メダカの稚魚にボウフラ!原因&対策方法はある?

お庭やベランダなどの屋外で
メダカを飼育していると、
水槽に妙な虫が発生しているのを
見かけることがありますよね。

稚魚を飼育している方に
特に気を付けてほしいのは、
蚊の幼虫である「ボウフラ」です。

ボウフラはメダカの稚魚の天敵。

まだ成長途中の小さな稚魚は、
ボウフラに食べられてしまうことも
あるのです。

そこで今回の記事では、
ボウフラから稚魚を守るための
対策方法についてご紹介します。

メダカの稚魚はボウフラに食べられるって本当?

 

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エドワード ゴーリーさん(@edward_gorey)がシェアした投稿 – 2018年 8月月22日午後3時27分PDT

メダカ飼育をしている方ならば、
「ボウフラが稚魚を食べる」という話を
一度は聞いたことがあると思いますが、
実際にそんなことはあるのでしょうか。

まずは、こちらの動画をご覧ください。

・・・おわかりいただけましたか?

目の前をチョロチョロと泳ぐ稚魚に、
ボウフラが肉食獣さながらの動きで
ガブリと噛み付いています。

卵の頃から大切に育ててきた稚魚が
こんな目に遭うのは悲しすぎますね。

では、なぜ稚魚の水槽に
ボウフラが発生するのでしょうか。

ボウフラは、次のような条件下で
発生しやすいとされています。

ボウフラが発生する条件とは?

  • 水温25℃以上
  • 止水(流れのない水)

メダカの稚魚の成長に最適な環境と
よく似ていますよね。

つまり、稚魚を立派に育てようとすると
どうしてもボウフラが発生しやすい
環境に
なってしまうというわけです。

メダカの稚魚へのボウフラ対策はある?

 

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ボウフラの捕食から
稚魚たちを守るためには、
飼育者さんによる対策が必要です。

また、ボウフラがいるということは、
このままいけばやがて
蚊になるということ。

稚魚だけでなく飼育者さんも
虫刺されなどの被害に
悩まされることになりかねないので、
早めに対処しておきましょう。

今回ご紹介する対策方法は、
次の4つです。

稚魚水槽へのボウフラ対策4つ

  1. 室内で飼育する
  2. 水槽に網をする
  3. 水が溜まる容器を撤去する
  4. 『水作プロホース』を使う

では、それぞれの方法について
詳しく解説していきますね!

⒈メダカの稚魚は室内で飼育する

ボウフラ対策として
もっとも万全なのは、

捕食される恐れのある
稚魚のうちだけでも
蚊のいない屋内で飼育することです。

屋内では自然の餌が発生しにくいため
飼育者さんの手でまめに餌を与える
必要がありますが、

稚魚がボウフラなどの外敵に
狙われる心配はなくなります。

また、屋内飼育は屋外に比べて
水温管理がしやすいのもメリットです。

⇒メダカの稚魚の育て方!初心者が知っておくべき5つの事

屋内飼育を始める方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。

⒉屋外におく場合はボウフラが入らないように網をする

屋外で飼育する場合は、
できるだけ稚魚の水槽に
蚊を寄せ付けない工夫が必要です。

いちばん良いのは
ぴったりと蓋を被せることなのですが、

そうすると通気性がなくなるため
水質が悪化しやすくなりますし、
稚魚が酸欠に陥る恐れもあります。

そこでおすすめなのが、
ホームセンターなどで販売されている
目の細かい「防虫網」です。


出典:http://okagesamade.eshizuoka.jp/

こちらの写真の網は、
ホースや釣り糸などを使って
水槽に合うように加工したものだそうです。

これなら蚊も侵入することができませんし、
通気性も保たれます。

真夏は日除け対策としても
一役買ってくれるでしょう。

⒊水がたまる容器などを撤去する

蚊は水のあるところで
産卵を行う習性があるので、

稚魚の水槽の近くに
水が溜まりやすい容器などがある場合は
撤去しておきましょう。

水が溜まりやすいものの例

  • バケツ
  • 古タイヤ
  • ブルーシートなどのたるみ
  • 空き缶や空き瓶
  • 植木鉢の受け皿
  • 砂遊び用のおもちゃ  など

わずかな雨水が溜まっているような場所でも
蚊は卵を産み付けます。

盲点になっているものはないか、
よく見直してみてくださいね。

⒋水作プロホースを使う

ボウフラは水面を泳いでいるだけでなく、
底砂に潜り込んでいることも。

底砂には稚魚の食べ残しや糞など
ボウフラの餌になるものが
たくさんあるからです。

この隠れたボウフラを
取り除くのにおすすめなのが、
『水作 プロホース』です。
出典:http://www.suisaku.com/

メダカ飼育の便利グッズとしても
以前ご紹介しましたので、
ご記憶の方もいるかもしれませんね。

これを使って底砂付近の水を吸い上げれば、
餌の残骸や糞とともに
隠れたボウフラも取り除くことができます。

排水のスピードも調整可能なので、
水流の苦手な稚魚にも安心です。

お値段も1,000円前後とお手頃なので、
ボウフラ対策や掃除用として
用意しておいてはいかがでしょうか。

メダカはボウフラが好物って本当?

こちらも動画を見ていただくと
わかりやすいでしょう。

水面に浮上してきたボウフラを
次々と捕食していますね。

このように
ボウフラを好んで食べることから、
メダカの成魚はボウフラ駆除のために
飼われることもあるんですよ!

ボウフラはいつから発生するの?

ボウフラが発生しやすいのは、
蚊の発生と同じ6月~9月頃とされています。

ちょうどメダカの繁殖期と重なりますね。

ただ、近年は温暖化の影響もあってか、
発生時期は年々早まっているそうです。

確かに、筆者が住んでいる北海道でも
5月頃に蚊らしき虫が飛んでいるのを
見かけることがあります。

メダカの稚魚を屋外で飼育する場合は、
早め早めに対策を取っておきましょう!

ボウフラを予防する方法はあるの?

捕食される恐れのあるボウフラは、
できることなら発生そのものを
防いでおきたいところですよね。

ボウフラは蚊の幼虫ですから、
蚊が卵を産まなければ
発生することはありません。

つまり、蚊の産卵場所となる
「水が溜まった場所」を作らないこと
何よりのボウフラ予防になるのです。

バケツや植木鉢の受け皿などの
水の溜まりやすいものは、
なるべく外に置かないようにするか
こまめに水を捨てるようにしてください。

また、ビニールシートなどのくぼみも
雨のたびに水溜まりができてしまうため、
ならして平らにしておきましょう。

まとめ

 

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poco capricciosoさん(@pococapriccioso)がシェアした投稿 – 2018年 7月月2日午前1時33分PDT

今回の記事では、
メダカの稚魚にとって最大の敵である
ボウフラの対策方法について
ご紹介してまいりました。

屋外ではグリーンウォーターの中で
稚魚を育てているという方が
多いと思いますが、

グリーンウォーターは透明度が低いため
水槽の中が見えにくく、

知らぬ間にボウフラが大量発生していて
稚魚が全滅してしまったというケースも
少なくありません。

⇒メダカの稚魚のグリーンウォーターは必要?作り方とは?

ただ、こちらの記事でも解説していますが
グリーンウォーターには
稚魚へのメリットもたくさんあるので、
ぜひ利用していただけたらと思います。

日頃からこまめに水槽を観察したり
対策をしっかりと行っていれば
ボウフラも怖くはありません。

可愛い稚魚を守れるのは
飼育者であるあなただけ。

稚魚たちが安心して暮らせる環境を
整えてあげてくださいね!


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