ヤマトヌマエビの繁殖はペットボトルで出来るって本当?

ヤマトヌマエビを飼育していると、
自然と繁殖に挑戦してみたいと
思う方が多いと思います。

ヤマトヌマエビは特殊な生態ゆえ、
ただ健康に飼育しているだけでは
繁殖を成功させることはできません。

しかし、ちょっとした工夫をする
ことによって、繁殖も楽しむことができます。

そこで今回は、ヤマトヌマエビの
ペットボトルを使った繁殖方法を
紹介したいと思います。

それほど大掛かりな設備もいらず、
家にあるものに少し追加するだけで
繁殖に挑戦できますので、
ぜひ参考にしてみてください。


ヤマトヌマエビの繁殖は淡水でしか出来ない?

ヤマトヌマエビを繁殖させるためには、
何よりも、ヤマトヌマエビの
繁殖スタイルを理解しなくてはなりません。

ヤマトヌマエビは、生まれた稚エビは
鮎のように幼生期を海で育ち、
再び川に戻って成体になります。

まず、交尾を終えるとメスは
卵が孵化するまでお腹で守ります。

そして、孵化をすると、川の流れに乗り、
海へと下っていきます。

プランクトンとして海を漂いながら
成長し、やがて稚エビとなり着底します。

その後、そして少しずつ川を遡上し、
やがて成体へとなっていきます。

そのため、淡水で飼育していても
繁殖を成功させることができません。

一時的に汽水や海水の環境を
人工的に作ってあげないといけないのです。


ヤマトヌマエビの繁殖はペットボトルでも出来るの?

上の章で紹介したように、
ヤマトヌマエビを繁殖させるためには、
人工的に汽水や海水域を
作ってあげなくてはなりません。

様々な方法がありますが、
一番手軽な方法が
ペットボトルを使って
隔離水槽をつくる方法です。

  1. 2リットルのペットボトルを
    用意し、半分に切ります。
  2. 飲み口のほうをした下にし、
    もう1方に差し込みます。
  3. 飲みに口にエアストーンを通し、
    水を循環させます。
  4. 餌を供給させるため、ウィローモスと
    水槽の砂を一握り入れます。

これだけで隔離水槽の完成です。

発泡スチロールで水面に浮かべるか、
キスゴムで壁面に固定しましょう。

そして、この中に市販の人工海水を使った
70%の汽水を入れて準備完了です。

抱卵した雌がいたら、水合わせをしながら
ペットボトルに移動させましょう。

すると、水質の変化によって
刺激を受け、
卵を放出します。

放出後、親エビは元の水槽に戻し、
卵の孵化を待ちましょう。

孵化した後は餌を与える必要はありませんが、
エアチューブを使って水替えをしましょう。

体調5mmほどになれば、水槽に移します。

しかし、他の魚がいる水槽に移すと、
餌となって食べられてしまいます。

水草を茂らせた専用の水槽を用意し、
スポイドなどで移してあげましょう。

こちらの動画では、ペットボトルを使わない
別の方法で繁殖をさせています。

まずはペットボトルで繁殖に挑戦し、
オリジナルの方法で
繁殖をさせてみるのも良いですね。

ぜひ色々と挑戦してみてください。


ヤマヌマエビの繁殖の成功率を上げるにはどうすればいい?

ヤマトヌマエビの繁殖は、
手間がかかりますが、
しっかりと手間をかけてあげられれば、
成功率も上がります。

まず、卵や稚エビは強い水流に弱いです。

遊泳力が弱いため、水流が強いと
ひたすら流されて死んでしまいます。

そのため、エアーポンプを調整して
水流を調整してあげる必要があります。

専用のコックも販売されていますので、
微調整をしてあげましょう。

次に、水替えです。

ペットボトル水槽は水量が少ないため、
当然水質も悪化しやすいです。

水質を維持するためも、
こまめな水替えが必要となります。

エアチューブをホース代わりに
水を抜くのがいちばん簡単ですが、
余裕があるのであれば、もう一つ
ペットボトル水槽を用意し、
稚エビだけスポイドでもう片方の水槽に
移動させる方法もあります。

この方法であれば、水が入れ替わるため、
生存率を高めることができます。

ヤマトヌマエビが繁殖しない!原因は水温?

ヤマトヌマエビは、自然界では
春から夏にかけて繁殖します。

水槽内で繁殖させるためには、
その水温を再現してあげる必要があります。

ヒーターを使用して水温を
23~25度程度に調整してあげましょう。

低すぎたり、高すぎると、
繁殖行動を起こさない可能性もあります。

また、そもそものヤマトヌマエビの
体調が万全でないと繁殖はしません。

水温も含めて、各環境を整え、
栄養価の高い餌を用意することで、
繁殖を成功させやすくなります。

ヤマトヌマエビの飼育水温については
こちらの記事で詳しく紹介しています。

ヤマトヌマエビの水温!冬でも夏でも30度が基準って本当?

水温管理や繁殖時の水温についても
紹介していますので、ぜひ読んでみてください。


まとめ

以上、ヤマトヌマエビの繁殖について
紹介をしてきました。

ヤマトヌマエビは少し特殊な繁殖形態のため
普通に飼育をしていても繁殖をさせられません。

手間は掛かりますが、繁殖用の環境を
整えてあげることが大切となります。

今回はペットボトルを使った方法を
紹介しましたが、原理が分かれば、
様々応用が利きます。

試行錯誤して、オリジナルの方法を
生み出すのも楽しいので、
ぜひチャレンジしてみてください。

こちらの記事では、ヤマトヌマエビの
脱皮について紹介しています。

ヤマトヌマエビの脱皮の前兆!頻度はどれくらい?

エビにとって命がけである脱皮について
様々な角度から紹介していますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。


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