特殊な器官のおかげで酸素が少なくても、
小さな容器でも手軽に飼えるとして
今人気の熱帯魚なベタ。
大きな水槽を置くスペースはないけど、
熱帯魚の飼育に挑戦してみたい人にも
おすすめな種類でもありますが、
ベタの寿命は他の熱帯魚と比べると
短いとも言われています。
ですがせっかく飼うなら、
長くベタとの生活を
楽しみたいですよね。
そこで今回はベタの寿命や、
長生きさせるためのコツを、
わかりやすく紹介。
ベタを病気にさせないための方法も
あわせて解説していきます!
熱帯魚ベタの平均寿命は?
熱帯魚の中でも飼育しやすい部類のベタですが、
そもそも寿命はどのくらいなのでしょうか。
次の章で詳しく解説していきましょう。
ベタの寿命は熱帯魚の中では長い?短い?
一般的なベタの寿命は、
3年~5年といわれていますが、
ショップで購入した場合は、
実際にはこれよりも短くなります。
実は販売されているベタのほとんどは、
成魚の状態で売られています。
そのため購入してから、
平均2~3年で亡くなる個体も
多いようです。
実際にペットショップで購入する場合、
痩せたりヒレが縮れて癒着していないか、
チェックするほか、複数個体がいる場合は、
「フレアリング」と呼ばれる
威嚇行動をさせてみるのもおすすめです。
フレアリングについては、
こちらの動画で確認できます。
フレアリングはヒレやエラを大きく広げて
相手を威嚇する行為ですが、
体調が悪いと、フレアリングをしなくなるので、
元気かどうか見きわめる1つの方法でもあります。
ただしフレアリングのやりすぎは、
ベタの体力を消耗してしまうほか、
お店にも迷惑になるので、注意が必要です。
熱帯魚ベタの寿命を延ばす!病気を予防する飼い方って?
ベタの寿命を延ばすして長生きしてもらうには、
病気に気をつけてベタの住みよい環境を
作ってあげることが大切です。
次の章からはベタの寿命を延ばす、
具体的な方法を詳しく紹介していきます。
水質と水温の管理
まず大切なのが、ベタの住みやすい
水質と水温にしてあげることです。
ベタの水温は25℃~28℃くらいが適温です。
気温が低いときは水槽用のヒーターなどで、
水温を維持するようにしましょう。
飼育水は一般的な熱帯魚用の
カルキ抜きで大丈夫です。
ベタは空気中の酸素を取り込める
ラビリンス器官を持っているので、
小さな容器でも飼えるといわれていますが、
この方法での飼育はおすすめできません。
容器が小さいということは水量が少なく、
水質が悪化しやすい原因にもなります。
ベタは丈夫な熱帯魚ですが、
病気になると重症化しやすく、
そのまま命を落としてしまうことも。
できれば水槽は30cm程度のもの、
水量は最低でも2L以上がおすすめです。
水替えは容器の大きさにもよりますが、
3日~1週間に一度、4分の1程度の量を
変えてあげましょう。
餌やりの適切な頻度
ベタは水槽内を泳ぎ回ることはなく、
他の熱帯魚と比べると運動量は少なめです。
そのため餌をあげすぎると
消化器官の負担になり、
便秘など体調不良の原因にもなります。
長生きさせるためにも、
餌のパッケージに記載されている量より、
少なめに与えるのがコツです。
過ごしやすい水槽にする
ベタの中には大きなヒレを持つ種類もいます。
人工水草やアクセサリー類は
ヒレを傷つけてしまうことがあるので、
ベタのヒレを傷つけてしまう恐れがある
硬いものは入れないようにしましょう。
またベタが住むメコン川は、
落ち葉が川に落ちてタンニンが溶けだし、
紅茶のような色をしています。
このタンニンには殺菌作用があり、
ベタのエラやヒレを守ってくれる働きがあり、
水質もベタの住みやすい弱酸性にしてくれます。
より長生きしてもらうために、
マジックリーフと呼ばれる葉を使い、
飼育水を作るのもおすすめです。
もっとベタのことを知りたい方は、
こちらの記事でベタの種類や飼い方について
詳しく紹介しています。
⇒熱帯魚ベタの種類一覧!飼い方の注意点3つ!
まとめ
今回はベタの寿命や、
長生きさせるためのコツについて
紹介してきました。
ベタは平均寿命が2年~3年ですが、
水質や水温に気をつけて、
住みよい環境を維持してあげれば、
もっと長生きしてくれることもあります。
熱帯魚はどんな飼育をしたらいいのか、
こちらの記事でも紹介しているので、
参考にしてみてください。
⇒初心者でも簡単!熱帯魚の飼育方法を3つのSTEPで紹介!
ぜひ今回の記事を参考に、
かわいいベタを長生きさせてみてくださいね。