熱帯魚の水換えの頻度はどれくらい?道具と方法を紹介!

長期間、健康に熱帯魚を飼育するためには、
水換えが欠かせません

水槽に餌を入れる限り、
必ず残りの餌や糞が分解されて
できた
硝酸塩がたまっていくからです。

病気の発生を防ぎ、
魚の体調を良好に保つために、
定期的な水換えをしましょう。
方法と道具をご紹介します。

熱帯魚の水換えの頻度はそれぞれ違う?水槽の状態をチェック!

熱帯魚の水槽の水換えは
飼育匹数と餌の量に応じて頻繁になります。

しかし「適切」と言える密度で飼育し
フィルターも順調に機能している場合でも

1週間から2週間に1度は
水槽の3分の1の水を入れ替える
必要があります。

水に異常な匂いがしてなくて
透明な状態であっても、水換えが必要です。

しかし過密気味に飼育していたり
餌をたくさん食べて水を汚す魚種であれば
3日に1度、水換えをしても構いません。

異臭がしたり、水が濁ったら
すぐに水換えをした方が無難です。

水さえ準備していれば
水換えは頻繁でも基本的に
問題はありません。

①生体の数は多い?少ない?

水槽内の魚の数が多いほど
水が汚れますので
水換えの頻度は高くなります。

逆に魚の数が少ないと
水が汚れにくいため
水換えは時々でよくなります。

養殖場のように、狭い範囲で
大量の魚を飼育するところでは
1日に複数回水換えをする
ところもあります。

魚の数が少なくても、
ナマズなどの肉食魚
コイなどの大食魚を飼育する場合は

水がどんどん汚れてしまい
フィルターが機能していても
硝酸塩の濃度が高くなってしまいます

このため、飼育匹数が少なくても
水を汚しやすい大型魚や
水を汚しやすい粉状の餌などを

必要とする魚を飼育している場合は
水換えが頻繁になります。

②水槽を作ってからどれくらい?

セッティングしたばかりの水槽の中には
バクテリアがほとんどおら
バクテリアの餌となる魚の糞や尿もないので
水換えは不要です

というよりも、水換えをしてはいけません

バクテリアがある程度繁殖するまでは
餌となる有機物が必要だからです。

こうしたものがなければ
フィルターも十分に生物濾過を
はじめることができません。

基本的には魚を投入して
1週間から10日ほど経って
水が安定してから水換えをしましょう。

セッティング後、バクテリアが十分に
繁殖する前に餌を魚が食べ残したりし
水が腐敗したような場合は
この限りではなくすぐに水換えをします。

③水換えの頻度の目安

魚種と飼育密度にもよりますが
水換えは1週間に1度が目安です。

水槽の水に腐敗臭がしたり
水に濁りや黄ばんだような色が
付いている場合は、水換えの頻度を
5日から3日に1度の割合
にします。

フィルターの能力が低いと
水換えも頻繁にならざるを得ません。

水換えの頻度は季節によっても
大きく違います。

水温が上昇しやすい夏季は
熱帯魚も多く餌を食べるし
水も腐敗しやすくなります。

一方、水温が下がりやすい冬季は
フィルターの生物濾過の機能も
低下します。

夏季はより頻繁に水換えをし
冬季は少なめにします。

水槽の水換えに必要な道具

バケツとサイホンが必要になります

サイホンは水換え専用のものが
発売されています。

サイホンの先に小さな穴がたくさん
空いているもので、水替えと同時に

砂の中の糞や残り餌を
吸い上げられるようになっているもので
掃除も兼ねることができます。

くみ置きした水を水槽の
水温まで上げるために
冬季はヒーターを使うこともありますが
かなりの電気代がかかります

こうした場合は、
くみ置きした水の一部を電子レンジで
高温にし、少しずつ入れ替える水に
足して温度を上げた方が経済的です。

簡単な水換え方法として
ペットボトルを使う方法もあります。

水槽の水換えをする方法

水槽の横にバケツを置き
サイホンで水槽の底のほうから
水を抜いていきます。

外部式フィルターを設置している人は
濾過槽に接続しているホースを外すだけで
水換えをすることもできます。

一度に換える水は
水槽の3分の1が目安
です。

汚れがひどい場合は半分まで換えます。

新たに加える水は、くみ置きをして
カルキを抜いておく必要があります。

約1日あれば、カルキは問題なく
使える程度に抜けます。

新しい水を加える際には
水槽の水温が一気に下がったり上がったり
することがないように

手を入れて温度差を測り
あらかじめ調整しておきましょう。

この記事では水換えについて書いてありますが、
水合わせについてはこちらで詳しく書いてあります。

⇒熱帯魚の水合わせの時間はどのくらい?簡単にできる3つの方法!

まとめ

水換えが定期的に行われることによって
水槽内の雑菌の繁殖も抑えられます。

このため熱帯魚の病気の発生確率も
ずいぶん低下します

また水換えは魚の自律神経を刺激するため
産卵を促すきっかけにもなります。

フナなどの淡水魚は大雨の増水を機に
産卵をする習性がありますの
金魚などは水換えの直後に産卵を
することがあります。

グッピーやプラティーなども
水換えを機に稚魚を産むことがあります。

一度に大量の水を換えると
バクテリアが死んで濾過が
うまくいかなくなり水質が
悪化することがあります。

大切なのは換える水の量ではなく
頻度です。

しっかり水替えをして
熱帯魚の健康を守りましょう。


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