ボトルアクアリウムの流行を受けて、
最近は熱帯魚飼育に興味を持つ方が
増えつつあるといいます。
しかし「幼い頃にお祭りの露店で掬った
金魚やメダカを死なせてしまった・・・」
などという苦い経験をお持ちの方は、
興味が湧いたとしても
実際に飼うのは躊躇してしまいますよね。
そんな皆さんは、
種類豊富な熱帯魚の中でも
体が丈夫だと言われている種類から
飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、
初心者さんでも飼いやすい
とにかく丈夫な熱帯魚の種類を
ランキング形式でまとめてみました。
飼い方のコツや注意点なども
ご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
①ネオンテトラ
出典:https://www.shopping-charm.jp/
ネオンテトラは、
どこのアクアショップでも
必ずと言ってよいほど販売されている
熱帯魚の定番種。
鮮やかな赤と青の
コントラストが非常に美しい魚で、
群泳させた時の見応えは抜群です。
体長は最大で4cmほどと
小さいわりに体はとても丈夫で、
水質の変化にもうるさくありません。
ショップにもよりますが、
価格は1匹数十円~と安価なので
初心者さんも挑戦しやすいでしょう。
ただ、安く販売されているぶん
弱っている個体も多いようです。
お迎えする際には、
明らかに痩せて元気がなかったり
病気にかかっている個体がいないか
しっかりチェックしてくださいね。
②ラスボラ・エスペイ
出典:https://www.shopping-charm.jp/
ラスボラ・エスペイは
東南アジアに生息するコイの仲間で、
鮮やかなオレンジの体色と
黒いバチ模様が特徴的。
水槽の中層を群れで泳ぐ姿が
非常に美しいので、
5匹以上の飼育がおすすめです。
体色は年月を追うごとに色味を増し、
PH値の低い環境で飼育すると
より美しく発色します。
体長4cmほどと小柄でありながら
とにかく丈夫な魚として知られており、
汚れた水槽の中で最後まで生き残るのは
このラスボラとも言われているほど。
性格も基本的に温和なので、
他の種類との混泳も可能です。
③アカヒレ
出典:https://www.shopping-charm.jp/
「コッピー」という愛称でも
お馴染みのアカヒレ。
ラスボラと同じコイ科の魚で、
正確に言うと熱帯魚ではなく
もともとは中国に生息する温帯魚です。
そのため、日本の多くの地域では
ヒーターなしでも飼育が可能。
水質の悪化や餌不足にも耐えられる
強靭な生命力の持ち主でもあるので、
初心者さんやズボラさんでも
よほどのことがない限り
飼育に失敗することはないでしょう。
小型種にしては寿命も比較的長めで、
飼育条件が良ければ4~5年生きることも。
見た目の派手さにはやや欠けますが、
じっくり飼育を楽しみたい方には
おすすめの魚です。
④プラティ
出典:https://www.shopping-charm.jp/
プラティはメキシコ原産のメダカの仲間で、
淡水熱帯魚の代表種として
世界中で古くから愛されています。
現在は品種改良によって
様々な品種が作出されていますが、
中でも特に人気があるのは
写真の「ミッキーマウス・プラティ」。
その名前のとおり、
尾ビレのミッキーマウス模様が
チャームポイントの可愛らしい種で、
女性のアクアリストからも人気です。
プラティもまた生命力が強く、
飼育はもちろん繁殖も容易。
オスメスを一緒の水槽に入れて
25℃前後の水温を保っていれば、
自然と繁殖行動が行われます。
お腹の中で卵を孵化させて
稚魚を産む「卵胎生」なので、
稚魚の生残率も高いです。
慣れてきたら繁殖にも
挑戦してみたいという方は、
プラティから飼育を始めてみると
良いかもしれませんね。
⑤チェリーバルブ
出典:https://www.shopping-charm.jp/
チェリーバルブのオスは
成熟期を迎えると体が赤桃色に染まり、
水槽内でもひときわ目を惹く存在に。
一方、メスの体色はベージュに近く
オスに比べると少々地味なため、
繁殖を狙いたい場合を除いては
オスを指定して購入すると良いでしょう。
水質にもうるさくなく低水温にも強いので、
飼育は容易です。
性格も基本的に温和で、
同種間では多少の小競り合いを
することがあるものの、
大きな問題になることはほぼありません。
ただ、少し臆病なところがあるため、
混泳相手には同じくらいのサイズの
穏やかな種類を選んであげましょう。
⑥ゴールデンハニードワーフグラミー
出典:https://www.shopping-charm.jp/
グラミー種の中でも、
ゴールデンハニードワーフグラミーは
成魚でも体長4~5cmほどと小柄。
エラの下から長く伸びた触覚で
興味があるものをツンツンしたり
仲間にタッチしたりする姿が
とにかく可愛らしいと人気です。
この触角は「ラビリンス器官」という
補助的な呼吸器官で、
グラミーはこれを使って
空気呼吸をすることができるため
低酸素を苦にしません。
水質にもそこまでうるさくないので
飼育は容易ですが、
他の魚に比べると
動きがゆったりしているため、
活発な種類と混泳させると
餌をうまく食べられないことがあるので
注意しましょう。
また、水槽内の水流も
弱めに設定してあげたほうが良いです。
まとめ
今回の記事では、
丈夫で飼いやすい熱帯魚の種類を
ご紹介してまいりました。
飼育の経験が浅いうちは、
水温や水質の調整がうまくいかず
魚を弱らせてしまうことも多いもの。
しかし、
今回ご紹介したお魚たちは
多少の水質変化や低水温なら
耐えられるほどの強い生命力を
兼ね備えているものばかりですから、
初心者の方でも
安心して飼い始められるでしょう。
ぜひお気に入りの種類を見つけて
熱帯魚飼育にトライしてみてくださいね!