メダカの卵の育て方!初心者でも確実に孵化させる5つのコツ

淡水魚の中でも特に強い繁殖力を持つメダカ。

飼育者がわざわざ環境を整えたりしなくても、
産卵期には勝手に卵を産んでいたりします。

メダカの産卵を初めて目にした方は、
とても嬉しかったのではないでしょうか。

どんなに小さな生き物でも、
命の誕生というのは素晴らしいものですよね。

せっかくですから、うまく孵化させて
メダカ一家を賑やかにするのも良いでしょう。

そこで今回の記事では、
メダカ飼育の初心者さんが
孵化を成功に導くための「コツ」
5つご紹介したいと思います。

ほかにも、
「卵にエアレーションは必要?」
「孵化した後のお世話は?」
といった疑問にもお答えしています。

1つでも多くの卵を孵化できるように、
卵の育て方や管理方法などの知識を
しっかり学んでいきましょう!


メダカの卵の育て方!確実に孵化させる5つのコツをご紹介!

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メダカは魚の中でも扱いやすく、
卵の孵化もさほど難しくはありません。

しかし、知識をもって行うのと
そうでないのとでは、
孵化の成功率に大きな差が出てきます。

とはいえ、覚えていただくことは
そんなに多くありませんのでご安心ください。

卵の管理方法や育て方として
次の5つのことをおさえておけば、
初めてでもかなりの高確率で
孵化を成功させられるはずです。

  • 育ちそうな卵だけを選別する
  • 卵を隔離して管理する
  • 水温を適切に保つ
  • 日照時間を確保する
  • 水道水で毎日水換えをする

では、それぞれについて
詳しくご説明していきますね。

1.育ちそうな卵とそうでない卵を選別する

メダカは1回の産卵で
10~30個ほどの卵を産みますが、
そのすべてが孵化するとは限りません。

卵には「有精卵」と「無精卵」があることは
皆さんもご存知でしょう。

当然のことながら、
卵が無精卵であった場合は
どれだけ良い環境で飼育しても
稚魚が出てくることはありません。

やがて水中のカビ菌の餌食になるだけです。

成魚だけでなく、
卵にとってもカビは大敵。

カビの生えた卵が1つあるだけで、
他の卵までダメになることもあるほどです。

したがって、カビの原因となる無精卵は
早い段階で取り除き、
孵化する可能性のある有精卵だけを
残しておくようにします。

⇒メダカの卵の成長!うまく孵化させるためのポイントとは?

有精卵と無精卵を見分けるポイントは
こちらの記事で解説しています。

2.卵を隔離する

さて、選び抜かれた有精卵たちは、
孵化までどう管理すれば良いのでしょうか。

卵を1つでも多く孵化させたいのなら、
産卵後なるべく早い段階で
卵を親から隔離するのがベストです。

メダカとは意外に勝手なもので、
卵は産んでも子育てはしません。

言葉は良くないですが、
「産んだら産みっぱなし」です。

それどころか、我が子をエサだと思って
食べてしまうことも珍しくありません。

たまに口の端に卵をくっつけて
泳いでいる成魚がいますが、
これこそまさに卵を食べようとした証拠です。

⇒メダカの卵は隔離したほうがいいの?タイミングと方法をご紹介!

上記の記事でもご紹介しているように
隔離方法にも色々ありますが、
やはり「卵だけ別容器で保管する」というのが
もっとも安全でしょう。

卵用の容器の選び方については、
後ほど詳しく解説しますね。


3.水温を適切に保つ

メダカの卵の成長は
水温に影響されるところが大きく、
低すぎても高すぎても正常に育ちません。

  • 水温が低すぎる場合
    →発育不良により卵が死んでしまう。
  • 水温が高すぎる場合
    →背曲りなどの奇形が産まれる。

卵が成長可能な水温は16~34℃ですが、
その中でも適温は24~26℃とされています。

水温計を用意しておき、
常に卵の成長にとって最適な状態に
水温を管理するようにしましょう。

4.日照時間を確保する

メダカは、一年の中でも日照時間が長い
春~秋にかけて盛んに産卵を行います。

気候の良い時期に卵を産んだほうが
稚魚が生きていきやすいということを
本能的に知っているのですね。

このことは卵の中の稚魚も
ちゃんと理解しているようで、
実際に薄暗い環境で飼育された卵は
なかなか孵化しない傾向があります。

「薄暗い=生きていくには難しい季節」だと
判断してしまうのでしょう。

卵がもっとも孵化しやすい日照時間は
1日14時間程度とされています。

日光に当ててあげるのがいちばんですが、
梅雨など時期的に難しい時には
ライトの光で代用しても良いでしょう。

また、直射日光下では水温が上昇して
”ゆで卵”になる恐れがありますので
カーテンなどで調整してあげてください。

5.水道水で毎日水換えをする

卵を入れた水槽や容器の水は
基本的に毎日新しいものに交換しましょう。

水が汚れてくると、
卵の大敵であるカビが発生しやすくなります。

この時、親メダカと同じように
カルキ抜きした水を入れたくなるところですが
卵の保管には水道水がベスト。

カルキの殺菌効果が
卵をカビから守ってくれますよ。

卵の卵膜は見た目以上に硬いですから、
中の稚魚に悪影響を与えることもありません。

また、水換えの際には温度調整も忘れずに!

時期的に水道水が冷たい場合は、
汲み置きをするなどして調整しましょう。

⇒メダカの卵がカビてしまう3つの原因!対策方法はある?

水道水での水換えや水温管理については、
こちらの記事でも解説しています。


メダカの卵が育ちやすい水草の種類は?

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卵の孵化を成功に導くためには、
まず卵が捕食されないように
なるべく早いうちに隔離する必要があります。

タイミングとしては産卵直後がベストですが、
かといって一日中水槽の前に張り付いて
産卵を見張っているわけにもいきません。

そこで、水槽に入れておくと
とても便利なのが「水草」です。

メダカには、
水草に卵を産み付ける習性があります。

陰になるところに卵を産んだほうが、
卵が外敵にやられるリスクが低いからです。

そのため、水槽に水草を入れておけば
メダカは高確率でそこに産卵しますから、

飼育者さんが卵を取り出すまでの間は
水草がうまい具合に目隠しとなって、
成魚を卵から守ってくれるのです。

メダカの産卵に適した水草には
次のようなものがあります。

  • ホテイアオイ
  • マツモ
  • アマゾンフロッグピット
  • ウィローモス

中でもメダカ飼育の定番といえば
ホテイアオイでしょう。

根がしっかりとしているので、
成魚も産卵しやすいようです。

こちらの画像のように
キレイなお花を咲かせることもありますよ。

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ただ、水草を入れておけば
100%すべての卵が食べられずに済む、
というわけではありません。

特に、室内用の小さな水槽などでは
どうしても卵の近くを
成魚が泳ぐことになるので、

卵が発見されてしまう可能性も高いです。

できるだけ多くの卵を
孵化させたいという場合には、
やはりこまめな観察が必要となるでしょう。

また、卵を隔離した容器には
特に水草を入れておく必要はありません。

メダカの卵に酸素は必要?

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卵の成長には酸素が必要不可欠ですが、
空気中から水面に溶け込む分の酸素量でも
小さな卵にとっては十分です。

次のようなことに気を付けてあげれば、
エアレーションなしでも問題ないでしょう。

  • 卵の容器には
    浅型で入り口の広いものを選ぶ。
  • 容器に入れる水量は高さ4cm程度まで。

水面の面積が広く水深が浅いほうが、
より多くの酸素を取り込むことができます。

使っていないタッパーや食品の空き容器を
うまく活用している飼育者さんも多いですよ。

また、水道水にも酸素が含まれていますので、
酸素供給という意味でも
水換えはこまめに行うようにしましょう。


メダカの卵は孵化したらどうすればいい?

飼育環境によって多少の差はありますが、
メダカの卵は10日~2週間で孵化します。

ここまでお話してきたことを
しっかり守ってお世話を続けていれば、
初心者さんでもかなりの高確率で
孵化に成功するはずです。

可愛い赤ちゃんメダカが
ちょこまかと泳ぐ姿を目にした時は
とっても感動しますよ!

こちらの動画は、
孵化して間もない赤ちゃんメダカの様子です。

小さいですが、一生懸命泳いでいますね!

さて、孵化した後は赤ちゃんメダカの
お世話をすることになるわけですが、

孵化直後の赤ちゃんメダカは
卵の時と同じように
親とは別にして飼育する必要があります。

というのも、メダカの成魚は
卵だけでなく稚魚も食べてしまうのです。

赤ちゃんメダカはまだ上手に泳げませんから、
逃げようにも逃げられません。

孵化から1ヶ月半ほどすれば
成魚の半分くらいの大きさに成長しますので、
水槽デビューはその頃まで待ちましょう。

稚魚の飼育方法は、
成魚とほぼ変わりません。

水もカルキ抜きをしたものを使用します。

ただし、孵化した直後は
水換えをしないようにしてください。

急な水質の変化が起こると
赤ちゃんメダカがショック死してしまいます。

また、赤ちゃんメダカのお腹には
栄養のたっぷり詰まった袋がついているため、
孵化~3日くらいはエサなしでも平気です。

その後は稚魚用のエサを与えるか、
親と同じものを細かくすり潰して
小さな口に入るくらいの大きさにしてから
与えてあげましょう。

まとめ

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今回の記事では、
初心者さんでも孵化を成功させられる
5つのコツをご紹介してまいりました。

ここまでバッチリ管理することができれば、
初挑戦にして成功させることも
不可能ではない
でしょう。

卵の飼育中にもし困ったことがあったら、
こちらの記事もお役に立てると思います。

⇒メダカの卵が孵化しない3つの理由と対策方法をご紹介!

特に小さなお子様がいるご家庭では
命の大切さを学ぶ良い機会にもなりますので、
ぜひご家族全員で取り組んでみてくださいね!


生態飼い方



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