ネオンテトラの飼育を始めると、
次第に他の魚と混泳させたくなる人が
多いと思います。
賑やかな水槽は見ていて楽しいですよね。
しかし、混泳をさせる相手を間違えてしまうと、
最悪の場合は水槽のバランスが
崩壊してしまうこともあります。
そうならないためにも、しっかりと
混泳する相手を選びましょう。
そこで今回は、ネオンテトラの
おススメの混泳相手をご紹介します。
混泳に向いていない魚の特徴も紹介して
いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ネオンテトラの混泳のおすすめは?飼いやすい3つの種類
ネオンテトラと混泳をする魚の条件として、
同じくらいの大きさ、温和な性格、
水質の一致などが挙げられます。
この条件をクリアして、ネオンテトラと
混泳できる種類はたくさんいますが、
今回はその中でも飼いやすくて
おススメの3種類について紹介していきます。
1.グッピー
ネオンテトラとの混泳で
おススメの熱帯魚の一つ目は、グッピーです。
丈夫で熱帯魚の入門種の代表格であるグッピー。
同じく入門種であるネオンテトラと
混泳を考える方も多いのではないでしょうか。
ネオンテトラもグッピーも、どちらも
それほど大きくならず、協調性の良い魚です。
水質の好みもそれほど違わず、相性抜群です。
どちらも華やかな体色をしているので、
水槽内が一層華やかになりますね。
注意したいのが、グッピーの繁殖力です。
グッピーはオスとメスが揃っていると、
水槽内でもドンドンと繁殖してしまいます。
もちろん繁殖を楽しむのも良いですが、
小さな水槽ではあっという間にいっぱいになり
窮屈な状態になってしまいます。
そこで、あまりグッピーを殖やしたくない方は
お気に入りのキレイなオスだけを
混泳させることをオススメします。
グッピーにはいろいろな品種がありますので、
模様や色味など、お気に入りの品種の
雄を混泳させてみてはいかがでしょうか?
グッピーについてはこちらの記事で
詳しく解説しています。
繁殖についても紹介していますので、
ぜひ読んでみてください。
2.メダカ
近年人気のあるメダカ。
メダカは日本に生息する魚ですが、熱帯魚である
ネオンテトラとの混泳におすすめの種類です。
メダカはネオンテトラより一回り
大きくなりますが、温和で協調性の良い魚です。
お互いの生息地が違うため、
好みの水質が違うように思いますが、
メダカは幅広い環境に適応できるため、
ネオンテトラの水質に合わせることが可能です。
そして、メダカは手ごろな価格から
入手できるため、飼育初心者の方にも
混泳に挑戦しやすいのではないでしょうか。
スキルアップしたら、改良された品種の
メダカを混泳させるのも良いですね。
3.エビ
水槽のお掃除屋さんのイメージが
強いエビの仲間ですが、ネオンテトラとの
混泳におすすめできる生き物の1つです。
ザリガニのように大きくなるエビは
肉食性が強いため、混泳できませんが、
ヤマトヌマエビ、ビーシュリンプ、
チェリーシュリンプなどの小型のエビが
ネオンテトラとの混泳に向いています。
エビを混泳させると、
賑やかになるのはもちろん、
掃除屋さんの役割を期待でき、コケ掃除や
残り餌の処理などのメリットがあります。
注意したいのが、脱皮直後のエビは
体が柔らかいため、ネオンテトラでも
エビを食べてしまうことがあることです。
そのため、流木や水草などでエビがしっかりと
隠れる場所を作ってあげる必要があります。
ネオンテトラの混泳で中型魚は飼えないの?
ネオンテトラは大人しい性格の熱帯魚です。
気性の荒い種類や、自分より
大きすぎる種類の魚と混泳すると、
怯えてしまい、ストレスを抱えてしまいます。
そのため、ネオンテトラとの混泳で
中型魚はおすすめできません。
中には性格が温和な中型魚もいますが、
小さな体のネオンテトラからすると、
その存在だけでストレスとなってしまいます。
また、中型魚は肉食性ではなくても、
口がそれなりに大きいため、何かの拍子に
ネオンテトラを食べてしまうことがあります。
どうしても中型魚と混泳をさせたい場合は、
温和で肉食性でない種類を選び、水槽内に
水草を入れ、隠れる場所を作ってあげましょう。
また、底性の種類など、生活圏が
違う種類を選ぶのも1つの手です。
いずれにしても、リスクはありますので、
なるべくであれば、中型魚は別の水槽で
飼育することをおすすめします。
こちらの水槽では、ネオンテトラを中心とした
小型魚の混泳水槽を紹介しています。
まるでお手本のような水槽ですね。
レイアウトも含めて、
ぜひ参考にしてみてください。
ネオンテトラの水槽の立ち上げの方法は?
ネオンテトラの水槽を立ち上げる際、
水槽に水を入れて、フィルターの電源を入れ、
ネオンテトラをすぐに水槽に
入れられるわけではありません。
しっかりと水槽の立ち上げをしないと、
いくら丈夫なネオンテトラであっても、
死んでしまうことになりかねません。
簡単に水槽の立ち上げ方法の流れを
まとめると、次のようになります。
- 水槽や各機器、スペースの準備
- 水槽や各機器のセッティング
- 砂や水草などのレイアウト
- 水を入れ空回しを1週間
- パイロットフィッシュの投入
- 本格的にネオンテトラを投入
ネオンテトラの飼育を始める際、
どうしても、水槽に早くネオンテトラを
入れてしまいたくなってしまいます。
その気持ちをグッとこらえて、
まずは空回しをしましょう。
その間にバクテリアがわき、ネオンテトラに
適した水質を作り上げてくれます。
ネオンテトラが死んでしまっては、
せっかくの楽しみもなくなってしまいますので、
しっかりと立ち上げをしましょう。
ネオンテトラの水槽の立ち上げについては、
こちらの記事で詳しく解説しています。
ネオンテトラに適した環境や、
レイアウトについても解説していますので、
ぜひ合わせて読んでみてください。
まとめ
以上、ネオンテトラの
混泳について解説しました。
今回は3種類の混泳相手をご紹介しました。
その中でも初心者の方に
特におすすめするのはグッピーです。
反対に中型魚との混泳はお勧めできません。
いろいろな魚が飼育されている水槽は、
賑やかで、見ていて楽しくなりますよね。
様々な色味が増えることで、
華やかな水槽にもなります。
ぜひ、ご自身だけのとっておきの
混泳水槽を作り上げてくださいね。