カラフルな色で水槽の中を
スイスイと泳ぐ熱帯魚ですが、
いざ飼おうと思ったときに
気になるのが
熱帯魚に適した水温ではないでしょうか。
熱帯魚と聞くと温かい水温がいいかと
思いがちですが、
水温が高すぎても魚にとって
負担になってしまいます。
今回はそんな熱帯魚の適温と、
温度管理の方法について紹介します。
熱帯魚に適した水温は何度？
熱帯魚がおもに生息しているのは、南米や熱帯、
オーストラリアなど暖かな地域で
生息しているのがほとんどです。
基本的に
熱帯魚に適した水温は24℃～28℃で、
種類によっては30℃近い水温を
好む種類もいます。
熱帯魚の適温を調べるには、
生息している水温を調べるか、
購入した店舗に問い合わせてみるのが
おすすめです。
複数飼う場合は、適温が近い熱帯魚同士を選ぶと
いいでしょう。
さて、熱帯魚の適温について紹介しましたが、
適温にしないとどうなってしまうのでしょうか。
次の章で解説していきます。
適温にしないと熱帯魚はどうなるの？
熱帯魚をはじめ、観賞魚には
それぞれ適した水温があります。
水温は外気にも影響を受けるため、
適温を維持するには
定期的に水温計や魚の状態を
チェックしなければなりません。
高いとどうなるの？
水温が高い場合
水中に含まれるバクテリアが死滅してしまい
機能していた濾過能力が
弱まってしまいます。
また熱帯魚自体も弱ってしまうため、
病気にかかりやすくなり、
最悪の場合は命を落としてしまう
危険も出てきます。
水草を一緒にいれている場合
水温の上昇により枯れてしまうことも
あるので注意が必要です。
低いとどうなるの？
熱帯魚は基本的に25℃以上の水温を好むため、
この温度より下回ると
体調を崩してしまいます。
この状態が長く続くと強いストレス状態になり、
餌の食いつきが悪くなったり、
病気にかかることもあります。
熱帯魚の健康を維持するには
水温が重要ですが、
実際に水温を維持するには
どうしたらいいのでしょうか。
次の章から詳しく解説していきましょう。
熱帯魚の水温の調節方法を紹介！
水温を調整する方法には、
水槽の置いてある
部屋の室温を調整したり、
直接水温を調節したりすることで
熱帯魚に最適な水温にすることができます。
熱帯魚をはじめとする観賞魚は
恒温動物と呼ばれ、
水温によって体温を維持しています。
水温の維持は熱帯魚の健康に
大きく影響するため、
しっかりと調節してあげましょう。
それでは、実際に水温を調節する
具体的な方法を次の章から紹介していきます。
水温を下げるにはどうする？
水温を下げる具体的な方法として、
- クーラーなどで室温を下げる
- 冷却ファンや水槽用クーラーを使用する
があります。
夏場など室内が暑いと
水温も上昇してしまうため、
エアコンを使用して
室内の温度を下げるのが効果的です。
普段生活している部屋に水槽がある場合は、
部屋の温度も下げられるので、一石二鳥です。
ただし、設定温度を下げ過ぎてしまうと
水温にも影響がでてくるため、
28℃設定くらいがおすすめです。
水槽が設置してある部屋にエアコンが無い場合や
電気代が気になる場合は、水槽用の冷却ファンや
クーラーがおすすめです。
水温を効率的に下げてくれるほか、
エアコンよりも電気代が安くすみますよ。
冷却ファンなど使用する際は、
水温が下がりすぎてしまわないよう、
設定温度になったら電源をオフにしてくれる
サーモスタットを併用するといいでしょう。
水温を上げるにはどうする？
水温を上げるのに適しているのは、
水槽の中に直接入れて使用するヒーターです。
熱帯魚に使用できるヒーターのほとんどが
26℃～28℃前後に温めることが
できるよう設計されています。
気温の低下は水温にも影響を与えるため、
寒い季節にはヒーターは必須になります。
ほとんどのヒーターは温度センサー付きなので、
水温が上がり過ぎてしまうこともありません。
ヒーターを入れたのに水温が設定温度に
なかなか上がらない場合は、水槽のサイズと
ヒーターの適応サイズがあっているか
確認してみてください。
また水流がない水槽では、
水槽全体がしっかりと温まらないので、
エアポンプなので水流を作って
水を循環させてあげるのがおすすめです。
まとめ
今回は、熱帯魚の水温の適温と維持方法について
紹介してきました。
熱帯魚の原産は暖かな地域のものが多く、
他の観賞魚よりも水温は高めです。
ですが、水温が高すぎても低すぎても
弱ってしまうため、
適温の維持が熱帯魚の長生きにもつながります。
ちょっと難しく感じてしまうかも知れませんが、
初心者でも簡単に熱帯魚の飼育ができる秘訣を
こちらの記事で紹介しているので
参考にしてみてくださいね。
⇒初心者でも簡単！熱帯魚の飼育方法を3つのSTEPで紹介！
ぜひ今回の記事を参考に、
ステキなアクアリウムライフを
送ってくださいね。