メダカが孵化するまでの日数は?3つの気をつけるべきこと

メダカが卵を産んでくれると
非常に嬉しいですよね。

無事に卵が孵ってくれるか、
期待と不安が入り交じります。

上手く孵化してくれるように、
手助けしたい気持ちにもなります。

今回は、メダカが孵化するまでの条件や
3つの気をつけるべき事ご紹介します。

メダカの卵が孵化するまでの日数はどれくらい?

メダカの卵が孵化するまでには
およそ10日~2週間ほどかかります。

この期間の水温と、日照時間により
最終的な日数が変ってきます。

メダカの卵は積算温度と言い、
孵化までの水温の積算が
250℃に達すると孵化を開始します。

つまり、25℃の日が10日あると
孵化をする事になります。

ただし、前提条件があり、
毎日の日照時間が13時間あることが必要です。

そのため、この期間の卵の水槽の管理が
非常に重要になってきます。

健康な稚魚が産まれてくるように
うまくサポートしてあげましょう。

メダカが孵化する条件!3つの気をつけるべきこととは?

メダカの卵は、
必ずしも孵化するとは限りません。

環境次第では、死んでしまったり、
孵化まで時間がかかってしまう事もあります。

そこで、メダカの卵が孵化する条件と
3つの気をつけるべきことをご紹介します。

⒈適切な水温を保つ

メダカの卵に一番適した水温は
23~25℃前後と言われています。

水温が20℃より低すぎると、
卵の中で正常に成長できず、
孵化までたどり着けなくなります。

反対に高すぎると、高温で卵が腐ってしまい
中の稚魚が死んでしまうことになります。

積算温度の関係で、
水温を上げれば早く
孵化すると思われがちですが、
かえって孵化の妨げになることもありますので、
最適な水温を保つことが大切です。

春先の水温が低い時期はヒーターを設置し、
真夏の暑い時期は置き場所の変更など
水温が上がりすぎない対策が必要です。

⒉日光の当たる時間を確保する

メダカが無事に孵化するためには、
毎日の日照時間が13時間必要です。

仮に、積算温度が10日で250℃に達しても、
日照時間が足りないと、10日で孵化しません。

日照時間が足りない分、
孵化までの時間が伸びてしまいます。

孵化までの期間が長くなりすぎても
中の稚魚が弱ってしまいます。

曇りや雨で日照時間が確保できない場合は
ライトを照射するなど、人工的に日照時間を
作ってあげることが大切です。

⒊酸素を多く含んだ水の環境を作る

メダカの卵の中にいる稚魚は、
当然呼吸をしています。

酸素が行き届かないと、
呼吸ができずに死んでしまいます。

エアレーションがない水槽や、
水深が深い水槽の場合、
酸素が行き届かない部分ができてしまい、
孵化までに卵が死んでしまう可能性があります。

卵が安全に孵化できるように
エアレーションを設置したり、
水深の浅い水槽で管理し、
酸素を多く含んだ
水の環境を作ってあげましょう。

メダカが孵化するまでの過程をご紹介!

受精から半日ほどすると、
細胞分裂が盛んに行われます。

中は見えづらいですが、
中心部に栄養分が入った袋が見えます。

受精して3日後には、
見た目に変化が現れ始めます。

頭と目になる部分がはっきりし始め、
背中の部分は黒くなっていきます。

受精5日後には、
目となる部分がはっきりと黒くなり、
うっすら血管もみえるようになります。

身体も長くなり、メダカらしくなってきます。

受精1週間後にやっと身体の
ほとんどができあがります。
卵の中でヒレを動かしたり、
泳ぐ練習を始めます。

受精10日後には目の周りが金色になり、
くっきりとしてきます。
卵の中では窮屈になり、
孵化が近づいているのが分ります。

早い個体で受精10日後で、やっと孵化です。
膜が溶け、しっぽから元気に飛び出します。
お腹にはまだ栄養分の入った卵が付いています。

メダカが孵化する直前の様子はわかる?

孵化直前になると、
目の周りが金色になってきます。

栄養分を蓄えた卵黄も大きくなってきます。

卵の中で窮屈そうになってくれば、
孵化は目前と思って大丈夫でしょう。

時折、小刻みに震える様子が見えるでしょう。

メダカの孵化を手助けする方法はある?

メダカの卵がなかなか孵化しない時、
少しでも手助けできればと
思う人も多いと思います。

そこで、卵がなかなか孵化しない時、
我々が、手助けできることをご紹介します。

⒈メダカの孵化を早める

メダカの孵化が遅くなると、
中の稚魚が徐々に衰弱してしまいます。

そのため、最長でも
2週間で孵化するのが望ましいです。

メダカの孵化を早めるためには、
適正な水温と日照時間を保つことです。

水温を25℃、日照時間を13時間と言う条件を
人工的に作ってあげられれば、
最短の10日で孵化させることができます。

適切な環境を作ってあげ、
メダカの孵化を早めてあげましょう。

⒉メダカの孵化が遅い場合にできること

メダカの孵化が遅い場合、
まずは飼育環境の確認をしましょう。

水温や日照時間がズレていれば、
適正値に直してあげましょう。

酸素が行き渡ってない可能性もありますので
エアレーションの設置も効果的です。

メダカが健康に孵化するためには
何よりも飼育環境が大切です。

一つ一つ確認して
メダカの孵化を手助けしてあげましょう。

メダカの卵の孵化率はどれくらい?

メダカの孵化率は~7割と言われています。

孵化できない要因は、
無精卵であったり、
他の生き物に食べられてしまったり、
上手く成長できなかったり様々です。

飼育下では、人工的にその要因を
少しずつ減らすことができます。

せっかく産まれた卵なので、
少しでも孵化率を上げてあげたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

メダカの卵は、
ちょっとしたことを気をつけるだけで
孵化率を上げることができます。

孵化する瞬間に立ち会うことができれば
感動すること間違い無しです!

無事に孵化までさせることができれば、
オリジナル品種の繁殖など
新たなチャレンジなども期待できますよ。

⇒メダカを繁殖させるための3つのコツ!失敗しない方法とは?

⇒メダカの産卵の回数は?増やすための3つの条件とは?

メダカの繁殖については、
こちらの2つの記事に詳しく解説しています。

ぜひ併せて読んでみて下さい!


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