クマノミの飼育!寿命はどれくらい?注意点まとめ

クマノミの飼育をしていると、
なるべく長生きさせたいと
思うのは当然の流れだと思います。

しかし、間違った飼育をしてしまうと、
長生きはおろか、わずか数か月ほどで
死んでしまうこともありえます。

注意すべきところをしっかりと守って
長生きさせてあげたいですよね。

そこで今回は、クマノミを長生きさせるための
ポイントについてご紹介します。

クマノミ飼育のちょっとしたコツも
紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

クマノミの飼育!寿命はどれくらいなの?

クマノミの仲間は、種類によって
寿命が多少異なりますが、
どれも比較的長寿な魚です。

クマノミの中でも長寿とされる
カクレクマノミは、水槽での飼育で
順調に飼育すれば15年以上生きます。

20年近く生きる個体も少なくなく、
ギネス記録では43年も
生きた記録があるほどです。

カクレクマノミ以外のクマノミでも
10~15年ほどが寿命と言われています。

クマノミは観賞魚の中でも、
人に馴れやすい魚です。

長く飼育を続けていくと、
それだけ人にも馴れてくれますし、
最高のペットフィッシュになってくれますよ。

クマノミの飼育の注意点!寿命を縮める3つの危険な要素まとめ

10年以上生きるクマノミですが、
間違った飼育をしていると、
当然寿命を縮めてしまいます。

この章では、寿命を縮めてしまう
3つの危険要素について紹介します。

少し意識するだけでも変わりますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

1.トリコディナなどの病気

出典:https://www.shopping-charm.jp

長生きさせるためには、病気は大敵です。

クマノミがかかりやすい病気としては、

  • トリコディナ
  • 白点病
  • ウーディニウム

などが挙げられます。

どれも病気が進行してしまうと
死に至る可能性があります。

病気を予防するためには、
体力をつけることと、環境の維持です。

体力が落ちた個体は、様々なストレスによって
病気が発症しやすくなってしまいます。

日ごろから、栄養バランスの取れた餌を
しっかりと食べさせてあげましょう。

また、環境が整っていなければ、
クマノミにストレスを与えて病気を
発症させてしまうことになります。

水温や水質の管理はもちろん、
狭すぎる水槽や、密度の高い混泳、
水槽の設置場所など、様々な環境を
適正に整えてあげましょう。

万が一病気になってしまった場合は、
早期発見、早期治療が鉄則です。

食欲不振や、泳ぎ方の変化、
体表の異常などになるべく早くに
気づけるように、日ごろから観察しましょう。

そして、異常が見られたら、
投薬や淡水浴などになるべく
早く取り掛かりましょう。

早くに治療が開始できれば、
それだけ回復率も上がります。

こちらの動画では、様々な病気に効果的な
淡水浴の方法を紹介しています。

淡水浴は病気の予防にも効果的ですので、
ぜひやり方を覚えておいてくださいね。

2.混泳に注意する

様々な色合いの魚たちが乱舞する
華やかな水槽も素敵ですが、クマノミを
長生きさせるためには注意が必要です。

まず、密度の高い混泳は、
それだけでストレスを加えてしまいます。

また、餌の残りや排出物によって
水質が悪くなりやすいため、
病気や体調不良の原因となりやすいです。

水槽サイズに見合った、
適度な数の混泳をしましょう。

そして、混泳する相手にも注意しましょう。

クマノミは小型の魚ですので、
自分より大きな魚がいると
恐怖を感じてしまいます。

混泳させるのはクマノミと
同程度のサイズの魚までにしましょう。

もちろん、肉食の魚とは混泳できません。

クマノミの単独飼育が理想ですが、
他の魚と混泳させる場合は、
クマノミがメインとなるよう、脇役の魚を
少し混泳させるくらいが理想的です。

3.水質を綺麗に保つ

クマノミに限った話ではないですが、
観賞魚を健康に育てるためには、
水質を綺麗に保つことは非常に大切です。

水質が悪化すると、食欲の低下や
体調不良に陥ります。

体調が悪くなれば、先ほど紹介したような
様々な病気にも罹りやすくなってしまいます。

定期的な水替えはもちろん、
ろ過設備を整え、餌のやりすぎを防ぐなど
水質の維持に努めましょう。

クマノミの飼育に適した水槽はどんなサイズ?

それほど大きくならないクマノミは、
小型の水槽でも飼育することが可能です。

しかしあまり小さな水槽は、
水質や水温が変化しやすいため、
初心者の方にはおすすめできません。

様々な条件を考慮すると、
60cmの水槽がおすすめです。

60cm水槽であれば、ある程度の
水量を確保できるのはもちろんのこと、
流通量が多く、安価に入手することが可能です。

また、周辺機材も多く販売され、
飼育スタイルなどの、こだわりに
合わせて機材を選びやすいです。

大きすぎず、設置場所の確保も
しやすいのではないでしょうか。

水槽サイズに悩まれている方は、
ぜひ60cm水槽を使ってみて下さい。

クマノミの飼育は難しい?簡単にする方法はある?

クマノミは、海水魚の中でも
比較的飼育の容易な種類です。

基本的なことを守れば、
それほど難しくはありません。

より簡単に飼育したいのであれば、
なるべく広い水槽で飼育することです。

広い水槽であれば、
まずストレスを減らすことができます。

そして水量の多い水槽は、
水質の急変を防ぐことができます。

この2つのメリットがあるだけでも
飼育の難易度がグッと下がります。

小さな水槽を、お部屋の片隅に
置くのもいいですが、なるべく大きな
水槽を設置することをお勧めします。

こちらの記事では、クマノミの
水槽セットについて紹介をしています。

クマノミの飼育はセットが簡単? それぞれにかかる費用を紹介

水槽セットは手軽に飼育を始められますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

クマノミはイソギンチャクを食べるって本当?

クマノミとイソギンチャクは、
海の中では共生をして生きています。

クマノミは、イソギンチャクの毒によって、
大型魚などから身を守っています。

イソギンチャクはクマノミの口からこぼれた
餌のおこぼれをもらっています。

このように、お互いにメリットがあり
寄り添って共生をしています。

そのため、基本的にどちらかが
食べてしまうことはほとんどあり得ません。

ただし、お互いに生き物ですので、
生きるために必要があれば、
食べてしまうこともあるかもしれません。

日ごろからしっかりと観察しましょう。

クマノミとイソギンチャクの
共生についてこちらで解説しています。

クマノミはイソギンチャクを食べる?なぜ刺されないの?

お互いの相性なども紹介していますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

以上、クマノミの飼育について紹介しました。

せっかく飼育するクマノミは
長生きさせたいと思いますよね。

クマノミを長生きさせるためには、
なによりも環境の維持です。

環境が悪ければ、どんなに上質な餌を与えても
健康なクマノミを育てることができません。

今回紹介したことを意識して、
ぜひクマノミの長期飼育に
挑戦してみて下さいね。


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