熱帯魚の水槽を立ち上げる方法って?準備や作り方の基本を徹底解説!

熱帯魚を飼い始める時、
水槽が立ち上がるまで、
熱帯魚を水槽に入れてはいけません。

でも、どうやって水槽を立ち上げたら
良いのか分りづらいですよね。

どんなことに気をつけたら
良いのかも気になります。

そこで今回は、熱帯魚の水槽の
立ち上げる方法をご紹介します。

準備や作り方の基本を徹底解説しますので
ぜひ参考にしてみて下さい。

熱帯魚の水槽を立ち上げる流れ

熱帯魚の水槽を立ち上げる際、
水槽に水を入れて、熱帯魚を入れて
それだけで完成ではありません。

しっかりとした流れで立ち上げないと、
熱帯魚が全滅することにも
なりかねないので注意が必要です。

大まかな流れをまとめると、
次のようになります。

  1. 水槽や各機器、スペースの準備
  2. 水槽のセッティング
  3. 水の空回し
  4. パイロットフィッシュの投入
  5. 本格的に魚の投入

次の章から詳しく解説していきますので
ぜひ参考にしてみて下さい。

熱帯魚の水槽を立ち上げる前に準備したいスペースと水槽台


出典:https://www.shopping-charm.jp/

水槽を立ち上げる前に
準備をしておきたいのが、
スペースの確保と水槽台の設置です。

水の入った水槽は、思った以上に重たく、
水が入ったまま移動すると、
割れてしまうこともあるので
水槽を立ち上げる前に、しっかりとした
スペースを確保することが必要です。

まず、必ず平らな場所に設置しましょう。

水槽の重さに耐えられる床
あるかの確認も大切になります。

また、メンテナンスなどで、
水槽の裏側に回ることもあるので、
スペースに多少のゆとりがあると良いですね。

水槽台も、水槽の重さに
耐えられる強度が必要です。

DIYで自作しても良いですが、
専用の水槽台を使用した方が安心です。

スペースを確保したら、
水槽台を仮置きして、周囲の確認をしましょう。

コンセントの位置なども
イメージしておくと確実ですね。

熱帯魚の水槽を立ち上げるために必要な準備したいもの

熱帯魚の水槽を立ち上げる際、
水槽機材一式はもちろんのこと、
その他にも準備したい物がいくつかあります。

準備したい物リスト

  • バケツ大小各1個
  • タオル
  • ビニールシートか新聞紙
  • プラスチックシャベル
  • ピンセット

バケツは水の運搬や、
水槽に水を注ぐ際に使用します。

1つは、水槽内に入るサイズの物があると
使い勝手が良いでしょう。

もし無い場合は、
大きめのボウルでも大丈夫です。

水がこぼれてしまった時のために
床にはビニールシートや新聞紙を敷いておくと
万が一の時に安心できます。

濡れた手を拭くためにタオルも必需品です。

プラスチックシャベルは、砂を入れる時に
使用しますが、入れるだけでなく、
砂を平らにしたりするときにも使用します。

水槽を傷つけないように、金属製の物は
止めた方が良いでしょう。

水草を植えてレイアウトする場合は、
ピンセットは必需品です。

水草用の柄の長いタイプがあると
レイアウトもしやすいでしょう。

それぞれのグッズは、
普段の生活で使用している物を
流用しても大丈夫ですが、
水換えの時などにも使用しますので、
専用に用意しておくと良いかもしれません。

熱帯魚の水槽を立ち上げる基本的な方法!

それでは、実際に水槽を立ち上げる
基本的な方法をご紹介します。

基本を押さえておけば、
どんな水槽にも応用がききますので
しっかりとチェックして下さいね。

水槽の機器類のセッティングと中のレイアウトをする

まずは、水槽台の上の水槽をセットしましょう。

水を入れた後では移動できないので、
位置をしっかり確認して、微調整をします。

水槽台からはみ出すと、割れてしまう
原因となるので注意が必要です。

水槽をセットしたら、まずは底砂を敷きます。

目安としては、手前側が3cm、奥側が5cm程度で
傾斜を作ると奥行き感が出ます。

その後、フィルターやヒーターなど
の各機器類をセッティングをしつつ、
レイアウトをしていきます。

ヒーターやパイプなど人工的な物は、
流木などで上手く隠れるように
お互いを調整しながらセットすると効果的です。

水草を植える場所もイメージしながら
大まかにレイアウトを完了します。

カルキ抜きをした水を入れる

水槽に入れる水は、
必ずカルキ抜きした水を使用しましょう。

前日に汲み置きしても良いですが、
量がある場合はカルキ抜きを使用した方が
手間もかからずスムーズです。

給湯器などで、
水温を調整できればベストですが、
使用できない場所の場合は、バケツの段階で
水温を合わせましょう。

水槽に水を入れる際は、
バケツでジャバジャバと入れてしまうと、
底砂を巻き上げたり、
レイアウトを壊してしまいます。

水槽内に、小さなバケツを入れて、
そのバケツを受け皿に水を入れると
勢いを抑えられて効果的です。

あまりギリギリまで入れてしまうと、
水草のレイアウトの際に勢いで
溢れてしまうことがあります。

7割くらいにとどめて、
水草を植えた後に調整すると良いでしょう。

水草を植え付ける

ピンセットを使用して
水草を植えていきます。

最初に前景用の水草を植え、
徐々に中景、後景と植えていきます。

水草を植える際は、成長した時をイメージして
すこしゆったりめに植えると良いでしょう。

また、フィルターのパイプなど、
人工的なものを水草で隠すようにすると
より自然なレイアウトを作ることができます。

枯れた部分があると、
水質を悪化させる原因となりますので、
予め取り除いておきましょう。

全てのレイアウトが終わったら、
水を足して、微調整しましょう。

水を入れ終わったら、網を使って
水草の破片などのゴミを取り除きます。

そして全ての機器の電源をONにして
動作確認をしましょう。

そして、すぐに魚を入れたくなりますが、
立ち上げ直後は水を
きれいにするバクテリアもいません。

1週間ほどは我慢して、
魚がいない状態で水を循環させましょう。

熱帯魚の水合わせをする

水槽の水を1週間循環させ、
機器類を含めて問題がなければ
いよいよ魚の投入です。

まだバクテリアの数が少ないため、
パイロットフィッシュと呼ばれる
丈夫な熱帯魚を少量入れて様子を見ましょう。

しかし、購入してきた熱帯魚を
決してドボンと水槽にいれてはいけません。

お店の水槽の水質と、自宅の水槽の水質は
異なりますので、そのまま入れると
水質の変化によって
ダメージを受けてしまいます。

そのため、水合わせという
作業が必要になります。

  1. 袋のまま水槽に30分ほど浮かべる
  2. バケツに入れ、袋の水を1/3捨て、
    同量の水槽の水を入れて15分置く。
  3. ②を2~3回繰り返す。
  4. バケツから熱帯魚のみを水槽にいれる

以上のように、
それほど難しい手順はありません。

非常に大切なことですので、
必ず水合わせをするようにしましょう。

熱帯魚を水槽に入れたら、
次は早く餌やりをしたくなると思います。

しかし、熱帯魚が落ち着くまで数
日はそっとしておき、数日後から
少量ずつ与えるようにしましょう。

最初に入れた魚たちが、問題なく過ごしていたら
バクテリアも順調に増えている証拠です。

徐々に新しい魚を入れても大丈夫です。

こちらの記事では、別の方法も含めて
水合わせについてさらに詳しく紹介しています。

ぜひチェックしてみて下さい。

⇒熱帯魚の水合わせの時間はどのくらい?簡単にできる3つの方法!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

すぐに魚を入れらず、空の水槽では
つまらないかもしれませんが、
魚を健康的に飼育するために
立ち上げはとても大切なことです。

立ち上げが上手くいけば、
その後のトラブルも少なくなるでしょう。

立ち上げが完了した後に、
存分に熱帯魚の飼育を楽しんで下さいね。

⇒初心者でも簡単!熱帯魚の飼育方法を3つのSTEPで紹介!

熱帯魚の基本的な飼育方法をご紹介しています。

ぜひ併せて読んでみて下さい。


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