金魚の稚魚を飼っていると、
なんだか色変わりをしてきた
ということがないでしょうか。
稚魚の色がだんだん変わると、
病気なのではないかと疑ったり、
心配になったりすると思います。
そこで今回は、金魚の稚魚が
色変わりする原因であったり、
などを見ていきたいと思います。
金魚が色変わりしてしまった原因はなに?
金魚の稚魚が色変わりを
してしまう原因は何なのでしょうか。
主な原因としては二つあるので
それぞれ見ていきたいと思います。
1.餌の影響
金魚の稚魚が色変わりしてしまった
一つ目の原因は餌の影響です。
金魚の色と言えば真っ赤のものを
思い浮かべるかもしれませんが、
実際は本当に最初から真っ赤な
金魚はいないといっても
いいくらいです。
赤くなるように品種改良された
金魚をさらに真っ赤になるように
餌や環境や、
色揚げすることにより、
あの色が出せるのです。
その中で餌は大きな影響を
及ぼします。
金魚が赤くなるには、
カロチノイドやスピルリナといった
成分が豊富に含まれている餌を
あげることで赤くなります。
また、オキアミや赤虫なども
赤くなるのにとても効果的な
作用を及ぼします。
カロチノイドはもともと金魚の体内で
生成できるものではなく、
主にえさから摂取するものになります。
そのため、
餌が色に大きな影響を及ぼします。
2.遺伝
金魚の稚魚が色変わりしてしまった、
二つ目の原因が遺伝です。
金魚の色には様々な色があります。
赤や黒や白、黄色などです。
そういった色は、成長過程によって
変化していきます。
大体3歳くらいまでは
色落ちや色の変化などはよくあることで、
赤が抜けて白になったり、
黒色がオレンジ色へと
変化することもあります。
こういった現象は
固定できないものであり、
好みの色柄のまま大きく成長させる
というのは至難の業になります。
このような固定できない色の変化は
遺伝によるものがほとんどです。
親が成長時にどんな色の過程を
たどったかにもよって
変わってくるのでかなり遺伝の
要素が大きくなります。
金魚の稚魚の色が変わると何か影響はある?
金魚の稚魚の色が変わると
何か影響はあるのでしょうか。
基本的に影響は
まったくないと考えて大丈夫です。
金魚の色が変化することは
褪色と呼ばれており、
成長の中で自然と起こることです。
したがって色が変わるということは、
しっかりと金魚が成長していると
とらえて大丈夫です。
金魚の赤ちゃんを同じ色に保つことは可能なの?
金魚の稚魚の色変わりを
同じ色に保つことは
可能なのでしょうか。
色変わりを防いで同じ色に
保つことはかなり
難しいのが現実です。
餌によってできるだけ赤くなるように
することはできますが、
それも餌による効果を
期待しているだけです。
確実に色が変化する
というものではなく、
どうしても色の変化は遺伝によります。
そのため色の変化はとても予想が
つくようなものではなく、
故意的に操作できるものでもありません。
色を保つことは
不可能ともいえるでしょう。
金魚の色は餌によって変化させることができる?
金魚の稚魚の色は餌によって
変化させることはできるのでしょうか。
上記でも軽く説明しましたが、
金魚の色を赤く染まるように
色揚げを行うことはできます。
赤く染めるにはカロチノイドや
スピルリナといった成分が
入っている餌を与えることが
とても重要になります。
カロチノイドとは動植物に
含まれる黄色や赤色の色素の総称です。
主にルテイン(黄色)は
緑黄色野菜やクロレラ、
マリーゴールドなどアスタキサンチンは
エビやカニなどの甲殻類から
摂取することができます。
色揚げにそれ用の餌も売っています。
その餌の中にはカロチノイドなどの
成分が入っており、金魚の体を
赤く染めるような効果があります。
しかしこういった餌は消化が悪く、
金魚にとっては体に負担を
かけるものになるのであげすぎには
気を付けましょう。
まとめ
今回は、金魚の稚魚の
色変わりについて話してきました。
初めて稚魚を飼うと、
色が変わっていき、
びっくりすると思います。
しかしそれは成長の過程で
起こる自然なものであり、
何も心配する必要はありません。
しっかりと成長している証なので
ゆっくりと見届けてあげましょう。
また、金魚の稚魚は
共食いするということを
知っているでしょうか。
それを防ぐ方法については
次の記事で詳細を書いているので
よかったら参考にしてみてください!
⇒金魚の稚魚は共食いするって本当?生存率&正しい飼育法を解説
金魚の稚魚の色変わりを
むしろ楽しみながらこれからも
育ててみてください!