水槽の中で、クマノミが気持ちよさそうに
イソギンチャクに寄り添うシーンに
あこがれている方も多いのではないでしょうか?
しかし、クマノミとイソギンチャクには
相性があり、組み合わせが悪いと、
一緒に寄り添って共生をしてくれません。
せっかく飼育をしても共生してくれないと
一緒に飼育する意味が
なくなってしまいますよね。
そこで今回は、クマノミと
イソギンチャクの相性について解説します。
おすすめのセットも紹介しますので、
ぜひ飼育の参考にしてみて下さい。
クマノミとイソギンチャクの相性! 共生させるにはコツが必要?
クマノミもイソギンチャクも、
アクアリウムショップでは
様々な種類は販売されています。
しかし、クマノミとイソギンチャクには
相性があるため、共生させるには
相性のいい種類を選びましょう。
相性のいい種類同士であれば、
高確率で共生してくれます。
しかし生物ですので、
いくら相性のいい種類同士であっても
共生しないこともあります。
そのため、より確実に共生させるには、
ショップの水槽内で最初から共生している
組み合わせを購入するのが一つの手です。
反対に、相性が悪いとされている種類同士でも
うまく共生してくれることもあります。
こればかりは運になってしまいますので、
どうしても組み合わせてみたいセットがあれば、
試してみるのもいいかもしれません。
クマノミとイソギンチャクはなぜセットでいるの?
クマノミとイソギンチャクには
相利共生と呼ばれる関係性があります。
これは、互いに利益のある共生関係です。
クマノミは毒のあるイソギンチャクの
中にいることで、他の肉食魚などから
身を守ることができます。
イソギンチャクは、クマノミを
共生させることによって、
餌を摂ることができます。
イソギンチャクは自ら動いて
餌を摂りに行くことができません。
クマノミが餌を採り、
イソギンチャクの中に戻ってから
餌を食べることで、おこぼれを
イソギンチャクが食べることができるのです。
このようにお互いにメリットがあるため、
クマノミとイソギンチャクはセットで
共生していると言われています。
クマノミとイソギンチャクの
共生についてはこちらの記事で
詳しく解説しています。
それぞれのメリットや相性について
詳しく紹介していますので、
ぜひ読んでみてください。
クマノミとイソギンチャク!おすすめのセットは?
クマノミとイソギンチャクには
様々な種類があります。
そして、各クマノミには相性のいい
イソギンチャクが、数種類ずついます。
当然、飼育がしやすい種類と、
難しい種類がありますので、
初心者の方はどちらも飼育しやすい種類の
セットを選ぶのがおすすめです。
- カクレクマノミ×サンゴイソギンチャク
- クマノミ×シライトイソギンチャク
- ハナビラクマノミ×L.T.アネモネ
特におすすめは、この3つのセットです。
紹介したクマノミもイソギンチャクも
丈夫で飼育しやすい種類です。
相性も良く、共生もしやすいので、
初心者の方はまずはこのセットで
飼育をしてみてはいかがでしょうか?
こちらの動画では様々な組み合わせの
クマノミとイソギンチャクのセットが
紹介されています。
気持ちよさそうに寄り添う姿は
見ていて飽きないですね。
ぜひ参考にしてみて下さい。
イソギンチャクの飼育の方法って?
イソギンチャクを飼育する場合は、
基本的には海水魚の飼育と変わりません。
海水魚の飼育と違う点としては、
明るいライトが必要なことです。
イソギンチャクは体内に褐虫藻と
呼ばれる藻類を共生させています。
この褐虫藻が光合成によって生成する
エネルギーを、イソギンチャクは
分けてもらい生きています。
そのため、光合成をさせるために
明るいライトが必要となるのです。
サンゴや水草の育成用の
ライトを用意すると効果的です。
イソギンチャクの詳しい飼育方法については
こちらの記事で解説しています。
簡単に意識できる、3つのポイントを
紹介していますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
クマノミの飼育の方法は?費用はどのくらい?
クマノミは海水魚の中でも
比較的飼育のしやすい魚です。
基本的なことを守れば、初心者の方でも
十分に飼育をすることができます。
人工海水で海水を用意し、
水温は25度前後に設定しましょう。
餌はなんでもよく食べるので、
餌付けに苦労することもありません。
市販の小型海水魚用のフレークなどを
1日に1回ていど与えてあげましょう。
飼育機材も、特別なものはいりません。
初心者の方は、最初からセットになっている
水槽を使用するのがおすすめです。
アクアショップでは水槽サイズによって
10,000~30,000円ほどで販売されています。
淡水魚に比べると、水質の悪化に弱いため、
水量のある大き目の水槽の方が安心です。
こちらの記事では、クマノミの飼育機材について
詳しく解説しています。
⇒クマノミの飼育はセットが簡単? それぞれにかかる費用を紹介
それぞれの費用なども紹介していますので
ぜひ参考にしてみて下さい。
クマノミの寿命はどれくらいなの?
クマノミは体は小さいですが、
長寿な魚の1つでもあります。
ギネス記録ではなんと、43年も
生きた個体が記録されています。
43年はさすがに特別な例としても、
うまく飼育すれば
20年近く飼育することができます。
人にも良く馴れるため、長くなれば
ペットのような付き合いをすることができます。
ぜひ長期飼育に挑戦してみて下さい。
クマノミの寿命については
こちらで詳しく解説しています。
クマノミがかかりやす病気なども
紹介していますので、ぜひ読んでみて下さい。
まとめ
以上、クマノミとイソギンチャクの
相性について紹介しました。
様々なセットがありますが、
その中でもおすすめはカクレクマノミと
サンゴイソギンチャクのセットです。
丈夫なのはもちろん、
カクレクマノミはかわいいですし、
サンゴイソギンチャクは美しい個体が多いです。
ぜひクマノミとイソギンチャクの
共生にチャレンジしてみて下さいね。