ベタの水槽を掃除しよう!油膜やコケなど汚れ別の対処法まとめ

ベタにとって”水”は、
私たち人間にとっての”空気”と同じ。

水槽の定期的な掃除は
単に美観を保つだけでなく、
大切なベタの健康を守るためにも
必要不可欠な作業です。

しかし、一口に掃除と言っても
汚れの種類は千差万別。

中には油膜やコケ、カビなどの
厄介な汚れに悩まされている
飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

実は、水槽の汚れは闇雲に落とそうとすると
かえって状況を悪化させてしまうことも。

スッキリ解消するには
汚れの種類に応じた正しい方法で
対処していくことが大切です。

そこで今回の記事では、
ベタの水槽をきれいに掃除する方法を
汚れの種類別に詳しくまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください!


ベタの水槽を掃除!状態別の洗い方や対処法を解説

それではさっそく、
ベタの水槽の掃除方法を解説していきます。

今回ご紹介するのは、以下の5つのケースです。

  1. 油膜が張る
  2. コケが生える
  3. 底砂にゴミが溜まっている
  4. 水が臭い
  5. 水が白く濁る

それぞれの汚れが発生する原因についても
一緒に見直していきましょう。

1.油膜が張る


出典:https://blogs.yahoo.co.jp/neosamurai355

水面をギラギラと覆う「油膜」の正体は、
実は”油”ではなく餌の残骸や排泄物から出る
”たんぱく質”が主な成分だとされています。

つまり、油膜が発生している時点で
水質が悪化している可能性が高いということ。

放っておくとベタの空気呼吸が妨げられて
酸欠に陥る恐れもあるので、
すみやかに水換えを行って取り除きましょう。

取り急ぎ油膜だけを何とかしたい場合は、
ティッシュペーパーや新聞紙などを
水面に広げて吸着させてください。

ただし、油膜は一度きれいに取り除いても
根本的な原因を改善しなければ、
何度も繰り返し発生することになります。

水換え不足や餌の与え過ぎなど、
日々のお世話の中に水が汚れる原因が
ないかどうかも考えてみましょう。


2.コケが生える


出典:http://turezureaqua.blog114.fc2.com/

水槽内に発生するコケには
大きく分けて5つのタイプがあり、
それぞれ対処方法が異なります。

誤った方法で対処しようとすると
ますます状況が悪化する可能性もあるので、

コケが発生した際にはまず
”どの種類に属するものなのか”を
正しく判別することが大切です。

珪藻主に水槽のガラス面に付着する
茶色っぽいやわらかいコケ。
立ち上げた直後の水槽で発生しやすい。
斑点状コケ主に水槽のガラス面に
点状に発生する緑色のコケ。
放っておくと広範囲に繁殖する。
糸状コケもっさりとした緑色のコケ。
よく見ると細い糸状になっている。
水草水槽で発生しやすい。
黒髭状コケ黒い髭のような短い糸状のコケ。
コケの中でもっとも付着力が強い。
藍藻ドロっとした膜状のコケ。
強いアンモニア臭を発するのが特徴。

コケの種類が判明したら、
そのコケに合った方法で除去・対策
行っていきましょう。

⇒アクアリウムのコケには種類がある?形の違いをまとめてみた

種類ごとの詳しい対処方法については
こちらの記事で解説していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。


3.底砂にゴミが溜まっている


出典:https://www.buzzyvox.com/

餌の食べ残しや排泄物など
底砂に蓄積した細かなゴミの除去には、
水換え時に”掃除用ホース”を使用するのが
もっとも簡単です。

上の画像の『水作 プロホース』が有名ですね。

サイフォンの原理で水を汲み出す仕組みで、
パイプの先端を底砂に差し込んでおけば
溜まったゴミも一緒に吸い出してくれる
非常に便利なアイテムです。

ただ、小型水槽で使用する場合には、
換水のたびに水が大量に減ってしまったり
ホースがベタに接触してしまうなどして、
少々使いにくいかもしれません。

その場合は以下の手順で
定期的に底砂を丸洗いすると良いでしょう。

底砂の洗い方

  1. 飼育水の2/3とベタを別容器に移す。
  2. 底砂を残り1/3の飼育水で洗い、
    水を捨てる。
  3. 砂を水槽に敷き飼育水とベタを戻し、
    足りない分の水を足す。

「そこまでするのは面倒・・・」という方は
底砂を敷かない”ベアタンク水槽”にすると
掃除がかなりラクになりますよ。

4.水が臭い

”アクアリウム特有の臭い”というのは
どんな環境でも多少は感じるものですが、

水槽から少し離れた場所にいても臭ったり
生臭いような鼻を付く臭いがするような場合は
水換え不足や濾過不足が原因で
水質が悪化している可能性が考えられます。

また、与え過ぎて残ってしまった餌も
やがて腐敗して臭いが出る原因となります。

水換えや餌やりなど飼育の基本は
正しく把握できていますか?

⇒ベタの飼育方法!初心者でも上手に飼える5つのポイントと注意点まとめ

思い当たることがある方は、
こちらの記事でもう一度
ベタの飼い方をおさらいしておきましょう。

適切な環境で飼育できていれば、
嫌な臭いが出ることはほぼありません。


5.水が白く濁る


出典:https://beta.senmonsite.com/

水の白濁りは、以下のような
水槽内のろ過バクテリアの働きが
低下している時
に起こりやすい傾向があります。

白濁りが生じやすい時とは?

  1. 立ち上げ直後や水換えを行った時
  2. ろ材や砂利を洗ったor新しくした時
  3. ろ材が目詰まりを起こしている時

水槽立ち上げ時の白濁りは
バクテリアが定着して水質が安定すれば
自然に改善されることが多いので、
そのまま少し様子を見てみましょう。

立ち上げから10~14日ほど経過して
水が透明になってくれば
水質が安定してきた証拠です。

また、水槽内をきれいに保つためには
フィルターのろ材や砂利の
定期的な掃除が欠かせませんが、

あまりきれいに洗い過ぎると
せっかく棲み付いたバクテリアまで
洗い流されてしまいます。

ろ材の洗浄は数ヶ月に一度程度、
水換えの際に飼育水で軽く濯いで
目に見えるゴミを取り除くくらいに
とどめておきましょう。

なお、ろ材や砂利を洗う時は
水道水は絶対に使用しないでください。

水道水に含まれる塩素の殺菌効果で
バクテリアが死滅してしまいます。


ベタは水槽内のカビが原因で病気になるって本当?

また、ベタの水槽を管理するうえで
もう一つ気を付けておきたいのが
「水カビ」の存在です。

水槽内の水カビは白い綿状のコロニーを形成し、
底砂や水草にべっとりとこびりついて
水槽全体の見た目を悪くするだけでなく、

以下の写真のように
ベタの体やヒレに寄生して
「水カビ病」を引き起こす恐れもあります。


出典:https://www.yahoo.co.jp/

この水カビ病は放っておくと
死に至ることもある怖い病気の一つです。

では、水槽内の水カビは
なぜ発生するのでしょうか。

最大の原因は餌の食べ残しや
水換え不足などによる水質の悪化です。

私たち人間の生活空間でも、
食べ残したご飯やお菓子を放置していると
やがてカビが生えてきますよね。

ベタの水槽もこれとまったく同じで、
餌の残骸をそのままにしておくと
カビの温床となってしまいます。

可愛いベタを見ていると
ついたくさん餌をあげたくなりますが、

餌は1日1~2回、
人工餌なら3~5粒程度を目安とし、
与え過ぎには十分に注意してください。

また、万が一水カビが発生してしまった時は
まず水換えをして水槽内を清潔にしましょう。

レイアウト類にも付着しているようなら
一度取り出してきれいに洗い流します。

ベタの体に寄生している場合は、
「メチレンブルー」や「アグテン」などの
魚病薬を用いた薬浴が有効です。


ベタの水槽の水換えはどれくらいの頻度がベスト?

水槽内を清潔に保つためには
定期的な”水換え”を行うことも大切ですが、
ベタは水温や水質の変化に強くないため
あまり頻繁にやり過ぎるのも良くありません。

フィルターを設置している水槽であれば、
2週間に1度、全体の1/4程度の換水で
十分でしょう。

しかし、最近はインテリア性を重視して
ガラスボトルやグラスなどの小さな容器で
ろ過フィルターを設置せずに
ベタを飼育する方も増えています。

確かにガラス容器はバリエーションも豊富で
お洒落にベタ飼育を楽しみたい方には
とても魅力的に感じると思いますが、

水量が少ない容器は水が汚れるペースが速く
形状上ろ過フィルターの設置も難しいため、
そのぶん水換えの頻度や回数を増やすことで
対応していかなくてはなりません。

水量1Lほどの容器であれば、
最低でも5日~1週間に一度は
全体量の半分の換水が必要です。

ただ、水換えを頻繁に行うということは
それだけ水温・水質の変化が起こりやすく
ベタの体にかかる負担も大きくなるので、

大切なベタの健康と寿命を考えるなら
できる限りゆとりのある大きさの
水槽で
飼育することをおすすめします。

⇒ベタの水換えの頻度は?カルキ抜きや薬浴・塩浴時の換え方も

なお、ベタ水槽の水換えについては
こちらの記事で詳しく解説していますので、
よろしければぜひ参考にしてみてください。


ベタの水槽に泡ができる!これって大丈夫?


出典:http://leonicchel.jugem.jp

また、ベタを飼っていると
水面に小さな泡がたくさん浮いているのを
見かけることがあると思います。

実はこれは汚れの類ではなく
「泡巣」といってベタ自身が作ったもの

ベタのオスは成長して繁殖が可能になると、
卵や稚魚を育てるための場所として
この泡巣を作るようになるのです。

実際の様子はこちら。

繁殖を狙っている方は
この泡巣を作り始めたタイミングで
メスとの”お見合い”をさせてみましょう。

⇒ベタの繁殖はメス選びが重要!産卵に適した個体を見極める方法とは?

パートナーとなるメスの選び方は
こちらの記事で詳しく解説していますので、
ぜひ併せて参考にしてみてください。

また、ベタのオスが泡巣を作るのは
健康状態が良好な証拠でもあります。

繁殖の予定がない場合は
取り除いてしまっても構いませんが、
ベタの健康のバロメーターとして
日々観察しておくと良いでしょう。

まとめ

今回の記事では、
ベタの水槽をきれいに掃除する方法を
汚れの種類別に詳しく解説してまいりました。

水槽の定期的な掃除は、
ベタを美しく健康的に飼育するために
欠かせない作業の一つです。

時には「面倒だなぁ・・・」と
思うこともあるかもしれませんが、
手を抜かず丁寧な掃除を心掛けましょう。

また、油膜やコケなどの厄介な汚れは
”餌の与え過ぎ”や”水換え不足”など
飼い主さん側に原因があることも
少なくありません。

汚れを取り除くのと同時に、
基本的なお世話ができているかどうかも
今一度見直してみてください。

水槽がピカピカになったら、
流木や石など好みのアイテムを使って
レイアウトを施すのも楽しいものです。

⇒ベタの水槽レイアウト!100均で揃うおしゃれなアイテム6選

こちらの記事では
皆さんにもお馴染みの100均で揃えられる
おすすめのレイアウトアイテムを
実例とともに多数ご紹介しています。

興味のある方はぜひ参考にしてみてください!


5.ベタ



遠藤 ゆきをフォローする
お魚さんといっしょ