鯉を水槽で飼育する方法!基本の育て方〜お手入れ方法まで

鯉を池ではなく、水槽で飼育したいと
思う方も多くいると思います。

しかし、どんなことに気をつけて
飼育をすれば良いのか分らないですよね。

そこで今回は、鯉を水槽で飼育する場合の
基本の育て方をご紹介します。

市域の基本はもちろん、
水槽の水換えなどのお手入れ方法まで
詳しくご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

鯉を水槽で飼育する方法をご紹介!【基本の育て方】

鯉は、大きくなる魚ですし、
池で飼育をするイメージを
持つ方が多いかもしれませんが、
水槽でも飼育ができる魚です。

池で飼育をすることの多い魚なので、
水槽で飼育する場合は、特別な環境を
用意しなくてはいけないように感じますが、
特別な物を用意する必要もありません。

鯉を水槽で飼育する場合、
基本的には他の熱帯魚や金魚と同じで
一般的な飼育水槽に、ろ過槽、ライト、
ヒーターなどを用意し、適度な匹数の鯉を
飼育すれば問題はありません。

そのため、元々丈夫な魚ですので、
他の魚を飼育したことがある方は
スムーズに飼育をすることが出来るでしょう。

他の魚を飼育したことがない方でも、
特別難しいことはありませんので、
この記事で紹介することを参考に
鯉の飼育に挑戦してみて下さい。

⒈鯉の飼育!水槽の環境の整え方

鯉は丈夫な魚で飼育もしやすいですが、
もちろん、水槽の環境はしっかりと
整えてあげなくてはなりません。

6つのポイントについて
ご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。

・水温の調整

鯉が元気に泳ぎ回る水温は、15~25℃前後です。

もともと日本に生息している魚なので、
10℃以下になっても問題はありませんが、
休眠状態になり水槽の隅で
ジーッとしているだけになります。

せっかく水槽で飼育するのであれば、
ヒーターとサーモスタットを使用し、
23℃前後にセットしてあげると、
1年中泳ぎ回る姿を観察できます。

また、水温を維持することで、
病気の予防にもなりますので、
ぜひヒーターを使用して下さい。

・砂底は必要?

底砂は無くても鯉は飼育できますが、
水槽に底砂を入れることで
ろ過バクテリアの住み家になります。

ろ過槽内のろ材にも住み着きますが、
底砂にも住み着くことで数が多くなり、
より水質の維持しやすくなります。

その際、あまりゴツゴツした底砂を選ぶと、
鯉の体を傷つけてしまう事があるので、
角が尖っていない種類を選ぶと良いでしょう。

また、黒など色の濃い砂を選ぶと、
鯉の体色が際立ち、キレイに見えるので
おすすめします。

・おすすめの水草

鯉を飼育する場合、
鯉が水草を引き抜いたり、食べてしまう事が多く、
水草でレイアウトすることは
あまりおすすめしません。

そのため、人工の水草で
レイアウトするのをおすすめします。

最近では、各メーカーが本物にそっくりな
水草を販売していますので、
複数を組み合わせると、より自然な
レイアウトを作り上げることができます。

もし、本物の水草でレイアウトしたい場合は、
アヌビアスの仲間や、ミクロソリウムなど
活着性のある水草を、流木に
活着させて使用するのがおすすめです。

・隠れ家は必要?

鯉の飼育に隠れ家は必要ありません。

鯉は協調性も良いため、
いじめられることもほとんど無く、
隠れるような場所はいりません。

また、中途半端に障害物があると、
何かの拍子に鯉の体を傷つけてしまいます。

そのため、こだわりのレイアウトを
作り上げる場合を除いて、
人工物などは入れない方が良いでしょう。

・水質の整え方

大食漢の鯉は水を汚しやすい魚でもあります。

そのため、フィルターを設置し、
水質を整えましょう。

複数の鯉を飼育している場合は、
ワンランク上のフィルターを選ぶか、
サブフィルターを設置するなど、
ろ過能力を高めると良いでしょう。

正しい餌やりをすることや、定期的な
水換えをすることによって
より水質を整えやすくなります。

・エアーポンプは必要?

エアーポンプは、必ずしも必要なアイテムではありません。

しかし、水温が高くなりやすい夏の時期や、
複数の鯉を飼育している場合は、
酸欠になる恐れもあるため、
エアーポンプがあると安心出来ます。

エアーポンプの先に、
スポンジフィルターや投げ込み式フィルターを
接続すると、ろ過能力を上げることができるので
より効果的です。

 

⒉餌やりの方法


出典:https://www.shopping-charm.jp/

餌やりは鯉を飼育している中で
一番楽しい時間かもしれません。

しかし、間違った餌やりをしていると、
鯉の健康を崩してしまい、せっかくの
鯉の飼育も楽しくなくなってしまいます。

この章では、正しい鯉の餌やりの方法を
ご紹介しますので、餌やりの参考に
してみて下さい。

・餌の回数は?

餌は1日1回を目安にあげましょう。

成長期の幼魚には1日2回あげても大丈夫です。

また、鯉は人に良く馴れるため、
水槽の前に立つと、餌をねだって
人によって来る個体も多くいます。

可愛いので、ついつい餌をあげてしまいたい
気持ちにもなってしまいますが、
1日に何度も餌をあげてしまうと、
肥満の元にもなってしまいます。

そのため、しっかりとえさやりの回数を
守って健康管理をすることが大切になります。

・1回の餌の量はどれくらい?

餌をあげて数分で食べ尽くす量を
目安に餌を与えましょう。

鯉は、与えれば与えただけ
食べてしまう個体が多く、
与えすぎてしまうと、
肥満や病気に繋がってしまいます。

また、餌を食べ残し、底に沈んでしまったり、
浮いてしまう場合は、量が多すぎですので、
減らして調整しましょう。

万が一、餌が残ってしまった場合は、
水質の悪化に繋がりますので、網などを
使って水槽から取り出すようにしましょう。

・どんな餌の種類を選べばいいの?

まずは飼育している鯉のサイズに合わせて
餌の粒を選びましょう。

特に小さな鯉に大きすぎる餌を与えると
上手く食べれないので注意しましょう。

各メーカーが、育成用、色揚げ用や
原料にこだわった物、配合にこだわったものなど
様々なタイプを販売していますが、
これが正解という物はありません。

ご自身が何にこだわるかにもよりますので、
自分のスタイルに合った餌を選びましょう。

鯉の餌については、こちらの記事で
詳しく解説をしています。

鯉の餌!おすすめランキングTOP10をご紹介!選ぶポイントは?

ぜひ併せて読んでみて下さい。

鯉を水槽で飼育する方法をご紹介!【お手入れの方法】

鯉を水槽で飼育する際、
水換えは大事なお手入れの1つとなります。

水換えの頻度や手順について
詳しく解説していきます。

特別なことは必要ありませんが、
しっかりとチェックして下さい。

・鯉の水槽の水換え

鯉を飼育していると、餌を食べ、排泄物を出します。

また、餌を残して水底に
沈んでしまう事もあるでしょう。

そう言った排泄物や餌の残りから
鯉にとって有害なアンモニアなどの
物質が発生してしまいます。

ろ過槽のバクテリアにより、
ある程度は分解されますが、
水量が限られている水槽では
限界が来てしまいます。

そこで、定期的に水換えをし、
水をきれいにしてあげる必要があります。

・水換えの方法は?

様々な水換えの方法がありますが、
こちらでは一番シンプルな方法を
お伝えします。

  1. カルキ抜きを使用し、
    水槽に入れる新しい水を用意します。
  2. ホースで水を1/3抜きます。
    (排泄物や餌の残りも吸い出します)
  3. 用意していた水を水槽内に入れます。

基本的には水槽の水を抜き、
同じ量だけの新しい水を入れます。

この際、カルキが抜いていなかったり、
水温が違いすぎたりすると、
鯉がショックを起こしてしまいますので
注意が必要です。

こちらの動画では、観賞魚の
水槽の水換え方法をご紹介しています。

ぜひ参考にしてみて下さい。

・水換えの頻度はどれくらい?

飼育している鯉のサイズと匹数にもよりますが、
1週間に1度を目安に水換えをしましょう。

飼育している匹数が多い場合は頻度をあげ、
少ない場合は減らしても大丈夫です。

匹数が多いからと、1度に大量の水を
好感するのは、鯉にとってストレスとなるので
やめたほうがいいでしょう。

少量の水を定期的に好感するのが一番です。

・鯉の水槽に濾過装置は必要?

鯉は非常に大食漢で、排泄物も多いため、
濾過装置は必ず設置しましょう。

特に水槽での飼育の場合は、
水量も限られているため、排泄物や
餌の残りによって水質が悪化しやすいです。

いくら水質の変化に強い鯉と言えど、
水質の悪化には耐えられないでしょう。

水を汚しやすい魚ですので、
濾過装置を設置する場合は、
通常のパワーより、ワンランク上の機種を
選ぶとより安心出来ます。

また、エアレーションを設置する場合は、
エアレーションの先に、スポンジフィルターや、
投げ込み式フィルターを設置すると、
より濾過能力が上がり効果が期待できます。

・鯉の水槽が濁っている場合はどうする?

鯉の水槽が濁っている場合、
下のように様々な原因が考えられます。

  • バクテリアの活動が不安定
  • 餌の量が多すぎる
  • 排泄物が溜まっている
  • ゴミが浮遊している

どの原因にしても、
まずは水を換えることが必要となります。

とは言え、いきなり大量の水を換えてしまうと、
鯉に負担をかけてしまうので、
まずは、1/3程度の水を換えましょう。

数日様子を見ながら再び同量の水を交換します。

これを数回繰り返すことで、
徐々に改善されることが多いでしょう。

それでも改善されない場合は、
根本的に濾過能力が足りていなかったり、
水槽に魚の量が多すぎるなどのことが
考えられますので、水槽環境の
見直しが必要となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

鯉を水槽で飼育する場合、
一般的な魚を飼育するのと同様で、
特別なことは必要ありません。

もちろん、守るべき基本的なことは
いくつかありますが、難しいこともありません。

ぜひ、水槽での鯉の飼育に挑戦してみて下さい。

鯉が大きくなったら、改めて、
飼育環境を変えていくのも楽しいですね。

こちらの記事では、鯉を飼育する
水槽選びについて詳しく解説しています。

鯉を水槽で!サイズはどれくらい?選ぶ際の3つのポイント

こちらでは、鯉の寿命についてと、
鯉を長生きさせるコツをご紹介しています。

鯉の寿命!ギネス記録&平均は?長生きさせるための3つのコツ

どちらも、ぜひチェックしてみて下さい。


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