アクアリウムをはじめようと思ったとき、
飼いたい魚の大きさに合った
水槽を用意しなければいけません。
大きな水槽は置けないし、
掃除やメンテナンスが大変そうだから
飼育を諦めている人も
いらっしゃるのではないでしょうか。
実は熱帯魚には小さな水槽でも飼える、
小さい種類もたくさん存在します。
小さい水槽なら設置スペースもあまりいらず、
水量がそこまでなく掃除もしやすいので、
女性でも手軽に飼うことができます。
今回はそんな小型の熱帯魚の中から、
特におすすめしたい種類を
写真を交えて紹介します!
何を飼うか決まっていない人も、
この記事で紹介した種類から
飼育したい種類が見つかるかも。
①ネオンテトラ
観賞魚にあまり詳しくない人も、
熱帯魚と聞いたらこの魚を思い浮かべるほど、
最もポピュラーな種類がネオンテトラです。
アマゾン川に原産のカラシンと呼ばれる種類で、
成長してもサイズは4cm程までにしか
大きくなりません。
1匹だけだとあまり目立ちませんが、
群れで泳ぐ性質があるので、
複数匹で飼うと水槽を綺麗に彩ってくれますよ。
水質にもそこまでうるさくなく、
価格も安いため、
熱帯魚の入門種としてもおすすめです。
②グッピー
グッピーは、ネオンテトラと並んで、
ポピュラーな熱帯魚です。
ヒラヒラと大きな尾ヒレは
様々なカラーがあり、
複数匹で泳ぐ姿は、
まるで宝石のようでもあります。
水質にもそこまで敏感ではなく、
繁殖も容易に行えます。
混泳させる場合は、
尾ヒレを齧られてしまう危険あるため、
遊泳層が異なるおとなしい種類と
混泳がおすすめです。
③アカヒレ
アカヒレは名前にもなっているとおり、
赤い尾ヒレを持ったコイ科の淡水魚です。
元々は中国原産で、
コップのような小さな容器でも飼えることから、
コッピーという名前でも販売されています。
アカヒレは他の熱帯魚と違い、
10℃~27℃と幅広い水温に適応。
屋内ならヒーターなしで
飼育することが可能です。
水質にもうるさくなく、性格も温和なので、
同じ大きさなら混泳も可能です。
④ミッキーマウスプラティ
プラティの中でも尾ヒレにかけて
ミッキーマウスのような模様が入ったのが、
このミッキーマウスプラティです。
グッピーやネオンテトラとならんで
昔から熱帯魚として人気の種であり、
水質にもそこまでうるさくなく、
繁殖も容易なため、
熱帯魚の入門としてもおすすめです。
大きさも最大6cm程度なので、
小さめの水槽で飼育可能です。
プラティはグッピーと同じ、
稚魚がそのまま生まれる卵胎生です。
生まれてすぐの稚魚はとても小さく、
親や他の魚に食べられてしまうので、
産卵ケースなどに入れて隔離してあげましょう。
⑤ベタ
タイのメコン川に生息するベタは、
気性が荒く現地では、
賭け事にも使われる熱帯魚です。
現在では大きなヒレや、
特徴的な色を持つ種類が作出され、
観賞魚としても人気が高く、
また特殊な器官のおかげで
空気中の酸素が取り込めるので、
エアレーションがなくても飼えるのが特徴です。
ベタは縄張り意識も強く、
同種のオス同士は
ボロボロになるまでケンカするため、
単独飼いが基本です。
他種とは混泳はできますが、
ベタに似た姿だと攻撃対象になったり、
また逆にベタを大きなヒレが他種によって
齧られてしまうことがあります。
混泳させる場合は大人しく遊泳層の異なる、
オトシンやコリドラスがおすすめです。
⑥ラスボラ・エスペイ
ラスボラ・エスペイは、
カンボジアなどに生息する
コイ科の熱帯魚です。
最大でも4cmまでしか成長しないので、
コンパクトな水槽でも飼育が可能。
オレンジ色の体に黒いラインが印象的な
ラスボラ・エスペイですが、
生息地の水質に近い、
弱酸性の軟水にしてあげると、
より綺麗に発色します。
性格もおとなしいので、
同じくらいのサイズなら混泳も可能です。
⑦アフリカンランプアイ
アフリカンランプアイは、
ナイジェリアなどの川に生息する
メダカの仲間です。
名前にもなっているとおり、
眼の部分が青く光るのが特徴で、
サイズは小さめですが、群れで泳ぐ姿は
キラキラとして水槽内を彩ってくれます。
水質の変化には敏感なため、
導入時はしっかりとした水合せが必要です。
また水質の悪化にも弱いので、
こまめに換水してあげるようにしてください。
⑧ゴールデンハニードワーフグラミー
シュッと伸びだ腹ビレと、
黄金色の体色が特徴的な、
ゴールデンハニードワーフグラミー。
小型のドワーフグラミーを
さらに小さくした種で、
最大でも4cmまでしか成長しません。
水質にもそこまでうるさくなく、
熱帯魚初心者にもおすすめです。
より体の色を綺麗に出したい場合は、
水質を弱酸性にしてあげるとよいでしょう。
⑨トランスルーセントグラスキャット
トランスルーセントグラスキャットは、
体全体が透き通って見える、
珍しい熱帯魚です。
実はこのグラスキャットは、
水槽の底にいることの多いナマズの仲間ですが、
中層を泳ぐ性質があります。
群れをなして泳ぐ姿を
撮影した動画がありましたので、
ご紹介いたします。
グラスキャットの体を通して、
水草の緑が見えるのが、
何とも不思議な光景ですよね。
グラスキャットは水換え時などには、
白点病にかかりやすい面がありますが、
そこまで水質にはうるさくないので、
飼いやすい部類の熱帯魚でもあります。
⑩コリドラス
コリドラスは南米の川に生息する、
アクアリウム界では水槽の掃除屋として人気の
熱帯魚です。
ナマズの仲間で、口の形が下を向いていて、
上の層の魚たちの食べ残しを食べたりしています。
性格も大人しいので他種との混泳もしやすく、
水質にもそこまでうるさくないので、
熱帯魚初心者にもおすすめです。
ひと口にコリドラスといっても、
種類が豊富で、口先が長いロングノーズや、
3cm程にしか成長しない
ミニコリと呼ばれるものなど、
好みに合わせて選ぶことができるのも特徴です。
まとめ
今回は小さな水槽でも飼育ができる、
小型の熱帯魚を写真付きで紹介しました。
アクアリウムは水槽のサイズが大きく、
設置スペースに悩むと思われがちですが、
小型の種類を選べば、
そこまで大きな水槽も必要ありません。
また最近はスリムタイプの水槽も多く発売され、
より省スペースでアクアリウムを楽しめます。
熱帯魚を飼いたいけど、
自分で繁殖に挑戦してみたい人は、
こちらの記事でおすすめの熱帯魚も紹介しています。
⇒熱帯魚で初心者が繁殖しやすいのは何?おすすめランキングTOP10
スペースがなくて飼育を諦めていた人も、
ぜひ今回の記事を参考に小型熱帯魚で
アクアリウムをはじめてみてくださいね。