クジラの打ち上げの原因!年間でどれくらい見つかるの?

時折、ニュースなどで
見聞きするクジラの打ち上げ。

クジラが打ち上げられると、
地震の前触れと言う噂も聞きますが、
実際の所どうなのでしょうか。

なぜクジラが打ち上がるのか、
疑問に思いますよね。

そこで今回は、クジラの打ち上げについて
原因など、詳しく解説をしていきます。

打ち上げの原因や、打ち上げの回数、
実際の例などをご紹介していきますので、
ぜひ読んでみて下さい。


クジラの打ち上げの原因は?

クジラについては、まだまだ
研究が未解明な部分が多く、
打ち上げられる原因も
はっきりと分っていません。

  1. 餌を追っているうちに浅瀬に迷い込んでしまう。
  2. サメやシャチなどの外敵に襲われ、逃げているうちに
    浅瀬に迷い込んでしまう。
  3. 潮流の変化や地場の乱れなどによって、方向感覚を
    失い、浅瀬に迷い込む。
  4. 潜水艦や船舶などの人工的な震動や音によって
    驚き、浅瀬に迷い込む。
  5. 寄生虫に冒され、正常な判断ができなくなり
    浅瀬に迷い込む。

現在研究結果では、
このような原因が考えられます。

研究者によってさらに別の原因を指摘しますが、
基本的には何らかの要因が有って、
浅瀬に迷い込んでしまう事が
元々の原因と考えられます。

クジラの打ち上げは年間でどれくらい起こる?

クジラの打ち上げについては、
時折、ニュースで見聞きする
ことがありますが、実際の所、
どれくらいの頻度で起きているのでしょうか?

日本鯨類研究所のデータによると、
研究所に寄せられた情報では
2013年に67件、2014年に69件、
2015年に70件の報告数があったそうです。

すべての事例が報告されている訳ではなく、
研究所に報告のない例も合せると、
100件近くの例があるのではないでしょうか。

年によってバラツキがあり、
多い年では300件を超えたこともあるようです。

クジラが打ち上げられるというのは、
何か特別な事故のようにも感じますが、
ごく自然な、自然現象の
1つなのかもしれませんね。


クジラの打ち上げ!日本で起きた5つの事件

年間100件近く報告される
クジラの打ち上げですが、
中にはちょっとした事件に
なってしまうような事もあります。

実際に日本で起きた
5つの事件をご紹介します。

①由比ヶ浜

2018年8月、神奈川県鎌倉市の
由比ヶ浜に1頭のクジラが打ち上げられました。

体長約10.6mで、当初は
イワシクジラと見られていました。

しかし、調査の結果、打ち上げられたのは
シロナガスクジラの子供と言う事が分りました。

シロナガスクジラは、世界最大の生き物で、
成長すると全長30mを越すクジラです。

日本近海での目撃情報は少なく、
打ち上げられた記録はこの時が初めてでした。

残念ながら死亡していたため、
国立科学博物館に持ち込まれ、
生態解明に役立てられることになりました。

②北海道

2005年3月、北海道の知床半島の海で、
流氷に挟まれて動けなくなったシャチの
群れが発見されました。

オス1頭、メス6頭、こども5頭の
合計12頭群れで、発見当初は、
消波ブロックと流氷に挟まれながらも、
「クークー」と必死に
鳴きながらもがいていました。

地元の方々が必死に救助活動をしましたが、
雪で足場が悪く、流氷で船も出せず、
小さな個体から順番に
海に沈んでいってしまいました。

海の王者と言われるシャチですが、
自然の力には敵わなかったようです。

その後9頭は引き上げられ、
研究機関によって、解剖など、
研究に役立てられました。


③静岡

2018年7月、静岡県湖西市の砂浜に
体長4mほどのクジラが打ち上げられました。

調査した結果、イチョウハクジラのオス
と言う事が分りました。

このイチョウハクジラは、
目撃例や観察例がほとんどなく、
非常に珍しいクジラです。

生息域や詳しい生態なども分っていません。

その後、豊橋市自然史博物館に
持ち込まれ、解剖などの調査、研究に
生かされることとなりました。

クジラが打ち上げられてしまうことは
非常に残念なことですが、
それによって研究する機会が得られ、
解明されることも多いのです。

特にクジラの場合は、海の生態系の
上位に位置するため、環境問題の
状況解明にも役立つのです。

④神奈川

2018年9月、神奈川県の浦賀水道航路で
ザトウクジラの子供と見られる死骸が
漂流しているのが見つかりました。

その後、千葉県館山市の沖合で確認され、
さらに南房総市の沖合で確認されたのを最後に
目撃情報が途絶えてしまいました。

湾内を漂流していると、
航行している船舶にぶつかったり、
爆発して被害を受ける可能性があるため
注意を呼びかけていましたが、
結局見つかることはありませんでした。

潮の流れに乗って、湾の外に出たのか、
ガスが抜け、海底に
沈んだのかは定かでありません。

海上保安庁は、死骸の行方が分らない以上、
安全宣言を出すわけにもいかず、
引き続き船舶の航行に注意を
呼びかけ続けるしかありませんでした。

⑤福岡

2015年9月に、福岡家のの苅田港で
死後1週間以上経過したと考えられる
マッコウクジラの死骸が発見されました。

しかし、死骸の処理について
なかなか調整が付かず、
発見から1週間経っても
海に浮かんだままでした。

そのため、腐敗も進み、爆発する
可能性も出てきて、付近を航行する
船舶に注意を呼びかけるほどになりました。

その後、ガスが抜け、爆発の危険が
少なくなったことから、陸上に上げ、
地中へ埋める処置がされました。


クジラが打ち上げられると地震が起こる?

昔から、クジラが打ち上げられると、
大地震が起こると言われていますが、
実際の所どうなのでしょうか?

そもそも、クジラが打ち上げられると
なぜ地震が起こると言われているのでしょう。

クジラやイルカは、エコーロケーションといって
超音波を発し、その反響によって、
位置判断や地形を把握しています。

しかし、地震が発生する前兆の1つとして
地場の乱れや音が発生し、それによって
クジラが正常な方向感覚を失い、海岸に
打ち上げられてしまうと言う仮説があります。

しかし、2018年10月に、
「クジラの打ち上げと、地震には関係が無い」
との研究結果が発表されました。

過去のクジラが打ち上げられたデータと
その後に地震発生状況を照らし合せると
相関関係は見いだせなかったそうです。

実は、クジラの打ち上げは、
ニュースなどになっていなくても
割と頻繁に起こることなのです。

そのため、たまたまの偶然が重なり、
クジラの打ち上げの直後に大きな地震が起き
そのように言い伝えられているのです。

クラゲの打ち上げ!地震との因果関係&予兆について

こちらの記事では、クジラの打ち上げと
地震との因果関係について
詳しく紹介しています。

ぜひ読んでみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

クジラの打ち上げは、
思った以上に沢山起きている事が分りました。

地震の前兆とも言われていますが、
1つの自然現象ですので、
必要以上に恐れることはなさそうです。

残念ながら死んでしまったクジラは、
ぜひとも科学のために
役だってもらいたいですね。

シロナガスクジラの大きさの比較!人や他の魚と比べてみた

こちらの記事では、世界最大のクジラ
シロナガスクジラの大きさについて
詳しくご紹介しています。
ぜひ読んでみて下さい。


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