ベタのメスは混泳できるの?見分け方も紹介

ベタというと立派なヒレをなびかせて
優雅に泳ぐ姿を思い浮かべる方が
多いと思いますが、

あの大きなヒレを持つのはオスだけで
メスはオスに比べてかなり地味。

メスの姿を見たことがない、という方も
意外に多いのではないでしょうか。

そんな影の薄い(?)ベタのメスですが、
実はオスにはない魅力もあるんです。

それは”混泳ができる”という点。

すべてのメスが
可能というわけではありませんが、
成功率は高いと言われています。

そこで今回の記事では、
ベタのメスをうまく混泳させる方法
解説したいと思います。

メスの特徴や見分け方についても
ご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてください!


ベタのメスは混泳できるって本当?

出典:http://blog.livedoor.jp/mizux0716/

ベタは縄張り意識がとても強い魚で、
自分の縄張りに侵入した他の魚を
威嚇・攻撃する性質があります。

特にオスベタ同士は
どちらか一方が死ぬまで
激しく攻撃し続けることから、

原産国のタイでは娯楽の一つとして
2匹のオスベタを闘わせる”闘魚”が
流行した時代もあったそうです。

そのため、オスベタは
同種・異種とも混泳させるのは難しく
単独飼育が望ましいとされています。

一方、メスベタはオスに比べて
性格が温和
な個体が多く、

メス同士や他の魚種と
問題なく混泳できている例も
珍しくありません。

実際の様子はこちら。

水槽内には4匹のメスがいますが、
お互いに意識し合うような様子もなく
付かず離れずの程良い距離感を
保っているような感じがしますね。

メスベタはオスに比べて
地味な印象を持たれがちですが、
こうして他の魚との混泳を楽しめるのは
メスならではの魅力と言えるでしょう。

近年では”鯉ベタ”と呼ばれる
錦鯉によく似た色彩のメスベタを集めて
和風なアクアリウムを作るのも
人気なのだそうですよ。


ベタのメスが攻撃的で威嚇する!?混泳時の注意点


出典:http://aquaforest.tokyo

とはいえ、すべてのメスベタが
他の魚とうまくやれるわけではありません。

本来ベタは”闘魚”と呼ばれるほど
攻撃性の強い魚ですから、

中にはオスベタと同じように
他の魚を追い回したりつついたりする
気性の荒いメスもいます。

つまり、混泳が成功するかどうかは
そのメスベタの性格次第。

混泳をさせたい時は、
他の魚とうまくやれる性格かどうか
最初にチェックしておくと良いでしょう。

まず、メスベタをプラケースなどに入れて
隔離した状態で水槽に浮かべてみてください。

気の強いメスならこの時点で威嚇したり
攻撃的な態度を見せるはずです。

特に問題がなさそうであれば
水槽内に放してみて構いませんが、

一緒にしてからしばらくの間は
いじめられている個体がいないかどうか
よく観察しておきましょう。

万が一のトラブルにそなえて
水草などで隠れ家を作っておくと安心です。

ベタのメスの見分け方!3つのポイントでオスメスを判別


出典:http://aquaforest.tokyo

では、ベタのメスは
どのようにして見分けるのでしょうか。

ベタのオスメスの判別は
”ヒレが大きくて長いのがオス・
短いのがメス”といったように
ヒレを基準にするのが一般的ですが、

実はヒレだけで見分けるのは
ちょっと危険

特に混泳を考えている場合は
オスメスを間違えてしまうと
大変なことになりますので、

メスの体や行動の特徴を
しっかり覚えておきましょう!


1.ヒレ

先述のとおり、
ベタのオスメスの判別方法として
もっとも一般的なのが”ヒレ”です。

オスメスそれぞれの特徴を挙げてみますね。

オス・ヒレが大きい
・ヒレ先が長く伸びる
メス・ヒレの幅がオスより狭い
・ヒレ先が伸びない
・背ビレが人間の親指を折り曲げたような形

多くのベタはこれだけで容易に
オスメスを見分けることができます。

ただし「プラガット」と呼ばれる品種は
オスであってもヒレは伸びません

以下の写真はプラガットのオスです。


出典:http://aquana.jp

このプラガットはベタの中でも
特に
闘争本能が強い
と言われており、

メスだと思って他の魚と混泳させたり
繁殖のためにオスと一緒に泳がせると
大惨事になりかねません。

ベタのメスを迎える際には、
必ずヒレ以外の特徴についても
確認するようにしましょう。

2.フレアリング

ベタは自分の縄張りに
他の魚が入ってこようとすると、
背ビレや尾ビレ、エラ蓋を目一杯広げて
体を大きく見せることで相手を威嚇します。

これは”フレアリング”といい、
ベタがもっとも美しく見える
瞬間だとされています。

このフレアリングは
オスが行う行為として知られていますが、

メスの中でも特に気の強い個体
オスと同じようにヒレを大きく広げて
他の魚を威嚇することがあるようです。

ただ、メスベタのフレアリングは
オスとは違ってエラ蓋を広げません

見た目はメスっぽいのに
フレアリングしている・・・という時は
エラ部分に注目してみましょう。

⇒ベタがフレアリングをしない!暴れる&威嚇する場合の対処法

なお、ベタのフレアリングについては
こちらの記事でも解説していますので、
よろしければ参考にしてみてください。


3.産卵管

オスメスを見分ける方法として
もっとも確実なのは”産卵管”の有無です。

性成熟期を迎えたメスベタには、
ちょうど胸ビレの下あたりに
1mmほどの白い突起物が見えてきます。

こんな感じですね。


出典:http://tentyo.com/

これが産卵管と呼ばれるもので、
オスベタにはありません。

⇒ベタのメスの抱卵って?婚姻線や産卵管などの基礎知識を解説

混泳だけでなく繁殖を考えている方は、
こちらの記事でメスベタの特徴を
より詳しく学んでおくと良いですよ。

ベタのメスは色が変わるって本当?


出典:http://aquaforest.tokyo

ベタはヒレを優雅になびかせて
泳ぐ姿はもちろんのこと、
鮮やかな体色も魅力の一つですよね。

ところが、ベタの体の色は
突然変わってしまうことがあり、
特にメスに多く見られるようです。

体色が変化するのは、
次のようなことが原因だと言われています。

  • 親魚からの遺伝
  • ストレスや体調不良
  • 水質  など

ベタの体色は親魚から遺伝するケースが多く
成長していく過程で少しずつ
親と同じような色に変化していきますが、

中には成魚になるまで
なかなか色が定まらなかったり
後々になって親の色が出る個体もいます。

実際に「白→青→赤」と色が変わった
ベタもいたそうですよ(笑)

また、環境にストレスを感じていたり
体の具合があまり良くない時には
体の色が薄くなるようです。

ベタは基本的に丈夫な魚で
水質悪化にも強いことから、

コップのような小さい容器や
フィルターやヒーターなしの環境で
飼育されているケースも多いですが、

ベタ本来の美しい姿を保つためには
やはりゆとりのあるサイズの水槽で
ベタの好む環境をしっかり整えて
飼育することをおすすめします。


まとめ


出典:https://www.bettashop.net

今回の記事では、
ベタのメスを混泳させる方法のほか、
メスの特徴や見分け方について
解説してまいりました。

メスの混泳の成功例は多くありますが、
中には他の魚を傷つけたりするような
気性の荒いメスもいますので、

混泳を始める際はその個体の性格を
前もって確認しておくことを
おすすめします。

また「メスだと思ったらオスだった・・・」
なんてことにならないように、
メスベタの特徴をしっかり覚えてから
お迎えするようにしましょう。

美しい混泳水槽ができると良いですね!


 

5.ベタ



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