メダカの水温を下げる方法!温度をうまく合わせる3コツ

メダカを育てていく中で
飼育者さんがもっとも気を遣う季節は、
水温が上がりやすい真夏。

特にここ数年は
異常なほどの猛暑になる日も多く、

ふと水槽の水温計を見てみたら
ビックリするほど水温が上がっていた・・・
なんてこともしばしばです。

「これじゃメダカが夏バテしちゃう!」と
困っている方も多いのではないでしょうか。

暑い中で元気をなくしている姿を見ると
一刻も早く何とかしてあげたくなりますよね。

そこで今回の記事では、
メダカ水槽の水温を下げる方法や
温度をうまく合わせるコツなどを
ご紹介したいと思います!


メダカの水温をうまく下げる方法はある?

メダカ水槽の水温が高い時、
皆さんはどのようにして調整していますか?

慌てて冷水や氷を水槽内に投入する方も
多くいるようですが、
実はどちらも正しい方法とは言えません。

急激な温度変化が
メダカの体にダメージを与え、
体調を崩してしまうことがあるからです。

では、
メダカに負担をかけずに水温を下げるには
どうしたら良いのでしょうか。

試していただきたい方法は、
次の3つです。

メダカ水槽の水温を下げる方法
  1. エアレーションを導入する
  2. 水量を多くする
  3. 水槽用の冷却ファンを設置する

エアレーション装置を設置すると、
水中に酸素を供給されるだけでなく
泡が水面で弾けることによって
水温を下げる効果も期待できます。

「メダカにエアレーションは不要」
という声もよく聞かれますが、
夏場だけでも設置してあげると良いでしょう。

ただし、
メダカは強い水流が苦手なので
エアーの量には注意してくださいね。

また、
プラケースなどの小さな容器は
どうしても水温が上がりやすいです。

可能であれば、
多めの水量を確保できる
大きめの水槽で飼育してあげましょう。

水量が多いほど
水温の上昇を遅らせることができます。

さらに、
アクア用品を扱うお店に行くと、
以下の画像のような
水槽用の冷却ファンが販売されています。


出典:https://www.shopping-charm.jp/

これを水槽の縁に設置して
ファンの風を水面に直接当てると、
気化熱によって水温を下げることができます。

なお、こちらの商品の
1日あたりの電気代は約52円だそうです。

屋内飼育の場合は、
エアコンをガンガンきかせて
水温を下げようとするよりも、
ずっと経済的ではないでしょうか。

メダカの水温のあげ方はどうすればいいの?

一方、寒冷地にお住まいの方は、
夏よりも冬場の低水温のほうが
心配かもしれませんね。

筆者も北海道在住なのですが、
厳冬期には-20℃を下回ることも多く
室内飼育でもそんな日は不安です。

メダカ水槽の温度を上げたい時には
次の3つの方法を試してみてください。

メダカ水槽の水温を上げる方法
  1. 暖房機器の近くに水槽を移動する
  2. 発泡スチロールや段ボールで
    水槽を保温する
  3. お湯の入ったペットボトルや
    使い捨てカイロを水槽の周りに置く

まず、メダカ水槽を置いている部屋に
ストーブやエアコンなどの暖房機器があれば、
その近くに水槽を置いてあげましょう。

ただし、水温が急激に上昇しないよう
設定には気を付けてくださいね。

また、皆さんもご存知のとおり
段ボールや発泡スチロールには
保温効果があります。

ご家庭で余っているものがあれば、
水槽の周りをぐるっと囲ったり
底に敷いてあげると良いでしょう。

屋外飼育の場合は風除けにもなるので、
冷たい外気の影響を受けにくくなります。

アクア用品を扱う『チャーム』からは、
発泡スチロール製の睡蓮鉢も
販売されていますよ。


出典:https://www.shopping-charm.jp/

さらに、
使い捨てのカイロや
お湯を入れたペットボトルを
保温した水槽の近くに置いておくと、

水槽側面や水面からの
放熱防止になります。


メダカの水温!温度をうまく調整するための3つのコツとは?

水温は四季の移ろいとともに
変化するもの。

メダカにとって快適な水温を
キープしてあげるには、
季節に応じた対策が必要です。

ここからは、
季節ごとに水温を調整する”コツ”を
ご紹介していきますね。

⒈季節によって水槽の置き場所を変える

室内には冷房や暖房器具があるため、
年間を通して部屋の温度を
一定に保つことが可能です。

そのため、
屋内飼育をしているのであれば
適切な水温を維持することは
そこまで難しいことではありません。

しかし、お庭やベランダなどの
屋外で飼育している場合は、
外気や日の当たり具合によって
水温が急激に変化する恐れがあります。

特大サイズの睡蓮鉢で飼育していたり
飼育容器が多数あるという場合には
困難かもしれませんが、

そうでなければ
夏は直射日光の当たらない日陰に、
冬はあたたかい室内に、といった具合に

季節に応じて水槽の置き場所を
移動してあげると良いでしょう。

置き場所を決める際には、
夏と冬、朝晩でどれくらいの
温度変化があるのか
事前に調べておくと安心です。

⇒メダカの飼育の方法!屋外と屋内で違うことを徹底比較!
水槽の置き場所については
こちらの記事でも解説しています。

⒉冬場はヒーターをうまく利用する

少々電気代はかかりますが、
冬場の低水温対策としては
やはり水槽用ヒーターを使うのが
もっとも良いでしょう。


出典:http://do-raku.blog.jp/

飼育数が多い場合は、
画像のような”湯煎”方式にすると
ヒーターひとつで複数の飼育容器に
加温が可能です。

⒊夏場は直射日光を遮る

屋内飼育をしている場合でも、
直射日光が当たる窓側などに
水槽を置いていると、
水温はどんどん上がります。

特にガラス水槽は、
太陽光の熱を吸収して
あっという間に高温になるので
注意が必要です。

日中の日差しが強い時間帯には、
カーテンなどを利用して
日光を遮るようにしてください。

屋外飼育の場合は
直射日光の当たりにくい場所に
水槽を移動するか、

すだれや網などを
日除けにするのも良いでしょう。

メダカの水温は最高&最低は何度まで大丈夫なの?

では、メダカは
どれくらいの水温までなら
耐えられるのでしょうか。

最高温度・最低温度を
それぞれ見てみましょう。

⒈最高温度

近年の日本の夏は異常気象とも言われるほど
気温の高い日が連日のように続いており、
気温が35℃を超える日も
珍しくなくなってきました。

気温が上がれば
当然のことながら水温も上昇し、
特に直射日光の当たる場所では
35℃付近にまで達することもあります。

この水温35℃までであれば、
メダカは生きられるようです。

ただ、高水温下では
酸欠や水質悪化が起こりやすいため、

どんなに丈夫な個体でも
少なからずダメージを受けている
可能性はあるでしょう。


⒉最低温度

一方、メダカは水温15℃を下回ると
活性が下がって動きが鈍くなります。

水底で動かずにいることが多く、
餌も積極的に食べようとはしません。

いわゆる”冬眠”の状態ですね。

自然下で生きているメダカは、
水面に氷が張るようになっても
こうして春が来るのをじっと待つのです。

しかし、水底のほうまで凍ってしまうと
さすがに生きてはいられません。

したがって、
メダカは水が凍らない1℃以上の水温下ならば
真冬でも生存可能ということになります。

ただし、卵や稚魚は
ここまで水温が下がると成長できません。

メダカは水温によっても死ぬことがあるって本当?

前項のお話からもわかるように、
メダカの生存可能な水温は
1~35℃と幅広いのですが、
水温が急激に変化するのは苦手です。

私たち人間も、
激しい寒暖差によって
ヒートショックを起こす危険があります。

メダカもこれと同じで、
短時間のうちに水温が変化すると
ショック状態に陥り、

最悪の場合
命を落とすこともあるのです。

したがって、
メダカ水槽の水温は
できる限り一定に保つこと、

温度を調整する場合には
一気に上げたり下げたりせず
段階的に行うことが大切です。

⇒メダカの水合わせ!簡単にするための方法をご紹介!
水温差がメダカに及ぼす影響については
こちらの記事でも解説しています。

メダカの水温によって餌やりは変えるべき?


先ほどお話したように、
メダカの活性は水温によって
上がったり下がったりします。

そのため、
給餌の量やタイミングも
活性に応じて変える必要があります。

まず、メダカがもっとも活発になる
水温18℃~28℃の時は、
欠かさず給餌を行いましょう。

特に繁殖期のメダカは
多くのエネルギーを必要としますので、

産卵を望んでいる場合は
餌を十分に与えて
体力をつけてあげてください。

水温が高い時は、
メダカの様子を観察してみて
食欲があるようであれば
普段どおり給餌して構いません。

暑さで元気がなく
食欲が落ちているという場合は、
食べ残しが出ないように
給餌量や回数を控えめにします。

食べ残しは水質悪化の原因になるので、
ピペットなどを使って
こまめに取り除いてください。

反対に水温が低い時は、
メダカが冬眠状態になっていれば
無理に給餌をしなくても大丈夫です。

餌を与えても
積極的に食べようとはしませんし、

仮に食べたとしても
消化機能が低下しているため
消化不良を起こす恐れがあります。

飼育者さんとしては
心配になるかもしれませんが、
あたたかくなるまで
ゆっくり休ませてあげましょう。

⇒メダカの餌の量はどのくらい?頻度・回数・時間で健康を保つ秘訣とは
適切な給餌方法については、
こちらの記事でも解説しています。


まとめ

今回の記事では、
メダカ水槽の水温を下げる方法や
季節によって調整するコツを
ご紹介してまいりました。

メダカは小さいわりにタフな魚で
幅広い水温に順応することができますが、
急激に水温が変化する環境は苦手です。

水温の調整を行う際には
一気に上げたり下げたりするのではなく、
ゆっくり時間をかけて
徐々に適温に合わせていきましょう。

また、水温が気になる時だけでなく
普段の水換えの際にも
水温が急変しないように
気を付けてあげてくださいね。

⇒メダカの水換えは不要or必要?水換えに知っておくべき3つの事
こちらの記事では、
水換えについて詳しく解説しています。

ぜひ併せてご覧ください!


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