アクアリウムの流木!レイアウトを自作するときの注意点とは?

岩や水草と組み合わせたりすることで
より自然味あふれるアクアリウムを
作り出すことができる流木。

アクアショップなどでは
それなりの値段で販売されていますが、

海や河川敷などに行けば
あちこちに落ちているので
タダで手に入れることも可能です。

皆さんの中にも、
ご自分で流木を調達しに行こうと
考えている方がいるのではないでしょうか。

もちろん良いアイディアではありますが、
拾ってきた流木をそのまま水槽に投入すると
生体や水質に悪影響を及ぼすことがあるので
使用する際には注意が必要です。

そこで今回の記事では、
海や川で拾ってきた木を使って
アクアリウム用の流木を自作する場合の
木の選び方や注意点を解説したいと思います。

流木を使ったレイアウト方法についても
ご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね!


アクアリウムの流木のレイアウト!自作するときの5つの注意点

それではまずはじめに、
アクアリウムのレイアウトに使用する
流木を自分で調達する際の
選び方や
注意点を解説していきます。

①木の種類に気を付ける

流木は海岸や河川敷などに行けば
あちこちに落ちていますが、

自然流木の中には
松ヤニなどの有害な物質を
含んでいる
ものもある
ため
注意が必要です。

また、海で拾った流木には
塩分が染みこんでいるので、
淡水のアクアリウムに
使用するのは避けましょう。

②腐る可能性がある木は避ける

流木を拾う際にはできるだけ
芯が固くて黒っぽくなっているもの
(風化が進んでいるもの)を
選ぶようにしましょう。

内部が白っぽかったり、
簡単に曲がってしまうような脆いものは
水槽に入れると腐りやすく
水質に悪影響を及ぼしかねません。

また、皮がついたままの木
そのまま使用すると腐ったり
カビが発生することがあるので、

皮の部分はブラシなどを使って
きれいに取り除いておきましょう。

③使用前に水質を確認する

流木から染み出る「腐食酸(アク)」には
水質を弱酸性に傾ける働きがあります。

したがって、
ディスカスやグラミー、ベタなど
弱酸性の水質を好む魚を飼育している場合は

流木を投入することによって
好ましい環境を作ることができますが、

金魚やメダカ、グッピー、プラティなど
アルカリ性の水質を好む魚
飼育水が酸性に傾きすぎると
生きられなくなってしまいます。

水槽に流木を投入する前には
十分なアク抜き処理を行い、
pH値も確認しておきましょう。

⇒アクアリウムの流木!アク抜きには重曹が効果的って本当?
アク抜きの方法については
こちらの記事で解説しています。

④カビに注意する

拾ってきた流木には、
まれにカビが付着していることがあります。

木の表面に白いポツポツが見えたら、
それは水カビである可能性が高いです。

そのまま使用すると
生体が水カビ病にかかる恐れがあるので、
歯ブラシやタワシなどで
しっかり擦り落とす
ようにしましょう。

カビかどうかイマイチわからない場合は
桶などに水を溜めて流木を浸し、
1日ほど様子を見てみてください。

モヤモヤした白い膜状のものが出てきたら
水カビが発生しているということです。

⑤臭いが残るものは使用しない

また、拾ってきた流木の中には
稀に独特の臭いがするものもあります。

この臭いは煮佛消毒を行ったり
しばらく水に浸けておくと
消えることも多いですが、

万が一消えない場合は
中が腐っている可能性があるため
使用するのは諦めましょう。


アクアリウムの流木の入れ方は?

自分で拾ってきた流木を
そのままの状態で使用すると
アクアリウムの水質や生体に
悪影響を及ぼす可能性があるため、

少し手間と時間はかかりますが
アクアリウムに使用しても
安全な状態になるように
処理を施さなくてはなりません。

流木を水槽に入れる前に
行うべきこと
  • 表面の汚れをしっかり落とす
  • アク抜きをする
  • 水底に沈む状態にする

流木の表面には汚れやカビなどが
付着していることがあるので、
まずは擦り洗いしてきれいにします。

表面がきれいになったら、
続いてはアク抜きです。

鍋で煮佛するか
お湯や水に浸け置きする方法が
一般的ですが、

時間や手間をかけたくない方は
市販のアク抜き剤を使用する
良いでしょう。

流木を水に浸けた際に
水が濁らなくなったら、
アク抜きは完了です。

水槽へ投入してみて
浮いてしまうという場合は
錘をつけるとすぐ沈むようになります。


出典:https://item.rakuten.co.jp/

こちらのアイテムのように、
流木にプラ板を取り付けて
板に底砂を被せて固定する方法もあります。

煮佛することでも沈みやすくなりますが、
流木の種類によっては中の樹液が浸出して
レイアウトに使えなくなる場合があるので
ご注意ください。

⇒アクアリウムの流木が浮く!沈まない原因&固定する方法
なお、流木を固定する方法については
こちらの記事でも詳しく解説しています。

アクアリウムの流木でおすすめの種類は?

さて、続いては
アクアリウムに流木を見栄え良く
レイアウトする方法について
ご紹介してまいりましょう。

まず、アクアリウムで使用する流木には
大きく分けて2つの種類があります。

自分が理想とする水景を思い描きながら、
どちらのタイプの流木が合うか
考えてみてくださいね。

①ホーンウッド


出典:https://www.shopping-charm.jp/

ホーンウッドはその名のとおり
動物の角のような形状をした流木です。

ずっしりと重量感のあるものが多く
大きなものは1つ置くだけでも
存在感がありますが、

小ぶりなものをいくつか組み合わせて
配置を工夫するのも楽しいでしょう。

②ブランチウッド


出典:https://www.shopping-charm.jp/

木の枝や根の部分にあたる流木は
ブランチウッドと呼ばれており、
ホーンウッドよりも細く
枝分かれが多いのが特徴です。

こちらも単体ではもちろん、
いくつか組み合わせることで
より個性的なレイアウトを
作ることができるでしょう。

魚たちが枝の間を行き来する、
見ていて楽しいアクアリウムに
なりそうですね。


アクアリウムの流木の置き方は?

アクアリウムの流木の配置は、
正面から見た構図で
以下の3つに分類されています。

  1. 凸型
  2. 凹型
  3. 三角型

型にとらわれる必要はありませんが、
初心者さんは基本の型をもとに
自分流のアレンジを加えていくほうが
納得のいくレイアウトができるでしょう。

①凸型


出典:http://msense.doorblog.jp/

凸型は水槽内の中央に流木を配置します。

流木が主役となる
迫力満点のレイアウトではありますが、

この形状を維持するためには
こまめに水草をトリミングする
必要があるほか、

より見た目にこだわる方にとっては
排水パイプなどの器具類を隠すのが
難しいという厄介さもあります。

②凹型


出典:http://a-tatsujin-yukiko.cocolog-nifty.com/

凹型は凸型とは反対に
水槽の中央に広い空間を作る、
アクアリウムでは良く見られる配置です。

両サイドにボリュームを持たせることで
奥行き感を演出することができるので、

流木を使ったレイアウトに
初めて挑戦する方でも
理想の形を作りやすいでしょう。

なお、左右のボリュームのバランスの
黄金比は6:4だと言われています。

③三角型


出典:http://coryamor319.blog.fc2.com/

三角型は水槽の左右どちらかに流木を置き、
もう一方の側に空間を作ります。

美しくレイアウトするポイントは
高低差をしっかりつけることと
水槽の奥から手前にかけての対角線上に
流木を配置すること。

そうすると実際の奥行き以上に
空間を広く見せることができます。

アクアリウムの流木に水草を組み合わせるには?

底床に流木を置いただけの
シンプルなレイアウトも素敵ですが、

水草やコケなどを取り入れる
より自然味あふれる水景を
作り出すことができます。

水草やコケの中には
アヌビアスやミクロソリウムなど
流木に活着して育つ種類も多くあるので、

釣り糸やビニールタイなどを使って
好きな位置に巻き付けたり
全面的にコケで覆ったりして、
理想のレイアウトを作っていきましょう。

流木に水草を活着させる方法は
こちらの動画で詳しく紹介されていますので、
初めて行う方は参考にしてみてください。

アクアリウムに流木を入れる効果って?

アクアリウムに流木を入れると
単に見た目が良くなるだけでなく、
以下のような効果も期待できます。

  • 飼育水を弱酸性に傾ける
  • 生体の隠れ家になる

先ほどお話したように、
流木に含まれる腐食酸(アク)には
水質を弱酸性に傾ける働きがあります。

アクは水を黄ばませてしまうため
見た目の悪さから敬遠されがちですが、

中にはpH値を下げるために
あえて黄ばんだ状態にしておく人も
いるようです。

また、飼育する生体によっては
水槽内で力関係が発生してしまうことが
あるものですが、

そんな時に流木があると
弱い個体が強い個体から逃れるための
ちょうど良い隠れ場所となってくれます。


アクアリウムの流木、購入すると値段はどれくらい?

流木は拾ってくればタダですが、
カビや腐敗で使えないものも
意外に多いうえに

中には数ヶ月かけて
アク抜き処理を行わなくては
ならないものもあります。

「時間と手間を考えたら
やっぱり市販品のほうが良いかも・・・」

と思われた方のために、
最後に市販の流木の値段についても
ご紹介しておきましょう。

流木の値段の相場
  • 30cm水槽サイズ:~3,000円前後
  • 45cm水槽サイズ:~4,000円前後
  • 60cm水槽サイズ:~7,000円前後

値段は大きさや形状、
販売しているお店によって
ピンキリですが、

基本的に大きいものほど
高価になる傾向があります。

まとめ

今回の記事では、
アクアリウムの流木を
自作する際に気を付けるべきことや
レイアウト方法を解説してまいりました。

自然味あふれるレイアウトを作るには
必須ともいえる流木ですが、

自分で拾ってきたものを活用する際には
カビや汚れ、アクなどの処理をしっかり行い
生体や水質に影響が出ない状態にしてから
水槽に入れるようにしましょう。

やや面倒な作業ではありますが、
こうしてご自身で手をかけることで
市販品以上に愛着が湧くものに
なるのかもしれませんね。

皆さんもぜひ好みの流木を探して
こだわりのレイアウトを
組んでみてください!


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