サンゴの水槽の立ち上げ!添加剤など水質の設備など必需品を紹介

サンゴの飼育を始めるときに、
どのように水槽を立ち上げて
いいのか悩む方も多いと思います。

最初の立ち上げが不十分だと、
サンゴが白化してしまったり、
色落ちするなど、不調に繋がってしまいます。

反対に、立ち上げをしっかりすると
その後の飼育も成功しやすくなります。

そこで今回はサンゴの
立ち上げについてご紹介します。

添加剤や設備などについて
詳しく解説しますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

サンゴの水槽の立ち上げ!水質の設備に必要な5つのアイテム

サンゴの水槽を立ち上げる際に、
必ず用意したい5つのアイテムがあります。

サンゴの水槽の水質を整えるために
必須の各アイテムについて
詳しく解説していきます。

1.浄水器

出典:https://www.shopping-charm.jp

サンゴを飼育する上は、キレイな水を
用意することが非常に大切なことです。

海水を作るときに、ほとんどの方が、
水道水に人工海水を溶かすと思います。

しかし、水道水には塩素や重金属、
栄養塩などがたくさん入っていて、
サンゴにとって有害となってしまいます。

そこでアクアリウム用の
浄水器を使用しましょう。

水道水を浄水器に通すことで、
有害な物質を除去することができ、
サンゴを健康に育てやすくなります。

また、コケの原因も取り除けるので、
コケが生えにくくなり、
メンテナンスも楽になります。

使用しなくても飼育はできるため、
どうしても後回しにされがちの
アイテムですがぜひ使用したいですね。

2.カルキ抜き

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浄水器を紹介しましたが、
決して安いアイテムではなく、
購入をためらってしまう方も多いと思います。

浄水器を使用しない場合は、
カルキ抜きは必ず必要です。

先ほど紹介したように、
水道水には有害な物質が含まれています。

カルキ抜きを使用することで、
それらを解消することができますので、
浄水器を用意できない場合は
水道水にカルキ抜きを入れ、
有害な物質を除去しましょう。

3.ライブロック

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ライブロックには無数の微生物が
付着していて、その微生物の力によって、
水槽の立ち上げをスムーズにしてくれます。

水槽の水量の1/5~1/3の量を
目安に用意しましょう。

レイアウトの基本にもなりますので、
形も考慮して選ぶと良いですね。

質の悪いライブロックを入れると、
反対に水を汚してしまうことになるので、
必ず信頼のおけるお店で購入しましょう

4.ろ材

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水質を維持するためには、
ろ過槽に投入するろ材が必要となります。

サンゴの水槽のろ材では、
サンゴ砂が最も一般的です。

サンゴ砂は、その名の通り、
元々はサンゴで、死んでしまった
サンゴの骨格が砂状になったものです。

サンゴ砂には無数の小さな穴が空いていて、
そこがバクテリアの住み処となってくれます。

また、サンゴ砂が少しずつ飼育水に溶け、
水質をアルカリ性にし、サンゴの飼育に
適した水質にしてくれます。

5.添加剤

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サンゴを飼育するためには、
実際の海と同じような水質を
再現してあげる事が必要となります。

最近販売されている人工海水の素には、
予め様々な添加剤が混ざっていて、
水道水に溶かすだけで、水質を
整えることが出来るようになっています。

そのため、立ち上げの際には、
個別の添加剤を用意する必要はありません。

初心者が下手に添加剤を使用してしまうと、
水質のバランスが崩れてしまい、
サンゴを殺してしまうことにもなります。

中には、予めプログラムされた
複数の添加剤を、プログラム通りに添加して、
飼育する方法もあります。

その飼育方法では、かなりシビアな飼育技術が
必要とされますので、ぜひステップアップして
チャレンジしてみて下さいね。

サンゴの水槽にかかる費用はどれくらい?

出典:https://www.shopping-charm.jp

初心者の方が飼育を始めやすい、
小さめの30~60cm程度の水槽の場合、
水槽の設備一式を揃えると、
30,000~50,000円ほど掛かります。

ソフトコーラルや、丈夫なLPSであれば、
十分に飼育をすることが出来るでしょう。

しかし、ミドリイシなどの飼育の難しい
種類を飼育する場合は、オーバーフロー水槽や
様々な周辺機器を用意する必要があり、
30万円前後かかってしまいます。

ミドリイシ自体の価格も、
1個体で10,000前後しますので、
水槽を埋め尽くすためには
それなりの費用がかかります。

飼育も難しく、費用もかかるため、
初心者の方はまずはシンプルな設備で
丈夫な種類の飼育から
始めてみてはいかがでしょうか?

サンゴの水槽のレイアウトはどうやって決めればいいの?

サンゴの水槽のレイアウトをする場合、
それぞれのサンゴの特性を
しっかりと理解する必要があります。

水槽内でのそれぞれの置き場ですが、
光の要求度、水流の好みを考慮しましょう。

強い光を求める種類は、ライトの真下に、
反対に弱い種類は少し影になる場所に置きましょう。

また同じように強い水流を好む種類は
ポンプの近くに置き、弱い種類は
流れの当たらない場所に置きましょう。

また、毒の強い種類は、毒の弱い種類と
離してレイアウトしましょう。

隣接していると、毒の弱い種類が
攻撃されて弱ってしまいます。

レイアウトの奥行き感を出すためには、
背の低い種類を手前に置き、
背の高い種類を後ろに置くと効果的です。

こちらの動画では、
美しいサンゴの水槽が紹介されています。

色々な水槽を見ることで、
レイアウトのイメージも湧くのではないでしょうか?

しかし、あまり上記の条件を
気にしすぎてしまっても、
レイアウトに自由が利かなくなって、
面白くなくなってしまいます。

後からでもポンプやライトの移動や、
追加もできますので、自由な発想で
レイアウトを楽しむことも必要ですよ。

水槽の周辺機器のレイアウトについては、
こちらの記事で詳しく紹介しています。

サンゴの水槽のレイアウト!照明やエアレーションの位置は?

照明やエアレーションなどの
設置場所について解説していますので、
ぜひ読んでみて下さい。

サンゴの白化の原因は水温って本当?

サンゴが白化する原因は、
サンゴにストレスがかかることです。

サンゴにとってのストレスは
水温、水流、照度、水質など
非常に多岐にわたります。

1つの原因だけでなく、
複雑に絡まっていたりしますので、
極力サンゴの好む環境を作ってあげましょう。

万が一白化してしまった場合は、
1つずつしっかりと原因を
解きほぐしてあげる必要があります。

サンゴの白化については
こちらの記事で詳しく解説しています。

サンゴの白化の原因は水温?死に追いやるメカニズムについて解説

こちらもぜひ合せて読んでみて下さい。

まとめ

以上、サンゴの水槽の
立ち上げについて紹介をしてきました。

サンゴの飼育は難しいですが、
最初の立ち上げをしっかりすることで、
その後の飼育がだいぶ楽になります。

早くサンゴを入れたくて、
ついつい手を抜いてしまいがちですが、
しっかりと準備をしましょう。

キレイに育つサンゴを眺めれば、
最初の苦労も忘れてしまいますよ。


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