熱帯魚を飼育していると、
各飼育用が故障する時があります。
特にヒーターが壊れてしまうと、
水温が維持できなくなり、
熱帯魚の生死に関わってきてしまいます。
前もって寿命や、対策が分ればいいですが、
頻繁にあるものでは無い分、
なかなか把握するのも難しいですよね。
そこで今回は熱帯魚のヒーターの寿命と、
故障した場合の対処方法をご紹介します。
どのメーカーの商品でも、
基本的には同じですので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
熱帯魚のヒーターの寿命について!耐用年数ってなに?
出典:https://www.shopping-charm.jp/
どんな電機製品でもそうですが、
ヒーターにも寿命があります。
また、耐用年数と呼ばれるものもあります。
寿命と耐用年数は違う物でしょうか?
ヒーターの寿命と
耐用年数についてご紹介します。
耐用年数はメーカー推奨の交換時期を目安にしよう
ほとんどのメーカーは、
通常、1年に1回の交換を推奨しています。
これは、安全に使用できると
メーカーが保証している期間であり、
耐用年数と呼ばれています。
実際の寿命=壊れるまでの期間とは
異なるので、注意しましょう。
耐用年数を過ぎたヒーターは、
暖まらないことだけでなく、
加熱のしすぎや、コードからの
発火にも繋がるため
必ず守るようにしましょう。
基本的なヒーターの寿命は?
熱帯魚用のヒーターの寿命としては、
おおむね2~3年ほどと言われています。
しかし、あくまで壊れないと
言われている期間であり、メーカーが
推奨する交換時期とはことなります。
寿命の方が長いですが、
事故にも繋がりかねないため、
必ずメーカーの推奨する
交換時期を守りましょう。
熱帯魚のヒーターが故障したときの症状って?
実際に、熱帯魚のヒーターが
故障した場合の症状をご紹介します。
症状を覚えておけば、
とっさの時に対応しやすくなりますので
ぜひ覚えておいて下さいね。
電源を入れてもまったく作動しない
他の電機製品と同じように、
電源を入れてもまったく作動しない症状は
故障の一番多い症状です。
水槽の水温が設定温度より低いのに、
ヒーターが作動しない場合は
故障を疑いましょう。
しかし、電源を入れた直後は、
センサーが水温を測り、
実際にヒーターを作動させるまで
数分程度のタイムラグがありますので、
慌てないようにしましょう。
温度が上がらない・下がらない
故障してしまうと、
水温が上がらないのはもちろんですが、
反対に、下がらない場合もあります。
故障により、スイッチが切れなくなると、
加熱し続けてしまい、
水温が下がらなくなります。
場合によっては、下がらないどころか、
どんどんと水温が上がり
お湯になってしまうこともあります。
設定水温より、下がりすぎ、
上がりすぎの場合は注意が必要です。
異常な音がする
ヒーターを設置している水槽内から
「バチバチ」「プツッ」と言ったような
異音が発生する場合があります。
一見、ヒーター自体は
作動しているように見えますが、
不具合が起きている可能性が高いです。
このまま使用し続けると、
過電流が流れ、最悪の場合、
発火してしまうことがあります。
少しでも怪しいと思った場合は、
速やかに使用を中止するようにしましょう。
熱帯魚のヒーターが壊れたときの応急処置!
熱帯魚のヒーターが壊れる時は、
突然やってきます。
一番良いのは、すぐに新しいヒーターと
取り替えることですが、なかなか
そうはいかないことも多いと思います。
そこで、とっさの時にその場で対応できる
応急処置の方法をご紹介します。
いざと言う時に慌てないようにするためにも
ぜひ覚えておいて下さいね。
室温を上げる
まず、エアコンやストーブなどを使用して
室温を上げる方法があります。
室温を25度程度にすれば
水温もほとんど下がらないでしょう。
また、それ以上に室温を上げれば、
水温を暖めることもできます。
他にも方法をご紹介していますが、
室温を上げることが一番の方法です。
電気代や灯油代がかかってしまいますが、
暖房器具が使える環境であれば
この方法が一番スムーズかつ、
確実な方法と言えるでしょう。
水槽を断熱材で覆う
発泡スチロールや梱包用のプチプチで
水槽を覆う方法があります。
特に発泡スチロールは断熱効果が高く、
加工もしやすいので、水槽を覆うには最適です。
全面を覆ってしまうと、
水槽の中が見えなくなってしまうのが欠点ですが
水温が下がるスピードを抑えてくれます。
水温を上げる効果はありませんので、
対策をしている間に、
新しいヒーターの手配をしましょう。
こちらの動画では、緊急時ではないですが、
簡単に手に入る物で、保温効果を上げる
工夫をご紹介しています。
ぜひ参考にしてみて下さい。
暖かいものを近くに置く
水槽のすぐ近くに
暖かいものを置く方法もあります。
使い捨てカイロや、
お湯を入れたペットボトルなどを
近くに置くことで、水温が下がるスピードを
少しだけ抑えてくれます。
先にご紹介した、断熱材と併せると
より効果が現れます。
しかし、水温を上げる効果はありませんし、
保温効果もそれほどはありませんので、
早急にヒーターを手配しましょう。
⇒熱帯魚はヒーターなしで飼える?電気代や火事の不安を解消させる方法
こちらの記事ではヒーターを使用しないで
熱帯魚を飼うテクニックをご紹介しています。
ぜひ読んでみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヒーターの寿命と、故障の時の症状、
応急処置について知っておけば、
予め備えておくことができます。
ヒーターの故障は、熱帯魚の生死にも
関わるので、しっかりと備えておきたいですね。
⇒熱帯魚のヒーターの使い方は?正しい選び方やおすすめ3選を紹介!
こちらの記事では、ヒーターの基本的な
ことについて詳しく解説しています。
ぜひ、併せて読んでみて下さい。