新たなペットを迎え入れる際には
何かとお金がかかるもの。
必要な飼育用品をあれこれ揃えているうちに
予算をすっかりオーバーしていた、
なんてことも珍しくありません。
メダカ飼育の場合は
犬や猫などの動物に比べて
初期費用はかかりませんが、
それでも「できるだけ安く済ませたい!」
というのが本音ではないでしょうか。
そんな時は、今や全国どこにでもある
「100均」を活用するのも一つの手。
100均のペットコーナーには、
メダカ飼育に欠かせないアイテムが
豊富に揃っているんですよ。
そこで今回は、
メダカを迎える際に揃えておきたい飼育用品と
100均でも購入可能なアイテムを
一挙にご紹介したいと思います!
メダカの飼育に必要なものを一覧でご紹介!
それでは早速、
メダカを飼育する際には
どんなものが必要になるのかを
一つづつ見ていきましょう。
選び方のポイントなども
ご紹介していますので、
初めてメダカをお迎えする方は
ぜひ参考にしてみてくださいね!
⒈水槽
メダカは水中で暮らす生き物ですから、
飼育するには水槽がないと始まりません。
一口に水槽と言っても、
大きさや価格、種類は千差万別。
最近はボトルアクアリウムの流行により
メイソンジャーなどのお洒落な容器で
メダカ飼育を楽しむ人も増えています。
こんなふうに、
まるでインテリアを楽しむかのように
飼育ができるのもメダカの魅力ですよね!
なお、こちらの記事では
水槽をよりお洒落に見せてくれる
レイアウトのポイントを紹介しています。
また、屋外飼育では
発泡スチロール製の水槽も人気。
趣のある睡蓮鉢タイプも、
発泡スチロール製なら
お手頃価格で購入できますよ。
出典:https://www.shopping-charm.jp/
これだけ大きくても約1kgと軽量なので、
女性の方でも扱いやすいですね。
⒉濾過器
メダカは見た目以上に丈夫な魚で、
水質の悪化にも強いと言われています。
とはいえ、
メダカの健康や寿命を考えるなら、
やはり水槽の水は常にキレイな状態を
保っておきたいところ。
そこで必要になるのが
濾過器(フィルター)ですが、
濾過器もまた様々な種類があるので
初心者さんはどれを選ぶべきか
迷ってしまいますよね。
以下に5種類の濾過器の特徴を
それぞれ簡単にまとめてみました。
底面式 フィルター |
濾過能力は抜群だが、 メンテナンスに手間がかかる。 |
上部式 フィルター |
濾過能力が高く扱いやすい。 大きめの水槽向き。 |
外部式 フィルター |
外付けなので水槽周りがスッキリ。 他のタイプに比べて値段が高い。 |
外掛け フィルター |
濾過能力は低めだが 小型水槽なら十分に対応可能。 |
投げ込み式 フィルター |
水槽の形状を問わずに使える。 安価で扱いやすいが濾過能力は低い。 |
初めてのメダカ飼育なら、
まずは投げ込み式フィルターから
試してみると良いでしょう。
出典:https://www.shopping-charm.jp/
その見た目から「ブクブク」なんて
呼んでいる人も多いですね(笑)。
他の濾過機に比べて
取り付けもお手入れも簡単なので、
初心者さんには扱いやすいと思います!
⒊照明
メダカの健康には
太陽光(自然光)が欠かせません。
また、光を当てることには
こんなメリットもあります。
- 水槽全体の見栄えが良くなる
- 光合成によって水草の生長を促す
- メダカが産卵しやすくなる
(メダカの産卵は光に依存する)
水槽の置き場所の関係で
日当たりがよくないという場合には、
照明器具を利用すると良いでしょう。
照明の種類と特徴についても
簡単にまとめておきますね。
蛍光灯 | もっとも一般的な照明。 価格が安価で手に入りやすい。 |
LED | 消費電力や寿命が蛍光灯よりも優れているが、 購入時の価格は高め。 |
スポット ライト |
夜間の鑑賞向け。 寝ている魚を驚かせずに観察ができる。 |
メタル ハライド ランプ |
非常に強い光を放ち水槽を美しく演出する。 水槽用としては高価すぎるかも。 |
なお、照明は1日8時間以内を目処に
時間を調整しましょう。
長時間にわたって光を当て続けると、
コケや藻が発生しやすくなります。
留守がちな方やうっかりさんは、
水槽用のタイマーもあると良いですね!
また、屋外飼育の場合は
ライトを設置する必要はありません。
屋内外での飼育方法の違いは、
こちらの記事も参考にしてみてください。
⒋ヒーター
メダカの水槽には必ずしも
ヒータが必要というわけではありません。
メダカはもともと日本に生息する魚なので、
寒くなれば水底でじっとして越冬します。
ただし、次のような場合は
ヒーターを用意しておくと良いでしょう。
- 一年中元気に泳ぐ姿が見たい
- 繁殖を考えている
ヒーターで水温を25℃前後に調整してやれば、
冬でも活発に動く姿を見ることができます。
また、水温が低く日照時間が短い時期には
メダカは繁殖活動を行いません。
産卵を始めるのは水温が20℃以上、
日照時間が12~13時間になる頃。
繁殖を考えている場合は、
ヒーターやライトを使って
産卵に適した環境を作ってあげると
一年を通して産卵を行うようになります。
⒌底砂
水槽に底砂を敷くことには、
次のようなメリットがあります。
- 水草を植えられる
- バクテリアによる
生物濾過が期待できる - 光の反射による
メダカのストレスを緩和する
底砂にもいくつか種類がありますので、
それぞれ特徴をご紹介しておきましょう。
赤玉土 | 園芸コーナーなどで安価で入手可能。 水質を浄化する効果が期待できる。 |
ソイル | 土を固めて小さな粒にしたもの。 ミネラル分による自然ろ過効果が期待できる。 |
大磯砂 | メダカ水槽の定番。 色・形のバリエーションが豊富。 |
川砂 | 川に累積した砂を加工したもの。 水草を植えるのに最適。 |
底砂はいくつかの種類を
組み合わせて敷いてもOK。
アイディア次第で
様々なレイアウトを楽しめます!
⒍水草
水槽内に水草を植えると、
見栄えが良くなるほかに
こんなメリットがあります。
- 水をきれいにしてくれる
- 酸素を供給してくれる
- メダカの隠れ場所になる
- メダカが卵を産みやすくなる
水草はメダカの糞を養分として吸収し、
水を浄化してくれます。
また、いじめられたメダカの避難場所や
繁殖期には産卵場所としても大活躍。
まさにメダカ水槽の必需品です!
メダカと相性の良い水草には
次のようなものがあります。
- ホテイソウ
- マツモ
- アナカリス
- ウィローモス など
いずれの水草も比較的扱いやすく、
初心者さんにも人気です。
水草選びの際は、
こちらの記事も参考にしてみてください。
⒎餌
野生のメダカは雑食性で、
水中にいるプランクトンや
ボウフラなどの小さな昆虫などを
食べて生きています。
屋外で飼育する場合には
野生と同じような餌を与えることも
ある程度可能ですが、
プランクトンが自然発生しにくい
屋内飼育の場合は
市販の乾燥餌がメインの餌となるでしょう。
ホームセンターなどに行くと、
色々な種類が販売されています。
出典:http://tokuze.livedoor.biz/
メダカ専用のものに限らず、
金魚や熱帯魚用の餌でも
特に問題なく与えられますが、
メダカの口は金魚などに比べて小さいため
口の大きさに合わせてすり潰すなどの
工夫が必要となります。
特に孵化して間もない稚魚の時期は、
粒が大きすぎるとうまく食べられず
餓死してしまうこともあるので
注意が必要です。
稚魚の餌やりについては
こちらの記事を参考にしてみてください。
⒏網
メダカ飼育の初心者さんが
うっかり買い忘れがちなのが、
メダカを掬うための「網」。
網が必要になるのは、次のような場面です。
- 死骸を取り除く時
- 病気のメダカを隔離する時
- メダカのお腹に卵がある時
- 水槽内のゴミ取り
感染の恐れがある病気が見つかった時など
急を要する時に網がないと
大変なことになるので、
必ず最初に購入しておきましょう。
出典:http://www.sudo.jp/petproducts/index.html
こちらのような浅型の網は
小さな個体も掬いやすく、
扱いに慣れていない
初心者さんにもおすすめです。
⒐カルキ抜き
メダカに限らず、
観賞魚を飼育するための水は
「カルキ抜き」が必須!
これは皆さんもよくご存知ですよね。
水道水のカルキは
汲み置きで2~3日放置することでも
抜くことができますが、
「ちょっと面倒・・・」という方は
市販の「中和剤」を使うと良いでしょう。
使用する中和剤の種類にもよりますが、
およそ5分もあればカルキ抜きが終了します。
出典:http://www.kotobuki-kogei.co.jp/
コトブキ工芸の「すごいんです」シリーズは、
ベテラン飼育者さんにも人気の一本です。
10.水槽を掃除するもの
水をきれいに保つためには、
定期的な水換えはもちろん
水槽の掃除も欠かせません。
次のような掃除アイテムを
メダカを迎える前に
準備しておきましょう。
- 底砂の掃除用ポンプ
- スポイト
- メラミンスポンジ など
特に底砂は餌の食べカスや糞などの
小さなゴミが溜まりやすい部分。
水換えと同時に
掃除用のポンプを使って
きれいにしてあげてくださいね。
こちらの水作「プロホース エクストラ」は
ベテラン飼育者さんも愛用する一品です。
⇒メダカの水槽の掃除の方法!初心者でも簡単にできる方法とは?
水槽掃除のやり方や便利アイテムは
こちらの記事でもご紹介しています。
メダカの飼育用品!100均でも買えるものはどれ?
ここまで、メダカ飼育に必要なものを
一覧形式でご紹介してまいりましたが、
いかがでしたでしょうか?
飼育環境によっても異なりますが、
意外とたくさんのものを
揃える必要がありそうですよね。
そこで気になるのは、
やはり費用面でしょう。
ざっと計算してみたら
予算を超えてしまっていた・・・
なんて方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご安心ください!
ご紹介した飼育用品のうち、
以下のものは100均でも販売されています。
- 水槽(プラスチック製)
- 濾過機(投げ込み式)
- 水草(フェイク)
- 底砂(内容量は少なめ)
- 餌
- カルキ抜き
- 掃除アイテム
まず、メダカ飼育に必要不可欠な水槽ですが、
最近ではこんな可愛らしい鉢が
販売されているようです。
水槽内を彩る底砂や、
フェイクですが水草も販売されています。
驚くべきは濾過機でしょう!
ただ、100円商品ではないようですね(笑)
それでもホームセンターなどで
購入するよりは安く済みます。
さらに餌やカルキ抜き、
掃除に便利なスポイトや
メラミンスポンジなども
100均で揃えることが可能です。
費用をなるべく抑えたい節約派さんは、
うまく利用してみてくださいね!
まとめ
今回の記事では、
ご家庭にメダカを迎えるにあたって
揃えておくべき飼育用品を
ご紹介してまいりました。
メダカ飼育には意外と多くのものが
必要になるということが
おわかりいただけたのではないでしょうか。
一度に色々揃えるのは
少々面倒かもしれませんが、
いざメダカを迎えてから
「あれがない!」などと慌てるよりは
先に揃えておいたほうが絶対に良いですよ!
費用面が気になる方は、
100均アイテムをうまく活用するほか、
初心者向けの飼育セットを購入するのも
ひとつの手でしょう。
こちらの記事にて
おすすめをご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。