熱帯魚の中でも、
アクアリウム初心者に飼いやすいのが、
ベタです。
元々はその闘争心の強さから、
賭け事に使われていましたが、
現在では観賞用としてヒレの形状など
特徴のある種類が数多く作出されています。
美しさを競うコンテストも開かれるほど
人気のあるベタですが、
今回はその中でも特に人気のベタの種類や、
飼育時に気をつけたい点などを、
詳しく紹介していきます。
どんなベタを飼いたいか迷っている人も、
この記事でお気に入りの種類が見つかるかも。
[adsense1]
熱帯魚ベタってどんな種類があるの?
ベタの原産地はタイのメコン川です。
縄張り意識も強く、
タイでは「闘魚」として賭け事にも
使われてきたほど気性が荒いのが特徴。
原種はヒレが短いのですが、
現在では観賞魚として改良され、
大きなヒレや特徴的な色の種類が
作り出されていますが、
この特徴が出るのは、オスのベタだけです。
近年ではその美しさを競うコンテストも開かれ、
観賞魚としても人気がある熱帯魚になりました。
その中でも代表的な種類を
次の章からいくつか紹介していきましょう。
トラディショナル
トラディショナルなるはベタの中でも一般的で、
ホームセンターなどでもよく売られている
ポピュラーな種類です。
少し前までは「並ベタ」と呼ばれ、
他の種類よりも安く取り扱われていましたが、
現在ではその尾ヒレのかたちから
ベールテールとも呼ばれ、
新たに注目を集めています。
価格も500円~800円前後と求めやすく、
まずはこの種類から飼育をはじめみるのも、
おすすめです。
クラウンテール
クラウンテールはヒレの筋が突出し、
王冠のようになっていることから、
この名前がつけられました。
このヒレの筋は、
ベタの成長とともに伸びていくので、
購入時には短くても、
飼育しているうちに長く立派なものになります。
価格は2000円~3000円前後です。
スーパーデルタテール
スーパーデルタテールは、
一見するとトラディショナルに似てますが、
広げたヒレはトラディショナルよりも大きく、
このヒレを支えるための筋が多いのが特徴です。
アメリカの愛好家によって作出され、
カラーバリエーションも豊富です。
価格は1500円~2000円前後になります。
プラカット
プラカットは一番原種に近く、
他のベタと異なり短いヒレが特徴です。
現地のタイでは闘魚用として
改良された種類になります。
最近ではコイのようなまだら模様が特徴的な、
「鯉ベタ」と呼ばれる種類も出てきました。
闘争心も強く、
ヒレが短いため飛び出し事故にも
特に注意が必要です。
価格は2500円~8000円前後です。
ダブルテール
ダブルテールは背ビレが大きく、
尾ヒレが2つに分かれているのが特徴です。
泳いでいる時はあまりわかりませんが、
ヒレを広げるとその尾ヒレの特徴が
よくわかります。
価格は1500円か~3000円前後になります。
熱帯魚ベタの飼い方で注意したい3つの点
ここまでベタのおもな種類を
紹介してきましたが、
どのベタも飼育するうえでの注意点があります。
次の章から3つの注意点を
詳しく解説していきましょう。
①ベタは水槽で飼おう
ベタには空気中から酸素を取り込める
「ラビリンス器官」があり、
低酸素状態でも飼育が可能です。
このためコップやビンなどの
少ない水量でも飼えるといわれていますが、
水量が少ないということは、
水質の悪化も早く水温も安定しないため、
おすすめできません。
ベタに長生きしてもらうためにも、
飼育は水槽で行うようにしましょう。
②ベタを混泳させない
ベタの生息地でもあるタイでは、
ベタ同士を戦わせて賭け事に使う程、
闘争心が強い魚です。
そのためベタはオスメス関係なく、
単独飼いが基本です。
ベタの闘争心には個体差があり、
混泳が上手くいく場合もありますが、
いじめが発生してしまう場合は、
すぐに隔離できるようにするなど、
自己責任で混泳を行ってください。
どうしても混泳させたい場合は、
広い水槽に水草や隠れ家などを用意して
飼育するようにしましょう。
種類はコリドラスやオトシンクルスなど、
水槽の底で生活するタイプや、
泳ぎの早いネオンテトラがおすすめです。
また混泳させる前にベタを小さな容器に入れ、
他の熱帯魚と相性をみるという手もあります。
この時点で他の魚を威嚇するようなら、
その個体は混泳には不向きというのがわかります。
参考に他の個体を威嚇する様子がわかる
動画がありましたので、紹介します。
③餌は与えすぎない
ベタは他の熱帯魚と違い、
あまり泳ぎ回ることがありません。
そのため餌の与えすぎは、
内蔵に負担がかかり、
体調不良や便秘の原因になってしまうことも。
餌はメーカー推奨の量よりも
少なめに与えるのがおすすめです。
餌を少なめにすることで、
ベタが寿命も長くなります。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒熱帯魚ベタの寿命はどのくらい?病気にならない飼い方を紹介!
まとめ
ここまでベタの種類と、
飼い方で注意したい点3つを
紹介してきました。
ベタは種類でヒレに様々な特徴をもち、
現在でも愛好家によって
新しい種類が作出されています。
初心者にも飼いやすいベタですが、
長く楽しむためには水槽や、
餌の量など気をつけたい点が
いくつかあります。
熱帯魚の餌について、
もっと知りたい人には、
こちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒熱帯魚のオススメの餌は?種類別で紹介!
ぜひ今回の記事で
お気に入りのベタを見つけて、
上手に育ててくださいね。
[adsense3]