メダカと聞いて多くの方が想像するのは、
淡いオレンジ色をした小魚の姿でしょう。
しかし近年では品種改良によって
真っ黒なメダカや光るメダカなど
様々な種類が作出されており、
現在は450種以上もの品種が
存在するのだそうです。
これからメダカを飼い始める方は、
どんな種類の子をお迎えしようか
迷ってしまいそうですね。
そこで今回は、
改良種の中でも特に人気の種類を
ランキング形式でまとめてみました。
メダカを選ぶ際に、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
メダカの種類!人気ランキングTOP10をご紹介!
ここ10年ほどの間で
盛んに行われている品種改良によって、
様々な体色のメダカが誕生しました。
メダカの原種は灰褐色で
どちらかというと地味な印象ですが、
改良種の中には熱帯魚のように
華やかなものもいるんですよ。
そんな中でも、
多くのファンを虜にしているのは
どんな種類のメダカなのでしょうか。
今回は人気ランキングTOP10を
ご紹介したいと思います!
第1位 楊貴妃メダカ
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昨今の”メダカブーム”の
火付け役ともなった楊貴妃メダカ。
2004年の誕生以来、
多くのファンに愛され続けています。
体色の濃いヒメダカを掛け合わせることで
作られたというその鮮やかな緋色は、
知らない人がみれば金魚と見紛うほど。
世界三大美女の名を持つだけあって
とても美しいメダカです。
近年では楊貴妃をベースにした
改良種も多数作出されており、
赤さをより追求した「紅帝」や
独特の輝きを持つ「東天光」などの品種が
人気を集めています。
第2位 白メダカ
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メダカブーム以前から
観賞魚として親しまれてきた白メダカ。
黒メダカの突然変異をもとに
作出された改良種で、
黒や黄色の色素細胞がないため
その名のとおり真っ白な体をしています。
今では改良メダカの定番種として
広く知られるようになり、
量販店などで見かけることも多くなりました。
体色によっていくつかの品種が存在し、
純白に近いものほど高価な傾向があります。
第3位 青メダカ
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黒メダカと白メダカの
掛け合わせで生まれた青メダカ。
体色は一見すると灰色のようですが、
光の当たり具合によっては
青白く輝いているように見えます。
日当たりの良い場所や
ライト付きの水槽で飼育すると、
より体色の美しさを
楽しむことができるでしょう。
第4位 ヒメダカ
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「ヒ(緋)メダカ」の名のとおり
明るいオレンジ色~黄色の体色をした、
改良種の中でもっとも有名なメダカ。
「メダカ」と言われて
多くの人が思い浮かべるのは、
このヒメダカではないでしょうか。
観賞魚を扱うペットショップでは、
必ずと言って良いほど販売されています。
とても丈夫で育てやすく
価格も1匹数十円と安いので、
飼育初心者さんにおすすめです。
第5位 幹之(みゆき)メダカ
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背中にメタリックな輝きを持つ、
非常に美しいメダカ。
「幹之」というネーミングは、
作出者の娘さんの名前が由来なのだとか。
背ビレにかけて伸びる光の入り具合で
グレード分けがなされており、
背中全体が光るのは「スーパー」、
頭まで光るのは「鉄仮面」と呼ばれ
高価で取引が行われています。
レアなものでは、
1匹数万円もの値段がつくことも
あるのだそうですよ!
現在もなお品種改良が盛んに行われていて、
ラメ入りや体内光タイプなど
多様な色形に進化を続けています。
第6位 三色メダカ
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紅、白、墨の配色が美しい、
まるで小さな錦鯉のようなメダカ。
三色柄が産まれる確率は高くなく、
模様の表れ方にも個体差が見られます。
三色のバランスが良いものほど
高値がつけられる傾向があり、
1ペア5,000円以上するものも
珍しくありません。
他のメダカに比べて値が張りますが、
その美しさや希少性を考えれば
十分納得のいく価格と言えるでしょう。
第7位 ブラックメダカ
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黒色の色素細胞を多く持つ
黒メダカをベースに品種改良を繰り返し、
より濃く美しい黒色を追求したメダカ。
特に黒が強いものは
「オロチ」と呼ばれており、
その名にふさわしい重厚な存在感で
人気を呼んでいます。
さらに最近では
オロチにラメを遺伝させた
「ブラックダイヤ」が誕生し、
各種メディアでも話題となりました。
第8位 ヒカリメダカ
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普通のメダカは
お腹のあたりだけが
光っているように見えますが、
ヒカリメダカは背中にも
虹色細胞を持っているため、
体全体が光って見えるのが特徴です。
もうひとつ特筆すべきは
背ビレと尾ビレの形。
普通のメダカの背ビレは小さく
背中の後ろ側にちょこんとついていますが、
ヒカリメダカの背ビレは大きく
尻ビレと同じ形をしています。
また、尾ビレは2枚が1枚にくっついた
ひし形のような形です。
ヒレが大きいぶん見た目も華やかで、
泳ぐ姿からは優雅な雰囲気が感じられます。
第9位 パンダメダカ
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光沢色素の欠乏により
目の周囲がパンダのように黒いため、
この名前が付けられました。
真ん丸の黒目が
なんとも愛らしいですね。
目の周囲の色は
水質によって変化すると言われており、
透明な水だと薄く濁った水だと黒くなる
傾向があるようです。
第10位 ダルマメダカ
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突然変異によって生まれる、
脊椎の数が通常より少ないメダカ。
「縮みメダカ」と
呼ばれることもあるようです。
ダルマのようにぽってりとした
寸詰まりの体型で、
お尻をフリフリとさせて泳ぐ姿は
なんともユーモラス。
その個性的な見た目で、
幅広い世代に人気を集めています。
繁殖率が低いため、
他の種類に比べて価格はやや高めです。
初心者でも飼いやすいメダカの種類は?
メダカは観賞魚の中でも扱いやすく、
”アクアリウム初心者の入門魚”とも
言われています。
中でも飼育がしやすいのは、
黒メダカやヒメダカなどの
原種に近いタイプです。
ヒメダカを改良した楊貴妃メダカも
改良種の中では丈夫な部類でしょう。
一方、幹之メダカやヒカリメダカなど
品種改良を繰り返した色鮮やかなものほど
飼育の難易度は高くなります。
値段も原種に近いメダカに比べて
高価な傾向があるので、
初心者さんは手が出しにくいかもしれません。
メダカの種類の値段については
こちらの記事でもご紹介しています。
メダカの種類で丈夫なのはどのメダカ?
メダカは小さな体のわりに
とても生命力のある魚で、
多少の水温変化や水質悪化なら
耐えられる強さを持っています。
特に丈夫だと言われているのは、
先ほどお話したように
原種にもっとも近い野生型の黒メダカや
黒メダカをベースに改良した種類です。
丈夫なメダカの種類
- ヒメダカ
- 白メダカ
- 青メダカ
- 黒メダカ など
ただし、白メダカは
直射日光や暑さに弱い傾向があるので、
飼育は室内でしたほうが無難でしょう。
反対に、あまり体が丈夫でないのは
ダルマメダカです。
ちょっとした環境の変化でも
体調を崩しやすいため、
初心者さんにはあまりおすすめできません。
メダカの種類によっても寿命が違うの?
メダカの寿命は
自然環境ではおよそ1年、
人工飼育下では3~5年で、
品種によって大きな違いはないようです。
しかし、ダルマメダカは
その特殊な体型ゆえに
内臓に負担がかかりやすく、
長生きさせるのが難しいと言われています。
また、先天的に色素が欠乏したアルビノ種も
弱視のためにうまく餌を獲れない、
日光に弱いなどの理由から
寿命が短くなる可能性があるそうです。
メダカの寿命が気になるという方は、
それぞれの品種がもつ性質や体型の
特徴をよく理解したうえで
飼育を始めるようにしましょう。
まとめ
品種改良によって
様々な種類が誕生したメダカ。
今回の記事では、人気の種類を
ランキング形式でご紹介いたしました。
メダカは基本的に飼育が容易な魚ですが、
初心者さんは体が丈夫な種類から
飼い始めることをおすすめします。
扱いに慣れてきたら、
ぜひレアな種類の飼育にも
チャレンジしてみてくださいね。
お迎えしたいメダカが決まったら、
飼い方に関する知識を深めたり
飼育場所を考えたりなど、
飼い始める準備も進めていきましょう!