メダカの卵の取り方!うまく採取するための3つのコツとは?

4~5月になり、暖かい日が続くようになると、
メダカが産卵期を迎えます。

オスとメスを一緒に飼っているご家庭では、
メスのお腹に卵がくっついているのを
よく見かけるようになるでしょう。

しかしこの卵、放っておいても
孵化するとは限りません。

親メダカと同じ水槽に入れていると、
エサと間違えて食べられてしまうことも
珍しくないのです。

そのため、卵だけを取り出して
親とは分けて育てるほうが
孵化の成功率はグッと高まります。

そこで今回の記事では、
メダカの卵を上手に採取するコツや
採取後の育て方などをご紹介します。

ご自分の手で孵化させてみたい方は
ぜひ参考にしてみてくださいね。


メダカの卵の取り方!うまく採取する3つのコツをご紹介!

メダカの卵はとっても小さいため、
初めて採取に挑戦する方は
きっと緊張すると思います。

しかし、メダカの卵の卵膜は
見た目以上に頑丈
にできています。

簡単には潰れませんのでご安心ください!

採取する方法としては、次の3つがあります。

  1. 水草や水草の根についたものを取る
  2. スポイトを使って取る
  3. 筆や手で直接取る

では、それぞれの方法のコツをご紹介します。

その⒈水草や水草の根についたものを取る

親メダカは産卵後、しばらくの間は
お腹に卵をぶら下げたまま泳ぎますが、
やがて水草や浮草の根に
卵を擦りつけるような仕草を見せます。

この卵のついた水草ごと
別の容器に移動してしまうのが、
もっとも簡単で手軽な採卵方法です。

水草は光合成によって酸素を出したり
水を浄化するはたらきがあるので、
孵化した後の稚魚を育てる際にも役立ちます。

水草の株が大きいなどで
別容器に移すのが難しい場合は、
指で卵だけを採取しましょう。

先ほどお話したとおり、
メダカの卵は意外に硬く
しっかりとした弾力がありますから、
指でつまんでも大丈夫です。

その⒉スポイトをつかって取る

水草にうまくくっつかず
底面に落ちてしまった卵は、
スポイトを使うとうまく採取できます。

スポイトは卵の採取だけでなく
水槽の掃除などにも非常に便利なので、
持っていない方はこの機会に
1本用意しておくと良いでしょう。

メダカ飼育用のもののほか、
100円ショップで販売されている
スポイトを利用している方も多いようです。

その⒊筆や手で直接取る

メダカが卵を産み付ける水草がない場合には、
お腹についた卵を直接取ることも可能です。

まずは浅めの容器に
水槽の水を汲み取っておきましょう。

卵を抱えたメダカを網で掬いあげたら
網のまま容器の中に入れ、
お腹から卵にかけてをそっと撫でるようにして
卵を削ぎ取っていきます。

この時、メダカに負担をかけないよう、
体に直接触れるのはなるべく避けてください。

筆や綿棒などを使うのがベストですが、
どうしても指先で、という場合には
メダカを掬った網越しに取ると良いでしょう。


メダカの卵の採取後はどうすればいいの?

メダカの卵を採取できたら、
まずは卵の表面の付着糸を取り除きましょう。

卵の表面にある1~2cmの糸状のものを
「付着糸」といいます。

本来は卵が水草に付きやすくするものですが、
その性質上、水中のゴミなども寄せ集めるため
卵がカビてしまうことがあるのです。

メダカの卵にとって、水カビは天敵。

最悪の場合、
卵を全滅させてしまう恐れもあるので
ここでしっかり取っておいてください。

取り除き方はいくつかありますが、
手のひらに卵をのせて
指先で捏ねるようにコロコロ転がすだけでも
十分きれいに取ることができますよ。

また、転がしているうちに
潰れてしまう卵は無精卵です。

有精卵であれば、よほど力を入れない限り
簡単に潰れることはありません。

無精卵もカビの発生原因のひとつですので、
ここで除いておきます。

メダカの卵は水道水で飼育するのがいいって本当?

付着糸を取り除いた卵は、
親メダカとは分けて保管します。

空気中の酸素を取り込めるよう、
容器はタッパーなどの
浅くて口の広いものが良いでしょう。

プリンやお豆腐の空き容器を
利用している方も多いようですね。

容器の中には、水道水を入れます。

「え?水道水?」と
驚かれた方もいるかもしれませんが、
実はこれが正解なのです。

なぜ水道水なのかといいますと、
皆さんもご存知のとおり、
水道水には「カルキ」が含まれています。

このカルキの殺菌効果が、
卵がカビるのを防いでくれるのです。

メダカの卵の卵膜は見た目以上に厚いので、
中の稚魚に影響することもありません。

さらに、ホームセンターなどでも購入できる
「メチレンブルー」という薬品を垂らすと、
より万全なカビ対策となります。


メダカの卵は孵化までにどれくらいかかるの?

メダカの卵が孵化するまでには
およそ「250℃日」が必要だとされています。

これだけではピンときませんよね。

250℃というのは
「水温×日数」の累積です。

たとえば、水温25℃で育てた場合は
250℃÷25℃=10日。

産卵から10日ほどで
孵化するという計算になります。

ただし、水温を高くすれば
孵化が早まるということではありません。

卵の成長にとって最適な水温は24~26℃。

30℃以上の高温になると
卵が死んでしまったり、
奇形の個体が生まれることもあります。

反対に水温が低すぎても
卵が正常に成長できず弱ってしまうので、
採卵後は特に水温管理に気を配りましょう。

水温計を設置しておくと安心ですね。

メダカの採卵に便利な産卵床とは?

さて、今後もメダカの卵を
自分で孵化させていきたいという方は、
「産卵床」を使うと便利です。

産卵床とは、メダカの産卵場所のことです。

野生のメダカは水草に卵を産み付けますが、
家庭で飼育する場合は
その限りではありません。

一般的には、次のようなものが用いられます。

  • 棕櫚(しゅろ)の皮
  • スポンジ製の人工産卵床
  • 台所用水切りネットなどで代用

棕櫚とはヤシ科の植物のことで、
木の皮の繊維を利用して作られた産卵床は
メダカの養殖場でも使われているそうです。

繊維が茶色いため卵を見つけやすい、
丈夫で洗いやすい、などといった
メリットがありますが、
価格は他の産卵床に比べて少し高め。

自生している棕櫚の皮を使っても良いですが、
使用前にはアク抜きのために
煮沸・天日干しをする必要があります。

そこでおすすめしたいのが、
「卵トリーナー」などと呼ばれる
スポンジでできた人工産卵床です。

ついた卵も一目でわかりますし、
水面に浮いているので移動も簡単です。

魚専門店などでも販売されていますが、
工作が得意な方は自作もおすすめです。

わかりやすい動画がありましたので、
ぜひ参考にしてみてください。

材料費300円でこんなにできるなら、
コスパも抜群ではないでしょうか。

まとめ

今回は、メダカの卵を採取するコツや
採取後の育て方についてご紹介しました。

とても小さなメダカの卵ですが、
触れていただくとわかるように
意外にしっかりとしたハリがあります。

健康な卵は簡単には潰れませんので、
初めて採卵に挑戦する方も
思い切ってやってみてください。

また、採卵後は特に
水温管理に気を配るようにしましょう。

⇒メダカの卵の成長!うまく孵化させるためのポイントとは?

上記の記事で
メダカの卵からの成長について
詳しく紹介していますので
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

元気な赤ちゃんメダカが誕生する日が
今から待ち遠しくなりますね!


生態飼い方



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