紹介しています。

かなり大型の水槽ですね。

アロワナファンであれば、いつか自宅にも
こんな水槽を設置してみたいものですね。

多種との混泳は種類を選べば可能です。

温和でアロワナの生活圏とか被らない
種類だと上手く行きやすいでしょう。

中層を泳ぐ魚ではダトニオやナイフフィッシュ、
カラープロキロダスなどがおすすめです。

カラープロキロダスは丈夫で
アロワナが残した餌を食べてくれるので、
お掃除係としても優秀です。

低層を泳ぐ魚では淡水エイやポリプテルス、
大型のナマズなどがおすすめです。

大型のナマズはレッドテールキャットなど、
口の大きな種類はアロワナを食べてしまう事も
あるので、注意が必要です。

賑やかな水槽は観ていて楽しいものです。

お互いの相性を伺いながら、
混泳も楽しんでみて下さい。

アロワナの水槽のサイズは何cmがいいの?

アロワナは種類にもよりますが、
1m近くにも成長する魚です。

当然、大型の水槽が必要となります。

幼魚~成魚によって変ってきますが、
魚の大きさの3倍の幅を目安にしましょう。

幼魚のうちは60~90cmでも飼育が可能ですが、
最終的には150~180cmの水槽が必要となります。

また、体が硬いため、奥行きも必要となり、
奥行きが60~90cmあると理想的です。

しかし、いきなり大型水槽を
用意する必要はありません。

アロワナの成長と共に
大型の水槽を用意しましょう。

水槽の大きさについては
こちらの記事で解説しています。

アロワナの水槽のサイズ!90cmの大きさが使いやすい?

サイズについてはもちろん、
価格なども紹介していますので
ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

以上、アロワナの飼育の
注意点をご紹介しました。

アロワナを健康に育てるためにも、
今回ご紹介した5つのポイントを
意識してみて下さい。

大きく育ったアロワナは美しくて
迫力があり、非常に魅力的な魚です。

飼育者だけが味わえる特権を
ぜひ楽しんで下さいね。


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