近年は”空前のメダカブーム”と呼ばれるほど
メダカを飼育する人たちが増えていますよね。
しかし、熱帯魚だって負けてはいません!
一時期は人気に陰りを見せたものの、
最近はボトルアクアリウムの流行により
熱帯魚にも再び注目が集まっているのです。
そこで今回の記事では、
熱帯魚の中でも淡水魚にスポットを当てて
人気の種類をランキング形式で
ご紹介していきたいと思います。
淡水魚は海水魚に比べると
やや見た目が地味な印象がありますが、
他の種類との混泳や
水草を用いた水槽レイアウトなど
多様な飼育ができるのが魅力。
皆さんもぜひお気に入りの種類を
見つけてくださいね!
①グッピー
出典:https://www.shopping-charm.jp/
淡水熱帯魚の代表格といえば
やはりグッピーでしょう。
一昔前に大ブームとなったことでも
知られていますが、
現在でも世界各国で
盛んに品種改良が行われており、
様々な色形の種類の飼育が楽しめます。
グッピーの魅力は、
何といってもヒラヒラした美しいヒレ。
水槽内を優雅に泳ぐその姿は、
見るものの心を捉えて放しません。
ただ、他の魚にヒレを齧られると
美しさが損なわれるだけでなく
病気になってしまうこともあるので、
混泳には注意が必要です。
水槽レイアウトを施す場合も
自慢のヒレが傷つかないような
デザインを選ぶようにしましょう。
また、グッピーは
お腹の中で卵を孵化させる「卵胎生」で、
繁殖力が非常に旺盛です。
飼育に慣れてきたら、
ブリーディングに挑戦するのも良いですね!
②ネオンテトラ
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グッピーと並ぶほどの
知名度と人気を誇るネオンテトラ。
近縁種にカージナルテトラがいますが、
こちらのほうが丈夫で育てやすく
安価で入手できるため、
熱帯魚飼育の入門種としても選ばれています。
鮮やかな赤と青の体色は
どんなレイアウトの水槽にも良く映え、
群泳させた時の美しさは
淡水熱帯魚の中でも随一。
性格も温和なので、
同じくらいのサイズであれば
他の種類との混泳も可能です。
低コスト・飼育のしやすさ・美しさの
すべてが揃うネオンテトラは、
初心者さんが熱帯魚の魅力を知るには
うってつけの魚と言えるでしょう。
③アカヒレ
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「コップのコッピー」という愛称でも
お馴染みのアカヒレ。
そのネーミングどおり、
小さなガラスボトルとセットで
販売されているのを
見かける機会が多いですが、
コップのような小さな容器でも
飼育できるほど丈夫なのが
アカヒレの魅力です。
その強靭な生命力は
淡水魚界でも随一と言われるほどで、
水温や水質の多少の変化くらいでは
ビクともしません。
濾過機やエア―ポンプなしでも
飼育が可能なので、
流行のボトルアクアリウムでも
圧倒的な人気を誇っています。
寿命も比較的長めで、
飼育環境が良ければ
4~5年は生きられるのだとか。
見た目の派手さには欠けますが、
じっくり飼育を楽しみたい人には
おすすめの種です。
④ミッキーマウス・プラティ
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種類豊富なプラティの中でも
トップクラスの人気を誇る
ミッキーマウス・プラティ。
名前のとおり、
ミッキーマウスに似たユニークな模様が
尾びれのあたりにあるのが特徴です。
写真のイエローのほか、
ホワイトやブルー、レッドなど
体色のバリエーションも多く、
様々なカラーを混泳させると
水槽内が明るく華やかになりますよ。
温厚な性格なので、
他の種類との混泳にも向いています。
体長は最大5cmほどと小柄。
丈夫で水質の適応範囲も広く
餌にもこだわらないため、
熱帯魚初心者さんも扱いやすいでしょう。
なお、プラティ種は
グッピーと同じ胎生魚です。
⑤トランスルーセントグラスキャット
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スケルトンボディが特徴的な
トランスルーセントグラスキャット。
ナマズの仲間では珍しく、
中層付近を群れで泳ぐ習性があります。
透明ゆえに地味な魚に見えますが、
ライトアップした水槽で
やわらかな光を反射させて泳ぐ姿は
なんとも神秘的。
単体飼育も良いですが、
もう少し色味が欲しいという方は
ネオンテトラやグッピーなどと
混泳させるのもおすすめです。
水温が低いと白点病になりやすいので、
やや高めの水温を保つように気を付ければ
初心者さんも飼育できるでしょう。
⑥アフリカンランプアイ
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アフリカンランプアイの特徴は、
その名前のとおり青く光る瞳。
体長2~3cmほどの小さな魚ですが、
やや暗めの水槽で群泳させると、
美しい青色がより一層引き立ちます。
一見するとやや地味な体色も、
成魚になるにつれて少しずつ色が濃くなり
ヒレもオレンジ色を帯びて
さらに美しい姿を見せてくれます。
小さいわりに体は比較的丈夫ですが、
水質の変化には若干弱い面があるので
飼育を始めてから1週間くらいは
注意しておきましょう。
一度落ち着いてしまえば、
長期的な飼育も難しくありません。
⑦ベタ
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淡水熱帯魚の中でも
圧倒的な鮮やかさと優雅さを誇るベタ。
アカヒレと同じように
小さなボトルに入れられて
販売されていることが多いですが、
これは「ラビリンス器官」と呼ばれる
補助的な呼吸器官を持つおかげで
低酸素下でも生存可能だからです。
低水温や低phにも強いので、
小さな容器で手間をかけずに
熱帯魚飼育を始めたいという方には
うってつけの種でしょう。
とはいえ、
ベタの美しさを十分に堪能したいなら、
やはりゆとりのある水槽での飼育がおすすめ。
自慢のヒレをなびかせて泳ぐ姿は
まさに圧巻の一言です。
ただ、その美しい見た目に反して
「闘魚」と呼ばれるほど気性が荒いので、
混泳には向いていません。
縄張り意識も強く、
同種間でも殺し合いになるほどの
激しい喧嘩をすることもあるため、
基本的には単独飼育をおすすめします。
⑧ゴールデンハニードワーフグラミー
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グラミー種の中でも特に小型の
ゴールデンハニードワーフグラミーは、
成魚でも体長4~5cmほど。
ベタと同じように
ラビリンス器官を持っているので、
ボトルアクアリウムでも飼育が可能です。
また、ゴールデンハニードワーフグラミーは
繁殖方法が特徴的で、
オスが口から泡を出して巣を作り
その中で子育てをします。
この様子を観察するのは
さすがにボトルアクアリウムは難しいので、
繁殖を狙う場合は30cm以上の水槽を
用意すると良いでしょう。
弱酸性の水質で飼育すると、
黄色の体色がより鮮やかになるそうです。
同種間で小競り合いをすることがありますが、
基本的には温和な性格なので
他の種類との混泳にも向いています。
⑨ハチェット
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ポッコリとお腹が出たような、
ユニークなフォルムが魅力のハチェット。
体型が手斧(hatchet)に似ていることから
この名前が付けられたそうですよ。
種類はいくつかあり、
大理石を思わせる「マーブル・ハチェット」や
透き通った体を持つ「グラス・ハチェット」が
特に人気が高いと言われていますが、
いずれも飼育難易度はほぼ変わらないので
好みの体色で選ぶと良いでしょう。
体は比較的丈夫で
初心者さんにも飼いやすいですが、
餌を与えた時や驚いた時に
水面をジャンプすることがあるので、
水槽に蓋をするなどして
飛び出しを防いでやる必要があります。
また、動きがのんびりしているので、
他の種類と混泳させる場合は
餌を取られてしまわないように
給餌を工夫しましょう。
⑩コリドラス
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コリドラスはナマズの仲間で、
口元に生えた”ちょび髭”がチャームポイント。
その愛嬌たっぷりの表情と
水槽の底面をモフモフしながら
餌を探す様子は何とも愛らしく、
少々地味な見た目ながらも
多くのファンを獲得しています。
ユーモラスな外見もさることながら、
”水槽の掃除屋”として活躍してくれることも
コリドラスの人気の理由のひとつ。
他の魚が食べ残して
底床に沈んだ餌をきれいに食べて、
飼育水が汚れるのを防いでくれます。
とはいえ、他の魚の食べ残しだけでは
十分な餌の量とは言えませんので、
コリドラス用の餌も用意してあげましょう。
水面に浮くタイプの餌は食べられないので、
沈降性のものを選ぶようにします。
まとめ
今回の記事では、
おすすめの淡水熱帯魚を
ランキング形式でご紹介しました。
筆者のイチオシは、
ちょび髭が愛らしいコリドラス!
見た目は少々地味ですが、
そのぶんどんなレイアウトにも
よく馴染みますし、
のほほんとした愛嬌のある表情は
眺めているだけで癒されますよ。
皆さんもぜひ
お気に入りの種類を見つけて、
飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。
⇒人気の青い淡水の熱帯魚を紹介!おすすめの種類一覧!
なお、こちらの記事では
青色の体色が美しい淡水熱帯魚を
厳選してご紹介しています。
青い熱帯魚を飼育してみたい方は
ぜひ併せてご覧ください。