メダカの卵の成長!うまく孵化させるためのポイントとは?

メダカの卵は透き通っているので、
中の稚魚が日に日に成長する様子を
目で見て確認することができます。

卵が産まれてからどのように育っていくか、
その過程を知っておくと
孵化するタイミングを掴みやすいでしょう。

そこで今回の記事では、
メダカの卵の産卵~孵化までの成長過程や
うまく孵化させるためのポイントについて
解説していきたいと思います。

はじめて卵の孵化に挑戦する方や
これからやってみたいという方は、
ぜひ参考にしてくださいね!


メダカの卵はどうやって成長していくの?

メダカの成長は早く、
飼育環境によって多少の差はあるものの
順調に成長すれば
産卵から10日前後で孵化します。

まずは、この期間に
卵がどのようにして成長していくのかを
知っておきましょう。

なお、こちらの動画では、
卵の中の稚魚が変化していく様子を
より詳しく知ることができます。

産卵直後のメダカの卵は、
うっすらと黄色がかった透明で、
中には小さな気泡のようなもの
いくつか散らばって見えます。

これは「油滴」といい、
卵はここに詰まった栄養分で育ちます。

この時点では、一見すると
何も起こっていないようですが、
卵の中では物凄いスピードで
細胞分裂が繰り返されているのです。

産卵から2日目には
胚体と呼ばれる体の基礎ができはじめ、
その先端には頭部も形成されます。

3~4日目頃には目や顎、尾ビレ、
そして早くも心臓の鼓動が
確認できるようになります。

このあたりになると、
姿形もだいぶ魚らしいものになり、
5~6日目頃には卵の中で動く様子も
見られるようになりますよ。

メダカの稚魚は、
卵の中で回転しながら成長していきます。

6~7日目頃になると体もずいぶん大きくなり
動きもより活発になるため、
卵の中にいるのが窮屈そうに見えるでしょう。

ここまで成長したのが確認できれば、
孵化する日はもう間近。

硬かった卵膜もだんだんと柔らかくなり、
いつ稚魚が飛び出してきても
おかしくない状態です。

卵の様子をこまめにチェックしていれば、
孵化の瞬間に立ち会えるかもしれませんね!


メダカの卵は孵化までにどれくらいかかる?

先ほど少し触れましたが、
メダカの卵はおよそ10日前後で孵化します。

ただ、これには水温が大きく関係しており、
孵化のタイミングの一般的な目安は
「水温×日数=250℃」とされています。

  • 水温25℃で飼育した場合
    →250℃÷25℃=10日
  • 水温28℃で飼育した場合
    →250℃÷28℃=8.9日

この計算だと、
「水温があたたかいほど
孵化までにかかる日数も短くなる」
ということになりますね。

しかし、早く孵化させたいからといって
水温を上げすぎるのは良くありません。

特に30℃を超えるような高温下では、
卵が成長途中で死んでしまったり
奇形の個体が産まれる恐れもあります。

卵の成長に最適な水温は、24~26℃。

きちんと管理ができるように、
水温計を用意しておくと良いですね。

メダカの卵をうまく孵化させるための3つのポイントとは?

メダカの卵は他の魚に比べて扱いやすく、
孵化もさほど難しくありません。

かといって、
放っておけば勝手に成長する、というほど
単純なものではないのも事実です。

では、先述した過程のとおりに
卵を順調に育てて孵化させるには
どうしたら良いのでしょうか。

ポイントは次の3つです。

  1. 産卵した卵は別容器に入れる
  2. 水換えを毎日行う
  3. 日照時間を確保する

この3つをおさえておくだけでも、
孵化する確率はグッと高くなりますよ。

それでは、それぞれの内容を
詳しく解説していきましょう。


⒈産卵した卵は別容器に入れる

メダカの水槽に卵を見つけたら、
親メダカとは離して別の容器に入れましょう。

そもそもメダカには
子育てをするという概念がないため、
卵を守ったり世話をすることはありません。

そればかりか、
卵をエサだと勘違いして
食べてしまうこともしばしば。

気付いたら卵が全部食べられていた・・・
なんてこともありますので、
卵はなるべく早いタイミングで
取り出すことをおすすめします。

また、卵を入れておく容器には
浅くて広い形状のものが適しています。

台所に眠っている使っていないタッパーや
お豆腐やゼリーの空き容器など、
ご家庭にあるものをうまく活用しましょう。

⒉水換えを毎日行う

卵の入った容器の水は、
こまめに水換えを行いましょう。

水が汚れてくると、
卵の最大の天敵である
カビが発生しやすくなります。

特に夏場などの気温の高い時期は
水質が悪化しやすいので、
毎日新しい水に交換してあげてくださいね。

なお、卵の水換えの際は
水道水を使用しましょう。

皆さんもご存知のとおり、
成魚を飼育する際には水道水はタブーですが
卵の場合は話が別。

水道水に含まれる「カルキ」が、
卵をカビから守ってくれるのです。

卵の卵膜は見た目以上に厚いので、
中の稚魚に影響することもありません。

この意味でも、卵はやはり
親と分けて飼育したほうが良いのです。

⒊日照時間を確保する

メダカは春~初秋にかけての
暖かく日照時間が長い時期に産卵します。

真冬の寒い時期に卵を産んでも
赤ちゃんメダカが生きられないからです。

これは親メダカだけでなく
卵の中の赤ちゃんメダカも同じで、
気温が低かったり日照時間が短い環境では
孵化しようとしません。

「ここでは生きていくのが難しいな」と
赤ちゃんなりに判断するのでしょうね・・・。

したがって、メダカの卵の孵化には
先ほどご説明した水温とあわせて
日照時間も非常に重要です。

卵が孵化するために必要な日照時間は
1日14時間程度だとされています。

日中はできるだけ日当たりの良い場所に
容器を置いてあげると良いでしょう。

また、梅雨の時期など
十分な太陽光を確保できない時は
ライトを使って調整してください。

メダカの卵の孵化にメチレンブルーがいいって本当?

卵の入った容器の水を水道水にするだけでも
カビを防ぐことができますが、
より万全に対策したい方は
「メチレンブルー」の使用がおすすめです。

メチレンブルーは
メダカや金魚など観賞魚の病気の治療や
細菌の増殖を抑えるのに使われる薬品で、
その名のとおり青い色をした液体です。

卵のカビ防止が目的であればほんの数滴、
水がうっすらと青く色付く程度に
垂らしておくと良いですよ。

詳しい用量は製品のパッケージに
記載されていますので、
使用前に必ず確認してくださいね。

また、原液が肌や家の床などにつくと
なかなか落ちにくいので、
取り扱いの際は注意しましょう。

メダカの卵が孵化する確率はどれくらいなの?

メダカは初心者にも育てやすい魚で、
卵を孵化させるのもさほど難しくありません。

ここまでお話してきたことを
意識して飼育に取り組んでいただければ、
かなりの高確率で
赤ちゃんメダカが誕生することでしょう。

しかし、卵が無精卵だった場合は、
どんなに良い環境で飼育したとしても
孵化することはありません。

無精卵とは、受精しなかった卵のことです。

メダカはメスが産んだ卵に
オスが体液をかけることで受精しますが、
これが何らかの理由でうまくいかずに
無精卵となることも少なくないのです。


メダカの卵の無精卵と有精卵の見分け方は?

無精卵には抵抗力がないため、
放っておくとすぐにカビが発生します。

無精卵がひとつあるだけで
容器の中の卵を全滅させることもあるので、
見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。

無精卵には、次のような特徴があります。

  • 色が白っぽく濁っている
  • 卵の中の気泡(油滴)が確認できない
  • 指で押すと潰れてしまう

一方、有精卵は透明で、
中の稚魚の様子が確認できます。

卵膜にはしっかりとした弾力があり、
指で押しても簡単には潰れません。

また、水にメチレンブルーを垂らした時、
有精卵は卵膜だけが青く染まりますが
無精卵は中身まで染まってしまいます。

有精卵と無精卵を見分けるポイントは
「色」と「硬さ」だと覚えておきましょう。

まとめ

今回の記事では、
メダカの卵が成長する過程や
上手く孵化させるポイントについて
解説してまいりました。

卵を孵化させるにあたって
気を付けていただきたいことは
次の6つの点です。

  • 卵は親メダカと分ける
  • こまめに水換えを行う
  • 水温は24~26℃にキープ
  • 日照時間を調整する
  • 水道水やメチレンブルーでカビ対策
  • 無精卵は取り除く

少々の手間がかかるのは
生き物を育てるうえで当然のことですが、
いずれも決して難しいことではありません。

上記のことを意識して取り組めば
初心者の方でも孵化を成功させることが
できるはずですよ。

手をかけた分だけ、
孵化した時の感動もひとしおです。

⇒メダカの卵が孵化しない3つの理由と対策方法をご紹介!

⇒メダカの卵は隔離した方がいいの?タイミングと方法をご紹介!

無事に赤ちゃんメダカが誕生する日まで
卵の成長する様子を確認しながら
しっかりお世話してあげてくださいね!


生態飼い方



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