熱帯魚の病気の症状を一覧で!白い・くるくる回るなど種類別で解説

犬や猫と違い、病気になった熱帯魚を
治療してくれる病院は、
国内にはほとんどありません。

アクアリウムでは、
自分で病気を発見し分析し、
治療薬を選び、
治療するしかありません。

普段の熱帯魚の動きをよく観察し、
異常がないか、注意深く見る必要があります。

水中では病気が広まる可能性も高いので、
早めに手を打つ必要があります


①白点病


白点病は淡水魚にはよく出る病気で、
ウオノカイセンチュウ(白点虫)の寄生で
発生
します。

罹患した魚はかゆがり、
石などに体をこすりつけ
ます。爪楊枝の先で突いたほどの大きさの
白点が目立つようになり全身に広がっていきます。

病魚を別の水槽に隔離し、
白点虫が苦手な28~30度以上の水温に保ち、
メチレンブルーが主成分の魚病薬で薬浴します。
併用しても構いません。

0・5%程度の食塩水で
白点虫を落とす方法もあります

金魚の病気の一つである
赤斑病について、詳しくはこちら!

⇒金魚の赤い斑点は病気のサイン?原因について徹底解説!

②PHショック

PHショックは、
水槽内の水素イオン濃度が急変して起きます

新しく水槽に魚を導入した場合などに
起きやすく、ショック状態となった魚は
くるくる回り続けたり
水槽の隅に向かって泳ぎ続けたりする
異常行動を起こします。

元気だった魚が水の変化を機に急変したら
PHショックを疑い、
直ちに水槽から取り出し、
元の水に戻します
元の水が無い場合は水道水でも構いません。

そのままでは死んでしまいます

③腹水病


腹水病に罹患した魚は食欲がなくなり、
動きも鈍くなります
餌を食べなくなったのにやせるのではなく、
逆に腹部がふくれたように大きくなります

腹部には水がたまっている訳ではなく、
内臓が腫れたように大きくなっています。

エロモナス菌が原因と言われており、
水質の悪化が引き起こすケースが多いです。

病魚は直ちに隔離し、
グリーンFなどの細菌感染症治療薬で薬浴する必要があります。

④ウーデニウム病(コショウ病)

ウーデニウム病は白点病と同じく、
寄生虫の寄生による病気で、
ウーディニウムが寄生することで発生します。

石などに体をこすりつけるなどの
症状が現れ、体表に茶色や黄色の
小さな点が現れます。

この点は白点病の白点より目立たない点で、
コショウを振りかけたように見えることから、
コショウ病の異名があります。

罹患した魚はすぐに別の水槽に隔離し、
メチレンブルー系の魚病薬で薬浴しましょう。

⑤エロモナス病(松かさ病・ポップアイ)

腹水病を引き起こすエロモナス菌による病気です。
松かさ病とよばれるタイプの病気では、

鱗が浮き上がって立ってきて
松ぼっくりのような感じになります。

次第に魚体全体がふくれてきます。
ポップアイと呼ばれる症状では、
文字どおり、
眼球がデメキンのように飛び出てきます。

いずれも水質の悪化で
エロモナス菌が異常に多い
環境下で発病するようです。

隔離し、グリーンFなどの
細菌感染症治療薬で薬浴します。


⑥カラムナリス病(尾ぐされ病・口ぐされ病)

カラムナリス症は
フレキシバクター・カラムナリスという
細菌による、感染力が強い病気です。

尾ぐされ病は名の通り、
尾びれなどのひれが
溶けるように消えていく病気です。

ひれの先端がぼろぼろになっていたり
溶けかかっていたら感染しています。

口ぐされ病は尾ぐされ病の症状が
口や鰓付近に見られ、
組織が溶けるように破壊されます。

グリーンFやエルバージュなどで薬浴します。

金魚の尾ぐされ病の対策に
ついてはもっと詳しく
こちらに書いてあります

⇒金魚のヒレがボロボロになった!原因と対処法について解説

⑦イカリムシ症

イカリムシ症は、
カイアシというミジンコの仲間の
甲殻類のイカリムシが体表に寄生する病気です。

寄生された魚は体液を吸われ、
その部分は充血します。
またかゆいため体をこすりつけ、
傷だらけになります

イカリムシは船の碇のような姿をしていて、
成長すると1センチにもなりますので、
発見は容易です。

イカリムシ用の魚病薬を数回、
規定通りに散布し、駆除します

⑧水カビ病

水カビ病は、
残餌など水中の有機物に生える水カビが、
魚の体表に生えてしまう病気です。

水カビは放射状に生えることが多いですが、
綿が付着しているようにも見えることから
「綿かぶり病」と呼ばれることもあります。

スレや寄生虫による充血など、
魚体に傷がある場合に、
その場所の死んだ組織に水カビが生えます。
水カビとは様々な細菌の総称です。

グリーンFなどの魚病薬で薬浴します。

⑨ネオン病

ネオン病はネオンテトラ、
カージナルテトラになどの
小型のカラシン科に発生する特有の病気で、
病原菌は尾ぐされ病などを引き起こす
カラムナリスです。

ネオンテトラなどでは罹患すると、
体全体の色が薄くなったように見え、
次第に白っぽくなってしまいます。
体表に血がにじんだような斑点が現れる
こともあります。

グリーンFなどで薬浴します。

⑩転覆病

転覆病は金魚などに多く見られる病気です。
コメットや朱文金などの和金型では
めったに現れませんが、
リュウキンやランチュウなど、
腹部が丸々として寸が詰まったタイプの金魚に、
よく現れます。

初期は、水底に沈みにくくなり
自然に水面に浮いてくる症状が現れます。

病状が進むと水面に腹を向けて
浮きっぱなしとなります。

絶食させ、水温を29度程度まで
徐々に上げて治療する方法があります。

 

まとめ

症状に早く気付いて治療を始めれば、
混泳魚への感染も防げます。
日頃からよく観察しましょう。

また定期的な水替え
新しく魚を導入する際の薬浴で、
予防に努めましょう。

なお魚病薬には人体に影響するものもあり、
取り扱いには十分な注意が必要です。


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